西郷和真 (近畿大学病院遺伝子診療部・脳神経内科臨床教授)の
脳脊髄液減少症治療
日本医事新報社web医事新報
登録日: 2024-05-30
「頭痛,めまい,嘔気,倦怠感,頸部痛の順に多く認められる」
は勝手な思い込みであり、誤解だと思います。
それはあくまで、
神経内科医師である先生の前に現れた患者の場合だと思います。
頭痛のない患者はそもそも脳神経外科や神経内科医の前にはなかなか現れません。
医師は、患者の症状を分析する時、
患者が自分の前に現れた段階で、
自然にフルイにかけられている可能性に気づくべきです。
専門医の自分の前に現れる患者が、すべてではない事に想像を働かせるべきです。
脳脊髄液減少症によりパニック症のような症状が強い患者は精神科に行っているし、
脳脊髄液減少症により、起立性調節障害のような症状が強い患者は起立性調節障害を得意とする医師のところに行ってそう診断されているし、
脳脊髄液減少症により、激しいだるさで日常生活も困難な状態の患者は、慢性疲労症候群を自ら疑い、慢性疲労症候群を専門とする医師を受診してそう診断される。
脳脊髄液減少症により、刺すような痛み、電流が走るような痛み、切り裂かれるような痛み、音でも声でも、触れても痛い、全身痛に苦しむ患者は、
線維筋痛症に違いないと確信して、線維筋痛症の専門医を受診してそう診断される。
めまいが激しい患者は耳鼻科でメニエール症と診断される。
脳脊髄液減少症とは、そういうものだと、多くの医師が気づかない限り、
見抜けないと思います。
医師は、患者の訴えを聞いても、自分の専門外の症状の有無についても、しっかり問診してほしいです。
読んで良かったなと感じました。
どうして?とか疑問が出なかったです。
詳しくは読まなかったのですが
たぶん、いい先生だと思いました。
患者に疑問不安を与えないだけでもすごいです。
色々変化していくうちに頭痛がなくなったったことですよね?
私は病名に( )がつかなかったことが良かったです。それだけでもいいと思います。
何年もあの違和感に気持ち悪さを感じてました。そんな病名は他にもあるのでしょうか?
( )って、
(低髄液圧症候群)ってこと?
私も最初から猛烈な頭痛なんてありませんでした。最初は揺さぶられて頭痛、それから始まり色々と変化しましたよ
そして治療してなくなっていき、今は、ありません
だから、病院で頭痛の有無を問うのはある話だと思います。
それと症状と合併症状をわけで説明されてたことも分かりやすく私には良かったです。