いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

batak 急襲!

2008-10-19 21:49:45 | スーツ
バタクハウスカットの総本山
ビスポークテーラーの
batakを先週、急襲してきました!
N寺さん 危機一髪!

実は先週、代官山でパーティがあったこともあり
以前より行ってみたいと思っていた
batakに無謀にも
アポなし攻撃をしかけてきました。

お店は代官山から歩いて5分
代官山アドレス近くにある路面店です。

お店の外観は冒頭の写真の通りです。
お店のディスプレイは
丸の内店と共通の雰囲気です。

しかし、ビスポークテーラー
なかなか敷居は高そうです・・・

そして店内に他のお客様が
いないことを確認して
突入しました・・・

N寺さんが一瞬誰だろうと言う顔をされていましたが
私が先日採寸していったダブルブレストのスーツを
着ていったので、すぐに思い出されたようです。

N寺氏は少し離れて見て
頷きながら
肩とかを確認されていました。

例の着丈の話はこの長さで問題ないとのこと
気になるようであれば後1cm短くても
大丈夫ですね。
というようなアドバイスを頂きました。

なるほど・・・
と思っていたらフィッテングルームから
お客様が!!
大変失礼しました。
ご予約のお客様が来店中でした。

その後はセールスマネージャーの
H川氏に対応していただきました。

今回のスリーエステイトの
モデルとなったスキャバルのオリジナルの生地も
見せていただきました。

う~ん、瓜二つです。
スキャバルの生地は後一着分で終わりのようです。

H川氏の了解をいただき、来店中のお客様の邪魔にならないように
店内を撮影させていただきました。

まずはこのバンチの数!
さすがテーラーです。
しかしこれで全てではないようです。



店内にはビンテージっぽい生地も見受けられます。

そしてこだわりを一番感じさせるこの書棚!
いかにもサビルロウの老舗のテーラーのような書棚です。
(サビルロウには行ったことはありませんが・・・ 汗)



う~ん、N寺氏恐るべし・・・

店内の雰囲気は落ち着いて話が出来る
プライベートな雰囲気です。
下の写真の手前にある
ボウタイのスーツのディスプレイ
気になります。
今後の着こなしの参考にしようと思います。



そして「これぞビスポーク!」と思わせる
このスーツ、ウエストのシェープも
只者ではありません。



今、年間に作っているスーツの数を考えれば
それを半分にすれば1~2着作れるかなと
良からぬ事を妄想しながら
N寺氏に挨拶をして、お店を後にしました。

いやーいつかはやっぱりビスポークですね。

そして何とわざわざ、翌日N寺氏ご本人から
昨日の対応が出来なかったことのお詫びの電話をいただき
大変恐縮してしまいました。

今度はちゃんと予約をして伺います。

尚、batakの新しいwebマガジンに
勝手ながらリンクを貼らせていただきました。
服好きなら興味満載の内容になっています。

batak名前の由来も
紹介されていますよ。

ヘリテージ オブ イタリアンパーティ

2008-10-19 01:41:15 | その他
フランコプリンツィバリのスミズーラ会の後
ヘリテージ オブ イタリアンパーティが
メンズ館8階の「リジーク」で行われました。

例年はクラシコイタリアの顧客を中心に
パーティを開催していましたが
今回は「イタリアンインディペンデント」や
「マリーナ・ヨッティング」の顧客も
対象のようです。

従来は招待状がありましたが
今回は販売担当のスタッフの口コミによる
招待のようでした。

又、メンズEXの読者も15名程度
募集していましたので
参加されていたと思います。

さてパーティですが
開催の挨拶も特になく
流れ集合的な感じで
販売担当スタッフに引率された
顧客が次々とリジークに集まってきました。
人数は顧客とスタッフで70~80名位
結構会場は混み合っています。

会場は立食形式で、イタリアンを中心とした
食事やお酒が振舞われています。

会場を見渡すと、業界関係の方もお見えになってるようです。

そして、早速イタリアンな方々へ突入です。
まずは冒頭の写真のロベルタ・ラッタンツィさんが
すぐ近くにいらしゃいましたのでアタック開始です。



ロベルタさんは
ビスポークシューズで世界的に有名な
シルバノ・ラッタンツィさんの娘さんです。
現在はラッタンツィの靴のデザインを担当されています。
お会いするのはこれが2度目です。
相変わらずお綺麗ですね。

彼女は英語が出来るので、イタリア語に比べれば
コミュニケーションが取りやすいです。
そしてとても話しやすいタイプの方ですね。
片言のイタリア語で話すと嬉しそうに
早口でいっぱい話しかけてくれるのですが・・・

そしてセッティピエゲのネクタイで有名な
マウリツィオ・マリネッラさんです。
相変わらず社交的な方で
「オー!!」
といつも会っているかのように
肩を組んで応えてくれます。



そしてマリネッラやイザイアの輸入代理店SDIの
F枝代表取締役もお見えでしたので
名刺交換させていただきました。
(私)
「私の持っているセッティピエゲのタイは36オンスなので
 もっとヘビーオンスのものがいいですよね。」
という話をしましたが
36オンスのプリントタイが
今後中心のようです。
う~ん、ヘビーオンスのセッティピエゲを
オーダーしようかな・・・

そして最後に巨匠、ファビオ・ボレリさんです。



ご存知ルイジ・ボレリの2代目社長です。
現在は創業当初のシャツだけでなく
トータルメンズファッションブランドとして大躍進中で
ミッドタウンにも旗艦店を出店しています。

ファビオさんもお会いするのは2度目ですが
相変わらずシャイな方です。
そして体はいかにも鍛えてるというオーラが
出ています。

ボレリのシャツのフィッティングや
タイの話を色々させていただきました。

話の内容ですが
(私)
「ルチーアノのシャツが欲しいのですが
 どうも第1ボタンや第2ボタン辺りのフィティングが
 合わない」

これはサイズ展開が2種類あるようです。
今度再度フィッティングしてみようと思います。

そして
(私)
「タイは非常に素晴らしいですね。
 特にクワトロピエゲが好きで
 私も何本か持っています。
 セッティピエゲはやらないのですか?」

これはすでに伊勢丹でも一部展開中とのことです。
失礼しました。
但し、やはり中心はスタンダードなタイプでいくとのこと。
売れ筋もスタンダードタイプなんでしょうね。

そしていつもお世話になっている
プリンツィバリのY田部さんや
靴売り場のH井さん、靴のバイヤーのN村さん
インターナショナルコーナーのI波さんや
スミズーラ担当のT島もいらしゃいました。

そしてあっという間に時間がたち
始まった時同様、流れ解散的にお開きになりました。
前回は色々挨拶とかありましたが
どうもイタリアの職人かたぎの方々には
不評のようで今回は挨拶は一切なしになったようです。

帰りのエレベータでボレリさんと一緒になり
私が手に持っていたボルサリーノを見ていたので
「ボルサリーノ!」と言うと
頷きながらファンタスティック!!
とおっしゃていました。

何か嬉しいですね。

そして最後にアリヴェデールラと挨拶させていただいて
メンズ館を後にしました。

このイベント、毎回参加させて頂いていますが
今回もとても楽しかったです。

伊勢丹関係者の方々ありがとうございました。