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いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ジョンロブのウィリアム

2008-12-24 06:01:20 | 
ジョンロブのウィリアムです。
今年の5月にパターンオーダーして
11月に検品でNGになった靴です。

年内の納品はないだろうと
諦めていましたが
先日ジョンロブ丸の内店から入荷の連絡があり
その日のうちに取りにいきました。
検品NGの連絡から1ヶ月ですので
思ったより早く納品されました。



ジョンロブの検品はかなり厳しいらしく
伊勢丹でも同時期に行ったオーダー会の靴の内
3足がNGになったようです。
伊勢丹での納期は来年の1月末のようです。

今回、思ったより早く納品されたのはもしかして
先日偶然ジョンロブのM田社長にお会いした時
靴が納品されない窮状を訴えたのが
功を奏したのでしょうか。
とりあえず、めでたし、めでたしです。

さて早速そのウィリアムですが
一番不安だったフィッティングですが
正にピッタリでした。
本当に良かったです。

今年1月にオーダーしたエドワードグリーンが
出来上がったらゆるかったので
ロブもウィズを
2EからシングルEに急遽変更してもらいました。
この選択は大正解でした。

さて肝心の靴ですが
革のきめ細かさがやはり素晴らしいです。
思わず食べたく!?なります。
作りもとても素晴らしく
ステッチなどもとても丁寧です。

ちなみに被せの部分はこんな構造です。



なかなか雑誌では紹介されないショットです。

そして革質がいいからか
爪先も直ぐに鏡面仕上げ出来ます。



但し、ひとつだけ残念なのは
今回オーダーしたカラーは
パリジャンブラウンですが
しかし、実際に納品された靴は
これって本当にパリジャンブラウン!?
というほど色が濃いです。

独特のムラ感もあまりわかりません。
まあ革物ですからしょうがないと言えば
それまでですが・・・

今回も、はからずもオーダーの難しさを
実感した次第です。
・かなり長い納期
・フィッテングの不安
・革の色合いの問題

うーん、今後はやはり現物が確認出来る
既成靴がいいかもしれません。

そういえば
今日はクリスマスイブですね。

今年は大変な年になりましたが
みなさんにも幸がありますように
メリークリスマス!

エドワードグリーンのトップドロワー

2008-11-27 00:59:45 | 
エドワードグリーンの
オールドサウスウォールドのトップドロワーです。
とってもかっこいいですね。
実はこれはカタログの写真です。



su-jinさんの
サポートもありイギリス本国のエドワードグリーンから
無事、カタログを取り寄せました。

カタログは通常のモデルとトップドロワー専用の
カタログに分かれています。

通常のモデルのカタログは
既に持っている折りたたみ式のカタログの
豪華版という感じです。

メーキングのページが
結構そそられますね。



そしてトップドロワーのカタログ。
実は冒頭の写真は
トップドロワーのページの一部です。

かっこいいですね、トップドロワー。
カタログを眺めているだけで
楽しいです。
特にこのモデルのアイレット近くの
ブローグが気になります。

是非こういう仕様でオーダーしてみたいものです。

カタログは約1週間で届いたので
既製品なら同じくらいの納期で届くのかも
しれません。

トップドロワーだと基本的にパターンオーダーになるので
納期は約20週間とのことです。

しかしトップドロワー
円高な今、とってもお買い得です。

真剣に悩む今日この頃です。

勝手にコラボ企画 ユニオンワークス リアルデザイン

2008-09-20 22:31:16 | 
勝手にコラボしています。
エイ出版から出ているリアルデザインという本です。

今回エドワードグリーンのチェルシーを
何と!!分解しています。

凄い企画です。
靴好きが聞いたら卒倒します。
ここで技術協力しているのは
ユニオンワークスさんです。

ユニオンワークスさんといえば
もちろん中川さんです。
色々貴重な興味深いコメントもされています。

しかし、これを見ると
エドワードグリーンて
本当に手間隙かかっているんですね。
しかも職人技の凄さが随所に見られます。
正に「英国靴は裏切らない(中川さん語録)」です。

