未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

下盤と調和

2006-06-22 12:37:46 | 合気道
ボクシングはパンチの攻防において素晴らしい技術を持っている。
テコンドーは、足技にその力強さと美しさに特徴がある。
相撲は、投げの技術に特徴がある。
キックボクシングは、パンチ&蹴りに膝や肘を取り入れていて、そこに特徴がる。

では、合気道の分かりやすい特徴とはなんだろう?
武道なので、そういう事を考えるのは不毛かもしれないが、そのイメージが支配する体捌きが稽古において「足かせ」となる事があるので、今回はその話を書いてみたい。

よく、合気道は「投げ」と「関節技」に特徴があるように言われる。
確かに、合気道の多くの技は、「投げと関節」で構成されている。
当団体などは、「立ち技関節」の武道団体として取り上げられた事もあるので、ますますイメージが膨らむ。

実際、当教室の入会動機にも「関節技に興味がある」というものを多く見ることが出来る。

合気道の技とは、単に関節を決める形を学ぶだけのものなのだろうか?
合気道の技とは、単に投げの形を学ぶだけのものなのだろうか?

答えの出ている段階ではないが、現段階での私の考えでは、ここにも「体捌き」があるのだと思う。

技を極めようとする時、我々の基本型においては、どうしても上半身に力が入ってしまう。
実際に極まる部分は上半身にあるのだから、自然、そうなる気持ちは分かる。
しかし、それでは「技が軽く」なってしまう。
技を腕だけで極めようとするため、体重差のある相手の場合、せっかく技の形までもっていけても、相手に返されてしまうことが多い。
本当は、合気道の技の形に入る過程も難しいものであるのだが、ここでは、技の形に入ったところから話をさせていただく…

私も組手で、焦るとその傾向が出てしまうことが多い。
その場合、下半身をしっかり保ち、下半身の安定を上半身に伝えていき、少しの力の入れ方を工夫する事で、その差を縮めることができる。(完全にといえるか分からないが…)

「下半身から」というと、多くの方々が「???」となるが、技へ重みをつけるには、下半身と体全体の調和が必要ではないかと考える。
そう言うものが凝縮されているのが「体捌き」であって、合気道の様な「柔」を基調とする武道には、より求められる動きのような気がしている。

当教室でも、動きや型においては皆成長してきているので、この体捌きに注力した指導を考えてみても良いと考えている。
当然、私自身もそうあるように努めるつもりである。
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