二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン '19 5月終了

2019-05-17 11:26:43 | 薬膳教室

今月の教室が無事に終了しました。

室礼は菖蒲の花御札、仁・礼・信・義・智の
心を表す五色の兜、初夏に実を結ぶことから
結実大成を表すびわ、夏の色をした赤パプリカ。
びわと赤パプリカは直会しました。

 

 

ワークショップは、新茶香る初夏にきちんと
淹れた緑茶で(夏の五味) 苦味を摂る、がテーマ。
まずは一服。
たちまち、うま味とリラックス効果のシャワー。
なんとも素敵なスタートとなりました。

 

 

薬膳としての緑茶は(緑茶の持つ) 苦味に注目!
苦味は(夏の五臓) 心を強化する働き、体に
たまった余分な熱・こもった熱を冷ます働き、
排泄作用、解毒作用、神経を鎮静させる作用など。

ただし、緑茶の薬膳としての性質は熱を冷ます
ので、冷えが強い方はご注意を。
その他、ビタミンCを狙うなら水出し緑茶で。
なんと言っても最強の抗酸化飲料です。

 

 

お食事は初夏の家庭薬膳料理。
すがすがしい薫風の候、春から夏へと
徐々に体を慣らします。

立夏の頃。
まず気をつけたいのは急に暑くなること。
その一方にある寒暖差。気候の変化について
いけずに体調を崩しやすい、体力を消耗しやすい、
暑さや汗で体力を奪われやすい。
また、急な暑さによって体内に余熱を溜めない、
その結果、乾燥させないこと、など。

次に小満の頃。
梅雨前線が見え隠れ。梅雨に備えます。
体の熱を適度に冷やして水分代謝を上げる、
食品から水分補給をしてのどを
潤して熱を
冷ます、湿気は食欲不振の
原因になるので、
胃を温めて湿気を除くこと、
などです。

 

 

食前のドリンクはお抹茶ソーダ。
3層になる、という驚き(笑)。

 

 

余熱による空咳対策として用意した新甘夏。
旬の果実で水分補給をしてのどを潤す、
皮で粘膜を修復します。

当初はアンチョビとの組み合わせ。
そこに乳製品を加えたら、とアイデアを
いただいて完成したアミューズ。

 

 

水切りをした豆腐と野菜、それを自家製の
木の芽ソースで食べる野菜奴。
このとき、野菜は初夏に欲しい効能(涼性・
苦味・清熱・利水・殺菌) や夏の色、赤を
チョイス。直会の赤パプリカはここで。

木の芽は山椒の新芽
胃を刺激して消化を促進、殺菌作用などが
あります。ソースに栄養価の高い松の実を
加えたので、気力や抵抗力の衰えに役立ちます。

UFO皿も面白いかなと、各自盛りつけて
いただきました。
なるほど、縁が活きています!

 

 

お肉料理は牛肉ロール。
つわぶき、きのこ類、玉ねぎを巻いています。
ソースが特徴的!
トマトソースを作る際、山査子、枸杞の実、
陳皮、トマトケチャップを加えました。

このトマトソースはごはんにも美味しい
ので、同じ皿に盛りました。
旬のグリーンピースをピラフにしました。
梅雨本番前は緑の豆類が身体を調整する
役目になると言われています。

それからじゃがいも。
じゃがいもは抗酸化作用。
五行の「土克水」という関係を使って塩ゆで。
この場合ですと、甘味のある食品(じゃがいも) は、
水分代謝を妨げるので鹹味(塩) と一緒に摂る
ということです。

添えたスープは新玉ねぎのスープ(写真なし)。

 

 

デザートはオレンジのサマーカトルカール。
薬膳として食べるオレンジは、脾胃の活動を
穏やかに導く食品。ビタミンACEのAが欲しくて
バターケーキ系を焼きました。
個人的には、夏場は冷やして食べても美味なり!

 

 

ケーキに合わせたのは、花と葉の漢方ソイミルクティー。
花はマイカイカ、葉はびわの葉(枇杷葉) です。

 

 

今月もご参加下さいましてありがとうございました。

◎次回は6月8(土)、9(

 暦は芒種、夏至。

 ワークショップは梅雨対策。
 強い抗菌作用で食中毒を予防!
 からし(マスタード) などを使って
 自家製調味料をつくります。
 お持ち帰り品になります。
 
 
五季食楽(お食事) は夏季養生、仲夏。
 仲夏は
水の月。梅雨本番です。
 陰に分類される女性は、湿度の影響を
 受けやすいと言われていて、そのため
 体の水分コントロールの不具合が出やすいとも。
 
重だるさや胃腸の不快感を祓いましょう。

 
 場所:大分県大分市。


 募集状況:両日満席をいただいています。

 

 



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