未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

ナンだ!?

2007-09-28 00:58:22 | 他、武道・格闘技
骨盤の話をしている。

骨盤の使い方を見ていると面白い。
合気道も腰と言われているが、実はこの骨盤のことなのではないかと思う事がある。
骨盤と股関節、この重要性を最近感じてる。

この意識が目覚めたのは、合気道と中国拳法を同時に学んでいた時期があった事が大きいような気がする。
股関節に関する意識が、アプローチこそ違うが同じゴールを目指している気がする。
恐らく、日本の武道の多くは、「小よく大を制す」「柔よく剛を制す」ために、骨盤と股関節の扱いに答えを見出したのかもしれない。

骨盤と股関節の硬直と緩めと言っていいのか分からないが…
上手く抜くことと、上手く遊びを取ることの使い分けが武道的骨盤&股関節の遣い方のような気がしているが、その答えはまだ良く分からない…

しかし、実体験で骨盤や股関節を意識し始めてから自分の力の入れ方や安定が変わってきたことは確かなので、大きくは間違ってはいないのだと思う。

番組を見ていて思ったが、要は「体幹から、重力から、相手の力から…」周りのものを全て利用できた時に「小が大を制する力」が出るのだろう。
骨盤の操法は、それを実現可能にする重要な要素なのだろう。

で、ビックリしたのは「ナンだ!?」が今日で最終回だったようだ。



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レスリング

2007-09-24 00:55:19 | 他、武道・格闘技
浜口京子さん

メダル逃がしちゃいましたね…
http://www.nikkansports.com/sports/f-sp-tp0-20070923-260361.html

二回戦で、ポイントにおいて審判に主張する場面があったようですが…
柔道にしろ、レスリングにしろ、世界の審判団は日本には逆風のようで…(被害妄想?)

レスリングは良く分かりませんが、柔道に関しては学んでいたのであえて言わせて戴きますが、「投げは、相手と一緒に転ぶ事が投げではない!」「あやふやな判定の時点で、それは武道の投げではない!」と。
まぁ、そうやってそれ以上の勝利を見せなければならない選手は大変ですよね。
私のように言うのは簡単ですものね…

浜口選手は、応援している選手でしたので、残念でした。

次回、本人の納得に行く結果を出して欲しいですね。



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今更ですが…

2007-09-22 09:15:40 | 他、武道・格闘技
世界柔道について、先日、若干批判めいた記事を書いた岩本ですが、今日は谷選手の凄さについて。
そして、そこから学べる事について…

谷選手、凄いという形容だけでは物足りないくらいの凄さでした!(結局「凄い」といってしまった… 笑)

彼女は、常に世界一であったのに、オリンピックだけ金が取れない状態がかなり長くあって、やっと金を取った時の感動はどれだけだったのでしょう。
すると、肉体的なピークが過ぎているとか言われる中、次のオリンピックでまた金メダル。
2連続金メダルでを成し遂げる!

で、今回の世界柔道の優勝でしょ?
この前、一度選手権で負けてしまいましたけど…

子供まで生んで肉体的には絶対に衰えているはずなんだけど…
正に、“柔よく剛を制す”ですね。
武道とは、「年をとっても続けられる」「年齢と共に、力に頼らない老獪さが身に付き、自分より力の強い相手を制することが出来る」ことを理想として言われるが、なかなか現実の場で見せ付けてくれる方がいない(と思っている)。

谷選手は、落ちゆく体力の中で、上手い試合運びと試合カンで、見事競合をなぎ倒していった。
本当に凄い人です。

その凄さは、本人の資質もあるでしょうが、他の要因として、オリンピックで取れなかった金が取れたことがあげられるのではないかと思っています。
ずっと取れなかったオリンピックの金を得たことで、彼女の視界が一気に広がったんだと思います!
2位も凄いですが、1位しか見ることのできない世界があると私は思っています。
はやり、2位は2位の景色なんです。
それでも、相当凄い事ですよ!
ただ、言いたいのはそういうことではなく…

あるレベルを超えて見える世界を見た人は、自分の努力や苦しさを今ある喜びと重ね合わせて、辛い事の先にある喜びや充実感等が明確にイメージできる。
そうなれば、自ずとつらい稽古に耐えられる精神力や粘りが付いてくるのでしょう。

最近の風潮として、情報がすぐに手に入るからか「やっても無駄だよ」「効率的ではない」といって、初めから何もしない方々が増えている気がします。
経験の少ない者にとっては「意味のないもの」に見えても、それを乗り越えて先を見た者にとっては「意味のあるもの」と分かっているから、黙って先に進む。
すると、やった人とやらない人の差がまた開く…

