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脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

見えない障害  1

2007年01月29日 | 心の葛藤
今日は雨です。

昨日出かけて疲れたせいか、今日は不調です。

昨日はとある会場にでかけました。

しかし、頻尿のため、じっと座っていられず、
頻繁にトイレに立つため、
係の方に注意されました。

できるだけ、出口に近いところに座っていたのですが、
そこが前の席だったため、
後ろの方の目障りだったようです。

「病気で頻尿で」、と謝りつつ事情を伝えてみましたが、
「後ろの席に移動してほしい。」と言われました。

確かに迷惑だったかもと反省し、後ろに移動しましたが、
後ろだと、今度は目が見えない。

しかたなく、あきらめ、早々に帰ってきました。

座っているのも限界だったので、
引き上げるにはちょうどいい時間だったのかもしれません。

でも、無意識のうちに、多くの人たちに、
迷惑をかけてしまい、
マナーのない人間に見られたであろうことが
なんだか、とてもショックでした。

会場に入る前、
苦しくなると横になれそうな所をさがし、
持参のスポーツドリンクを飲んでベンチで横になりました。

これも、座席3つのベンチを独占して横になるなんて、
マナーのない行為に見えるでしょう。   

公共の場でいい大人の女性が、ベンチに寝るなんて、
だらしない行為にも見えるでしょう。

私も正直恥ずかしいです。
でも、苦しくて、そんなこと言っていられないのです。

一見健常者に見えるけれど、まださまざまな症状を抱える私。
日によって体調に激しい波のある私。

ある時は寝たきり病人。
またある時は、公園スタスタ散歩人。

この波は、
今までの病気の概念しか持たない人たちには
誤解されても当然です。

やはり、
もっと良くなるまで
にじっとこもっているしかないのでしょうか・・・?

外出すれば、行く先々で、
きっと、非常識でだらしのない、
困った大人に見られるに違いありません。

できるだけ迷惑をかけないようにしたつもりでも、
周りに不快を与えてしまうことに気づきました。

見えない障害で誤解と偏見にさらされてしまう、
「脳脊髄液減少症」という病が憎くて、
悲しくて、やりきれません。

でも、脳のためにも、精神的にも、身体的にも、
家にこもっているのは良くないと思うので・・・

脳や体のリハビリのためにも、
少しでも動ける時は
いろいろな感動や、新しい体験を味わいたいのです。

次回は今回のことを反省し、、
なるべく他の人の迷惑にならないように、
気をつけながら、

体調のいい時や、
どうしても、「見たい行きたい」と心が叫ぶ時は、
無理のない範囲で、
めげずに、少しずつ外に出て行こうと思っています。

でも、見えない障害、見えない症状、
見えない病気、見えない怪我を抱えた人たちにも、
もっと暖かな理解ある社会になってほしいとも、願っています。





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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アクビちゃん)
2007-01-29 12:49:03
病気じゃなくても、迷惑にならないように…っていうのは基本だよね。

病気の辛さを理解してほしい気持ちは強いけど、だからと言って迷惑かけてもいいって思ってるワケじゃないし…難しいね。

私はこう見えて(???)臆病だから、トイレ通いが頻繁な間や横になることが必要な間は、出かけることができそうにないよ。

親しい友達の家なら行けるかもしれないけど…ダンナさんや彼氏のいないときにね。

誰にも遠慮することなく、自由に動ける日が早く来るといいよね。。。お互い
返信する
アクビちゃんへ (ゆめ)
2007-01-29 13:18:52
そうだよね。迷惑かけないように、少しずつ社会復帰するしかないよね。

でも、症状を持ちながらの社会復帰リハビリは、
つい自分の症状のことで必死になってしまって他の人の迷惑考えるゆとりを失ってしまうんだよね。

頻尿が治まって大丈夫だと思っても、外出しているうちに頻尿がはじまったりするから、この病気はやっかいです。先が読めないのが非常に困る症状。

ほんと、自由にどこでも行けるようになりたいよね。

でも、こうなってみて、目に見えない障害を持つ人の気持ちがほんの少しわかった気がします。
返信する
行き倒れ・・ (ろく)
2007-01-29 14:00:58
う~ん、分かる。。。

私の『外出時の対処法』は、、、あらかじめ、『行き倒れ・ポイント』を考えてから外出します。

ここのベンチで倒れて・・次は、ここのお店の椅子で倒れて・・・って感じでシュミレーションしてからじゃないと家を出ないことにしてました。

最近は倒れなくなりました。。ゆめさんも、これからですよ
返信する
ろくろさん? (ゆめ)
2007-01-29 16:52:21
行き倒れポイントですか・・・。

この病気とわかる以前、
数週間前の自分の体調が読めず、友人の結婚式の招待を断らざるを得なかったことがあります。

結婚式場で寝てたんじゃまずかった。
行かなくてよかった。
返信する
コメント有難うございました (ofuu)
2007-01-29 17:51:33
こんにちは。私の拙いブログにお越しくださってコメントいただき有難うございました。

とても難しい病気なのですね。最近の記事を幾つか拝見しましたが、お医者様さえ無理解で、苦しんでいるときに対応してもらえないなんて、あんまり酷いと思いました。早く良いホームドクターが見つかると良いですね