最後にはエドワードグリーンって実は
安いのでは?と思えてきました。



伊勢丹のバイヤーさんとこの本のことで
話をしたところ、リアルデザインは
取材が非常にしっかりしており
安心して本を見ることが出来ると言っていました。

なるほど、構成も非常にしっかりしていて
靴好きを納得させる内容となっています。
特にエドワードグリーンが好きな方は
この本は必須ですよ。間違いありません。

ちなみに鞄好きな方もどうぞ。
大峡製鞄も載ってます。



ユニオンワークスのサイズアジャスト2

2008-08-15 06:29:02 | 

ユニオンワークスのサイズアジャスト第2弾です。
第1弾でご報告していた
グレンソンのケンブリッジがサイズ調整から
返ってきました。

羽も若干ですが開いた状態で
フィッティング出来る様に
なりました。

修正前は極端に言えば
靴の中で足が動いていましたが
今はもう大丈夫です。

やはり履き心地は多少
違和感がありますが
徐々に馴染んでいくと思います。

オーバーサイズや
ソールの沈み込みによって
サイズ感が変わって
お悩みの方には
非常にお勧めですよ。

ユニオンワークスのサイズアジャスト

2008-07-31 22:48:23 | 

本日、ユニオンワークスさんへ
エドワードグリーンのグラッドストーンを取りに行きました。

パターンオーダーで作った靴なのですが
ゲージにした靴ではピッタリだったのに
出来上がってみたらやや大きかった
例のエドワードグリーンです。

タンパッドと言う手もあるらしいのですが
全体に緩い事もあり、インソールでの
サイズ調整をした方がいいとの
H口さんのお勧めにより
サイズ調整に出していました。

ユニオンワークスさんでは
インソールをちゃんと剥がして
シートを敷いてくれるので
見た目にはまったくわかりません。



さて履き心地ですが
やはりやや違和感が残るものの
最初の状態に比べれば
大変改善しています。
このインソールに敷いたシートも
靴を履きこんでいくうちに
足の形に合ってくると思われるので
しばらく様子をみてみようと思います。

ただ羽が閉じなくなっただけでも
随分フィット感が違いますね。

ところで、本日もう1足
グレンソンのケンブリッジというモデルを
サイズ調整に出しました。

実はこの靴は記念すべき靴なんです。
そう初めての本格靴として買った
最初の1足なんです。
伊勢丹新宿店で購入しましたが
当時はこんな高い靴、本当に買っていいのだろうか!?と
とても悩んだ挙句、購入したのを覚えています。
それが今では・・・

というわけで
フィッティングもわからないまま購入したので
今購入してる6サイズではなく7のサイズなんです。
その上ソールも沈んでかなりサイズが
大きくなってしまったので
調整に出してみることにしました。

さて下の写真は左がグレンソン
右が古いエドワードグリーンですが
やはりグレンソンはエドワードグリーンを
強く意識してるのを感じさせるショットです。
面白いですね。



エドワードグリーンのカーネギー

2008-07-25 23:08:33 | 

エドワードグリーンのカーネギーです。

色はバートパイン、ラストはスクエアトゥの888
サイズは6のEウィズです。
昨日ストラスブルゴで購入しました。

実はストラスブルゴから何と40%OFF
のはがきをもらい、早速、突入致しました。

店内には202ラストのチェルシーチェスナットや
カンタベリー、バークレー、ラドブローグ、オリーブ
サイドエラスティックモデルやモンク系
スエードのカジュアル系と
約50足位がセールにかかっていました。

まさに靴好きには天国ですね。
2足買いも考えましたが、今年はすでに
グリーン2足、ロブ2足、トリッカーズ、
グレンソンをそれぞれ1足ずつ購入しているので
ぐっとこらえました。
(買いすぎです・・・汗)

まずは今回購入のカーネギーを見てみましょう。



デザインはちょっと変わったデザインのプレーントゥです。
内羽の切り替えしがドレッシーな感じです。
色はバートパインというちょっと変わった色で
仕上げはアンティーク仕上げです。

サイドの切り返しはスワンネックです。



ここらへんはチェルシーと同じ意匠ですね。
この独特の色合いと
エレガントなデザインが気に入って
このモデルにしました。

この色目だと夏にはいいですね。
ライトグレー系のスーツやライトブラウン系のスーツに
合いそうです。

又、カジュアルで履いても面白いかもしれません。

ところで、今回のセールはホームページにも載っていないので
ひょっとしてブログに載せちゃいけなかったのかもしれません。

ちなみにセールは24日(木)~27日(日)までで
私の友人数名にも教えましたが
何名かはチェルシーを
購入したとのメールがありました。

サイズに限りがあるでしょうから
気になる方はお早めに。



エドワードグリーンのグラッドストーン

2008-06-08 08:08:21 | 

エドワードグリーンのグラッドストーンです。
今年の1月、ストラスブルゴでパターンオーダーした靴です。
先週入荷したのですが、思ったより早く出来上がりました。

サイズは5ハーフ、ラストは勿論202です。
ウィズは色々フィティングした結果
Fウィズにしました。

さっそくストラスブルゴで試着です。



かっこいいー!

