宅配してもらう野菜およそ8種類を一週間前後で食べ
切っています。今回は1月17日~23日(の食レポ)。
それを旧暦、七十二候でいうと小寒から大寒にあたるようです。
寒いことには変わりないのですが、日が次第に長くなり、
春へ向かう時期でもあって、三日寒い日が続くと、
そのあとには四日ほど暖かい日があるという「三寒四温」
の頃だそうです。
寒暖を繰り返して春になっていくのですが、インフルエンザ
やノロも大流行り。22日は大野城市も積雪でした。
体調管理に気を付けなくては!
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この頃の野菜は小松菜。
霜を受けるほど甘味が増す、とても寒さに強い葉野菜だと
知りました。薬膳でも冬によい食材として習います。
薬膳では、体の熱をとる(体を冷ます)性質。
効能は清熱 除煩 健脾 通便で、熱によるトラブルや、
不安感、便通によい食材となっています。
お友だちのお母ちゃまは、小松菜で漬物を作るそう。おすそ分け
いただいたのでキッチンでどれどれ(笑)。おむすびに巻いて
みました。葉がしっかりしているのでバリ、バリ。
小松菜の香りもそのまま。美味しい!
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宅配で届いた小松菜はカレーうどんの具材にしました。
時短のため市販のルーですが、含まれるスパイス類を
みると体を熱する性質のものが多い。リアルに温まるので
カレーは冬にもよいと思います。
小松菜の熱をとる性質と組み合わせると、せっかくの熱を
とってしまうような感じですが、過ぎてもいけないので、うまい
こと中和してくれるのかなあと思いました。
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次にねぎ。冬によい食材と習います。体を温める性質。
効能は解表 散寒 散結 補陽 健脾。体表を開いて
浅い部分にある邪を発散させながら取り除くとあります。
冬の邪気は「寒邪」。
寒邪のイメージはブルっとする、ゾクっとする寒気です。
寒気がする風邪(邪気が入っている場所は)浅い部分なので
風邪が初期症状であれば、ねぎがよいということになります。
特に白いところ。実は薬膳食材でソウハクと呼ばれています。
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ねぎはスープにしました。とろみ付けには、くず粉を使います。
とろみ付けは普段、水溶き片栗粉なのですが、我が家は
冬限定で水溶きくず粉に変えています。
くず(粉)は薬膳食材の葛根で解表薬。解表はねぎと同じ効能。
予防のつもりで、大さじ1ぐらいの水溶きくず粉を作りました。
くず粉は、片栗粉のようにパウダーではなく、小さなかたまり
なので一度する手間がいるのですが、ま さ に薬なので
そこはやっています(笑)。きめ細かいとろみような感じかなあ。
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にんじん、大根、ほうれん草は牛すね肉のビール煮の
付け合わせにしました。3種類の野菜はどれも冬によい。
薬膳のひとつとして、足りない気血水は補い、多過ぎる
気血水は減らす・出すことをしてバランスをとるのですが、
それでいうと、にんじん、ほうれん草は補う方。補うのは
血です。大根は上がり過ぎている気を下げます。
牛の肉は部位によって効能は分かれるようですが補う食材
です。補気、補血。共通の効能としては強筋骨があります。
骨や筋肉を強くして、腰や膝に力をつける作用です。
ビールは利尿 滋陰。出すし潤すし~という効果です。
この季節は肌を潤してもらっています(笑)。
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しめじも届いたので、しめじごはんにしました。しめじの効能は
補血 通便。臓でいうと「腎」と「肺」に入ります。臓とつながって
いる季節でいうと、「腎」は冬、「肺」は秋。秋から冬によいですね。
小松菜の漬物と一緒に白菜の漬物もいただきました。
白菜は冬によい食材。
作用をみると、発熱、のど、咳、痰、など風邪の症状が次々
に出てきます。
冬は風邪が流行る季節だからこそ、冬によい食材とされるの
ですね。熱を出す食材なので、どちらかというと冷ます性質。
温める食材として食べるなら熱性の唐辛子・・・キムチが
手っ取り早いですね。
また水も出す食材。これは、水分代謝がよくなるということ
ですので、むくみの解消にも。
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薬膳は食材の切り口がさまざま。
性質、帰経、効能、適応、作用とみると、なるほど
薬の役目になっているのだと思えます。
今回は風邪薬、いやその前に風邪予防じゃね!
と思ってごはんを作りました(笑)。
宅配野菜&お友だちのお母ちゃま、おごちそうさま!
iBox(宅配野菜)
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