交通事故の後遺症ですか。。
私の従弟は10年も前の交通事故が原因と思われる頭痛で病院に通い始めてすぐに亡くなってしまいました。似たような話をテレビでも見たことがあります。事故は本当に怖いですね。
決して人事ではないのだと改めて思いました。

周囲の迷惑といっても、ゆめさんはちゃんと気を使って行動していらしたわけですから、そんなに気に病まれることはないと思います。
健常者だってトイレが近くなることもあれば具合が悪くなってベンチで横にならざるを得ないことだってあります。
前なら具合が悪いのかなと思いやりを持って見ていたはずのことが、今の時代は周りの迷惑を顧みない人が増えてしまって、一緒にされてしまうことが理不尽ですよね。。

会場の係の対応も何だか納得いきません。
車椅子なら専用の席があったり通路にいても構わなかったり、それなりの対応があるわけなのに・・・。
見えない障害の辛さを理解してもらえないのはとてもお辛いでしょうね

もともと日本は障害を持つ方々が生活しづらい社会ですね。私自身も理解が足りないことを時々痛感しています。世の中(私も含めて)が変われば良いのです。
どうか、ゆめさん、めげずに頑張って出かけてください。

長々と失礼致しました
またお邪魔させていただきますね。
返信する
おふうさんへ (ゆめ)
2007-01-29 21:04:31

暖かなコメントありがとうございました。

その従弟さん、どうして亡くなってしまったのか非常に気になります。

10年たっても20年たっても、漏れが止まらなければ、
症状は良くなったり悪くなったりしながら、年齢と共に重症化していくこともあるようです。

この病気での頭痛は有名ですが、それ以外の症状も、
とても多彩でつらいものです。

しかし、見た目が健康そうに見えるし、通常の検査では、どんな検査をしても「異常なし」と言われてしまい、気のせいにされます。

見た目に反して、ものすごくつらいこの病をなんとか社会に理解していただきたいと願っています。

これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (なっとう)
2007-01-30 09:29:56
私も、リハビリを始めたころは、あちこちで寝転んでいました。

でも、屋内だと警備員さんが注意に来て、医務室のようなところに行くか、立ち去るかを求められました。

特に、リハビリに始めたプールでの水中歩行で、休憩中に横になっていたところ、「ここは横になるところではない」と複数の方から注意され、「ここなら良い」というところで横になっていたら、住所・氏名まで聞かれて、なるべく早く立ち去るか、救急車を呼ぶと言われて、辛かったです。

体も辛いけど、精神的にも辛い病気が憎いです。
返信する
なっとうさんへ (ゆめ)
2007-01-30 09:56:05
今日は雨上がりのお天気です。
朝道路が霜で白くなっていました。

横になって回復し、しばらく立っていると、苦しくなり、また横になって回復する。
というこの病気の特徴を知る人が少ないのが原因ですね。
主治医によると、回復中はこういうことが続き、次第に起きていられる時間が長くなっていくとのこと。

それは、本当にその通りだと思います。
以前は5分と起きていられなかった私が、
調子がいいと数時間起きて行動できるようになりましたから。

不調だと、起きていると、頻尿や呼吸や胸の苦しさが出現し、水分とって横になって、回復したすきにまた活動、の繰り返しでなんとかこなします。

先日は、家族の運転で、しかも、助手席を倒して寝て移動し、なるべく座位を保つべき時間を後にとっておくようにしたのですが、
その日、早起きしたため、その分、起きていられる制限時間がいつもより早くきてしまった感じです。

こんな障害や症状は、体験したものでないと、いくら言ってもわかりっこないですよね。

ただの、見た目にマナーのない、非常識人間に見られたり、横になって回復すると、見違えるように元気になるところが、また誤解される原因にもなるなんて、つらいです。
返信する
難しいですね… (NOBURIN)
2007-01-30 23:02:39
ゆめさん、お久しぶりです。
最近、天気が良いので、やっと寝たきりではない日もあったり、パソコンに向かったりしています。

この病気、難しい事が沢山ありますね…。
ゆめさんの気持ちが痛いほど、伝わりました。
早く、この病気が国からそして周りから認知されて欲しいです。

私も病状がひどくない日は、見た目は元気そうに見える為、お見舞いに来てくれた人は、意外と元気そうで良かったと言っていきます。
よっぽど酷い症状じゃないと、顔には出ないですものね。

私も頑張りますので、ゆめさんも負けないで下さいね。
返信する
のぶりんさんへ (ゆめ)
2007-01-31 08:54:20
おはようございます。
コメントありがとうございます。

今日はこっちは晴れです。

今日は気分がいいので、散歩リハビリに行こうと思っています。

苦しい時と、動ける時の波が激しいけれど、
体調の読みを間違える時もあるけれど、
なるべく動ける時は動こうと思います。

春に備えてスリムになりたいし。
12月から1月にかけての呼吸の苦しさも治まってきたし・・・。
でも昨日はなぜか苦しかった・・・・
患者本人もわかんないこの病気の経過・・・・
普通の病気の回復経過の概念とは全く違う・・・・

理解されるには、難しいね。
以前、どこかのテレビ局が、短い再現ドラマにしてくれたけど、それも頭痛とか一部の症状だけだったものね・・・
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