これは、患者が感じている症状の苦しさを、理解していないからこそ、出る言葉。
脳脊髄液減少症の同じような症状を抱えて死ぬほど苦しんでいる時、
私も繰り返し医師に似たような言葉で諭され悪意なき励ましを受けた。
それが、どんなに患者に取って絶望感に陥れられたか、医師は知らない。
知るはずがない。
医師はおそらく、自分の話で患者は安心して納得したと思っている。
とんでもない。
その逆だ。
医師のあなたの言葉で、わかってもらえないとどれほど絶望するか。
症状で高所から転落したり、線路に落ちたり、家族にも職場にも医師にも苦しみが理解されず諭され励まされるばかりで、絶望して自殺して、命を落とすかもしれないのに。
安易に「死にません、安心してください。」なんて、患者に言わないでほしい。