二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

温めながら春の体に衣替え~

2014-02-07 21:41:20 | 旬をゴチになる

宅配してもらう野菜、今回は1月31日~2月6日(の食レポ)。


まずは原木椎茸から。さぬきうどんのつけ汁を作りました。
うどんはパンレッスンでご一緒しているKumenekoちゃんの
帰省土産! いつもありがとうございまーす。

 

麺には天ぷらな我が家。届いた春菊を天ぷらにしてみました。
春菊の効能は清肝 明目 化痰。春の臓「肝」と、肝に関係する
目(つかれ、かすみ)によく、(気血水のうち)水のトラブルで
出来た痰によって起こる咳、痰、吐き気、嘔吐、めまいなどを
除去する作用とあります。気のめぐりもよくします。
 

 

つけ汁のベースは1月の薬膳教室で習ったしいたけスープ。
乾しいたけを使っています。しいたけは気を補う食材。乾した
ものを使うことで薬効がグッと上がります。肉っ気が欲しかった
ので豚肉を少々加えています。

 

ほうれん草。鍋に湯を沸かしてごま油を加えて油通し。
しょうゆで調味しました。

ほうれん草は冬によい食材。
効能は補血 滋陰 清熱 通便。
血を補い、体を潤す、便秘に作用などです。

ごま油の効能は潤燥 通便 解毒。
潤いの働きです。

ほうれん草とごま油の組み合わせは潤い効果あり!
腸を潤して便秘によい。肌や目の乾燥にもよい。

 

春いとよりのソテーと合わせたのはれんこん。
れんこんは加熱することで寒性から平性に変化する
おもしろい性質です。加熱することで消化吸収力アップ。

 

ちなみに、いとよりは赤と黄色の模様が糸をよって見える
ことが名前の由来だそうです。

効能は滋陰 補腎 益精。
体を温める性質で、冬に気をつける臓「腎」によい魚です。

いとよりの旬は12月~2月とあります。冬の魚ですね。
野菜同様、気を付けたい臓と季節がリンクする食材です。
ピンクと黄色のラインが春っぽいので“春いとより” と
勝手に言っちゃいました~。きれいですよね。

 

セロリ。干しえびでセロリを炒めました。
えびは温性。「腎」の働きをよくします。足腰の冷えによい。
冬の邪気=寒邪が侵入して、腰痛が出ているので、えびの
効能がもっと欲しい!と思いました。だから干しえび!

セロリは気のめぐりをよくします。イライラ効果。
調味は味噌で。特に腹の冷えに作用します。

 

野菜と一緒に届く卵はスープに。
ニラを買い足したのでニラ玉スープです。

ニラは草! みたいな野菜ですが、「腎」を強くするし、「肝」にも
よい食材。「肝腎かなめ」のどちらにも作用する野菜です(笑)。

全卵は「肺」 「脾」 「胃」 「心」 「肝」 「腎」をカバーします。

最後に~効能これでもか!と山椒をかけました。
山椒は、腹の冷えに作用します。

 

九条ねぎ。ベーコンと合わせてパスタにしました。
ねぎは体を温めます。冷えて滞っていた気や血が温められた
ことでめぐり出すというイメージです。

ペッパーを散らしたのは体を温める効果もありますがイライラの
気分転換です。ブラック、ホワイト、ピンクのホールペッパーを
ガリガリ挽けば香りが立ちます。香り立つものは気がめぐると
いわれています。あースッキリ(笑)。

 

白菜と豚肉の鍋で変化球。気が消耗しているので気をチャージ
する中薬(薬膳食材)の山芋系を追加!
食べる直前にすりおろした大和いも(いちょういも)を入れました。

 

たれも変化球。昨年、青梅の頃に作っておいた梅しょうゆを
おだしで割りました。梅は「肝」 「脾」 「肺」 「大腸」。
疲労、肩こり、血行促進、老化防止などに作用します。

 

冬「腎」によい食材もですが、春「肝」によい食材もちらほら
届き始めました。上手に取り入れて徐々に春の体に衣替え
する頃なのでしょうね。

今週もおごちそうさま!

iBox(宅配野菜)
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