というのは最初の印象ですが
ムムッ! 待てよ・・・
思ったよりフィッティングが緩かったのです。

うーん、フィッティング用の靴として同サイズのカンタベリーで
行ったのですが・・・

気を取り直して、紐をかなりきつめに結び直せば
問題がないことが分かりました。
しかし羽の角度がだいぶ閉じてしまいます。

この靴はグッドイヤーですのでインソールの
下にひいてあるコルクが足に馴染んでくると
ソールが多少なりとも沈むので
そうすると羽は完全に閉じてしまいそうです。

まあそうなったら、ユニオンワークスに相談すれば
中敷等、最適な解決策があると思います。

フィッティングをもう少し、冷静に分析してみると
まず、土踏まずを指圧される感じはバッチリです。
うーん、気持ちいいです。
そして踵ですが、レングスはベストサイズと思われますが
ソールがまだ硬いため、踵に靴か噛み付いてくる感じは
まだまだです。
これは経験上、ある程度履いて、ソールが馴染んでくると
そうなります。

さてデザインですが
いわいる内羽のストレートチップです。
爪先のグランデーションしている
アンティーク仕上げが美しいです。



この靴の特徴的なデザインは
サイドの切り返しが、ずーっと直線的に入っていることです。
チェルシーも良いですが、この靴はよりドレッシーな感じがしますね。



早く履き慣らして、自分の1足にしたいと思います。

まずは爪先と踵の鏡面仕上げから




今回はオーダーの難しさを実感しました。
やはり手作りの靴ですから、個体差もあるのかもしれません。

心配になり、先日オーダーしたジョンロブの再フィッティングを
したのは言うまでもありません。
(ウィズを2EからEに変更しました)

それにしてもストラスブルゴ
エドワードグリーンの代理店だけあって、相変わらず
脅威の品揃えでした。
次回はやはりレディメイドにするかな・・・
(ってまだ買うのかい!)



ジョンロブのオーダー会

2008-05-27 22:58:48 | 

ジョンロブから招待状をいただきました。



ジョンロブといえばエドワードグリーンと並んで
イギリス靴の究極の靴だと思います。
現在はエルメスグループですが
ビスポークはパリで、レディメイドはイギリスのノーザンプトンで
作られています。

そして先週、遂に憧れのジョンロブのオーダー会に
参加してきました。場所は丸の内店です。



通常のパターンオーダーですと
レディメイド価格の30%がアップチャージとなりますが
このオーダー会の時だけはアップチャージが無料となります。
これは大きいです。

そして何より魅力なのはぴったりサイズで
好きな素材、色でオーダー出来るのが
一番の楽しみです。

フィッティングではこんな靴や



こんな靴を履いて、自分にぴったりのサイズを探していきます。



店内はとても落ち着いた雰囲気で
リラックスしながらゆっくり靴が選べます。



そして最終的に選んだモデルはウィンザー公で有名な
ウィリアムです。デザインはダブルモンクになります。

でれくさんのでれくの日記に非常に綺麗なウィリアムが紹介されていますのでご参照下さい。

そして私が選んだ素材はもちろんミュージアムカーフ。
色は私がもっともジョンロブらしいと思っている
パリジャンブラウンにしました。
色と素材の見本は下の写真の一番左の靴と同じです。



ストラップの金具の色は控えめにシルバーにしました。
ちなみラストは8695 サイズは2Eの5ハーフです。

出来上がりは6ヵ月後の11月。
あー待ち遠しいです。

鏡面仕上げ

2008-05-10 08:26:44 | 
靴のトゥの鏡面仕上げ、皆さんやられているでしょうか?

私は靴を新しく買ったらトゥと踵部分は必ずやっています
というか、やってしまいます
という表現の方が正しいですね。

但しこれが意外に難関です。
直ぐにワックスが乗るものもあれば
中々乗らないものもあります。

そしてトゥのデザインにもよります。
黒のストレートチップなんて
一番やりやすいです。

これがブローグが入っていたりすると
やっかいです。
靴によっては少量の水を付けた時に
ブローグから水を吸ったりします。
このトリッカーズなんかは結構時間がかかりました。


まあでも靴を磨くのと、これをやっている時が
ある意味一番楽しいときなんですよね。
本当に
無心になれます。








ユニオンワークスの中川氏

2008-04-24 17:45:46 | 
先日、ユニオンワークさんでトリッカーズを購入した話を
書きましたが、実はそのとき初めて偶然に
代表の中川さんにお会いしました。

丁度私がユニオンワークスさんのあるマンションに
入ろうとしたところ、バンがとまっていて
荷物を運びいれようとしていた時でした。

いつも雑誌で拝見しているので
直ぐに中川さんとわかりました。

中川さんから
「ユニオンワークスですか?」と声をかけて
いただけたました。

私    「中川さんですよね。らみいです。」
中川さん 「あー! らみいさん。うちの者に話を聞いて
      ブログ拝見しましたよ!」
私    「本当ですか!?光栄です」

みたいな感じで
初めてお会いしたとは思えない感じで
お話が出来ました。

いやー!スーツ(フランコプリンツィバリ3P)
が決まってますね(よいしょかな)とか
この靴(EG カドガン)は・・きれいですね・・
ご自分で色を変えてるんですか・・
この鞄万双ですか?

とか
くすぐられるような質問満載でした。

中川さんはクルマを停車中でしたので
お時間を気にされていてましたが
短い時間でしたが
とてもお気遣いただき、紳士な方でした。

いやー。本当お会いできて嬉しかったです。

又、機会があればお会いして、色々話をしてみたいです。