未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

今年もあと僅か…

2005-12-19 00:18:58 | 合気道
2005年もあと2週間で終わってしまう。
そして、新しい年がまもなく始まる。
今年一年、皆さんはどのような一年だっただろうか?

ネットをフラフラしていて面白い言葉があった。ちょっと紹介。

『他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。』

<ラボック(イギリスの冒険家らしい)>

合気道の稽古でも、「あいつ上手いなぁ…」「あの人は強いなぁ…」と思うことがあるのではないだろうか?
そうすると、「それに比べて、私はなんてダメなんだ…」と思ってしまう。
稽古が、つまらなく、嫌いになる。
そして、辞めてしまう…
これは、稽古に取り組む姿勢として、良くないパターンの一つである。

私の教室のHPでも書いているが、「物覚えの良さ悪さや成長の度合いなどは人それぞれ」なのである。
同じ時期に始めた人が、自分よりどんどん上達して行くのを見るのは、ある意味ツライかもしれない。
しかし、その者が同じスピードで今後も成長し続けるとは限らない。
そして、成長が鈍いと感じている自分が、いつまでも成長できないかと言うとそうでもない。
それまで、全く出来なかった事が、何かの拍子に出来るようになり、そこから他の事まで急に成長してしまう人を多く見ているし、私にもそのような経験があった。
その気付きや体現は、人によって一律ではないと思う。

合気道は、相手があって稽古になる武道であるし、武道とは、相手を制する技を教える性格を持ち合わせている。
しかし、自分との対話(戦い)の性格も持ち合わせている。

武道は、他のスポーツや踊りとは違う側面を持っている。
当然、ライバル意識や負けん気は、我々のような格闘を目的としたものを学ぶ場合、絶対に必要なことである。
ただ、相手ばかり見て自分を判断する事ばかりではなく、自分がどれだけ成長したかにも目を向けてもらいたい。

昨日より今日、去年より今年、振り返ってみて自分はどうだっただろうか?
これが成長していなかった場合は、思いっきり恥じて欲しい。
そして、来年はそうならないようにしてもらいたい。

稽古法や成長等について悩むことがあれば、自分が学んでいる指導者に聞いてもらいたい。
そのために、我々指導員はいるのではないかと思う。

と偉そうな事を言う私も、まだまだ発展途上…ではある。
コメント
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