いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリのスミズーラ会 2

2008-10-18 02:04:11 | スーツ
さて 採寸も終わり
雑談タイムです。

実は今回、前回ネクタイをいただいたお礼に
お土産を持っていきました。

色々悩んだのですが
最終的には大峡製鞄の革の靴べらに
しました。

色は表が赤で裏が黒です。
赤いステッチがとても洒落ています。

大峡製鞄の靴べらを選んだ理由は
フランコさんが大峡製鞄の
オーバーナイトケースを使用しているというのを
雑誌の記事で読んでいたので
大峡製にしました。
裏に銀文字で大峡製鞄と入っています。

これをお渡ししたところ
とても喜んでくれました。
よかったです。

そしてもうひとつ
お願いしたいことが・・・

実はフランコプリンツィバリさんと
私を結ぶ付けてくれた方
今は故人となってしまった
落合正勝さんの本にサインを
どうしてももらいたかったのです。

初めてフランコさんとお会いしたときに
落合さんの本の話をしました。

個人的にも落合さんと親しかった
フランコさんは色々楽しそうに当時、思い出を
話してくれました。



曰く、落合さんは
とても頭脳明晰で素晴らしい方、
そして、フランコさんのスーツが
どうしてそんなに着心地がいいのか
食事中も食事が出来ない位
質問攻めにしたそうです。

フランコさんは
そんな話を嬉しそうにしてくれました。

その落合さんの本です。

「この本があったのでフランコさんと
 出会うことが出来ました。
 是非この本にサインをお願いします。」
とお話し
快くサインしていただきました。

サインはイタリア語で
「尊敬する人」という言葉と共に
 フランコプリンツィバリと
書かれています。

嬉しかったです。

フランコさんも感極まって
泣きそうになってしまいました・・・



今回はとてもいい思い出になりました。
又、秋にも再開することを約束して
オーダー会場を後にしました。

フランコプリンツィバリのスミズーラ会

2008-10-18 01:22:34 | スーツ
先週の日曜日、伊勢丹バンケットルームで
行われた、フランコプリンツィバリの
スミズーラ会に会社の後輩と一緒に参加
してきました。

今回のスミズーラ会で
4回目の参加になります。
今回はかなり混んでますねー。

そして、フランコさん
元気そうです、そしてちょっと太りましたね・・・
やはりイタリアは食事がおいしいですから。

半年振りの再会です。
「又、お会いできて嬉しいです」とつたない
イタリア語で挨拶すると
「おー!!元気か!?」みたいな
いつもの親しいノリになりました。
これがフランコさんのいいところですね。
本当に愛すべきテーラーです。

そして通訳の方はいつもの関西弁の
女性のイタリアの方。
この方もなかなか面白い方です。

通訳の方を通して
前回お会いしたときより
体重が13kg ウエストが7cm位細くなりました。
と伝えたら
日本語で「どうしたのー!?」って聞かれました(笑)

ダイエットで痩せたことを伝えると
「おー素晴らしい!私も痩せなければ・・・」と
おどけた様子のフランコさんです。

さていよいよ採寸の開始です。

以前のデータが使えないので
1からやり直そうということになりました。

胸囲や肩幅などいろいろな場所を
計っていきます。




参考の為に以前スミズーラ会で
作ったスーツも
フランコさんがチェックされていました。



さて採寸も終わり、最後にパンツを合わせて
無事終了です。

今回、生地はカノニコの生地で
チョークストライプです。
デザインはダブルブレスト。



慎重を期し、袖はアンフィニッシュにして
再度スーツが出来上がった後に
合わせることになりました。

それにしても
フランコさんが来日したときは
フランコさんスペシャルの専用パターンを作成しますので
かなり調整の範囲が大きいです。

フランコさんが来日時、いつも同行されている
三陽スミズーラ担当のK藤さんも
思わず真剣な表情です。

でも、これは本当にスミズーラと言う感じでいいですね。

そしてまだまだ話は尽きません・・・・