経験のないものは、まずは行動する事しかないのだと思います。
その先に、少しずつ見えてくるものがあるのでしょうね。

できる人とできない人の差とはこういうところかもしれない…
谷選手の試合を見ると、いつもこのことを思い出し、考えさせられます。
彼女は、本当に凄い人だと思います。



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期待が大きいからなぁ…

2007-09-15 14:31:13 | 他、武道・格闘技
世界柔道2007

テレビ放送は、昨日が初日。

昨日の男子、井上康生&鈴木桂治。
共にそれぞれの試合でハプニングがあった。
http://www.sankei.co.jp/sports/fight/070914/fgh070914000.htm

昨日のテレビで、解説のシドニー五輪銀メダリスト篠原さんが言うとおりだと思う。
井上選手の判定はどちらに転んでも仕方がないところもあるが、鈴木選手の判定は一本だったと私も思う。

審判の質ということもあるだろうが、外国勢の柔道への理解が独自の道を歩み始めている事がこういう問題に繋がっているのではないだろうか?
柔道は武道であると私は考えている。
勝ち負けの基準は、そもそもの武道精神の延長戦にあって欲しいと考える。
このまま外国勢の意見によって解釈が変更され、元の柔道の精神を維持できないのであれば、競技柔道に関しては名前を変えて欲しいと思ってしまう。

昨日の試合について、斉藤監督が言ったといわれる「こんなの柔道じゃねぇ!」という言葉、私もその通りだと思う。

国際柔道連盟も、理事から日本人を外そうという動きもあるようで、世界と日本の溝が深まっているようだ。
欧米各国は、戦略立ての文化。
故に、サッカーや野球、アメフトなどのスポーツが長けているところもある。
柔道も彼らの戦略に物を言わせ、山下さんの様な偉大な柔道家を連盟から排除していく状況を知ると今後が恐ろしい。
このまま海外のスポーツ化推進の波に押されて“日本の誇る武道”すら手放す形になってしまうのか…

ただ、日本選手団にも言いたいことはある。
「自分が投げた後に、寝かされなければ良いだけの話なんだ!」ということである。
そもそも、戦いの場で寝ることは不利と考えられていて、柔道の基本は「倒れない事」だと理解している。
そして、不完全に投げてしまった相手に止めを刺す技術として寝技が存在していると考えている。
だから、自分が投げた後、相手の状況によっては、すぐに寝技で止めをさせる状態でなければならない。
それなのに、一緒に倒れこんで、相手が寝たからといって、そこから返されている様では、日本武道としての柔道ではないと言われても仕方のない所はあると思う。

他にも日本柔道連盟だっておかしな所はある。
今回の選手権もオリンピック代表選考を兼ねている。
棟田選手をオリンピックには存在しない無差別級エントリーにした所に、連盟の思惑が見え隠れする。
やはり、人気・知名度のある井上選手をどうにかオリンピックに行かせたかったのだろう。

この前の試合でも、女子柔道で谷選手が負けたにも関わらず、谷選手がオリンピック代表になった件にしても、疑問を感じざるを得ない。
個人的には、谷選手を応援していて、ママでも金を目指して欲しいと思っていたが、試合結果がその時のすべてなのは勝負の世界の基本ではないのだろうか?
だから、その勝敗に大きな影響を与える判定に関しても真剣に考え、昨日のような判定だと腹も立つのである。

私が学んでいた時から比べても、相当変わってしまった柔道。
国際化だけが本当にいいのか?
メジャーになる事が本当にいいのか?
これでは、義務教育に武道が取り入れられても、全く意味のないものになりそうで心配だ。



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中学校「保体」で、“武道”が必須に?

2007-09-07 14:30:27 | 他、武道・格闘技
頭ではしっかりまとまっていないんですが、興味があるので、とりとめもない内容でも書いてみようと思いました。

中央教育審議会が、中学校の保健体育で「武道」を必須化する旨を了承。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070905k0000m010041000c.html

武道教育が「伝統と文化の尊重」する精神に繋がるのだろうか?という疑問は残るのですが…

“武道精神を学ぶことを義務教育課程に取り入れる”

武道を指導させて戴いている身としては「武道の社会貢献」という意味では、喜ばしいことです。
私自身も指導という面でご協力させて戴く機会があるならば積極的に参加したい…という気持ちはあります。

しかし、手放しでは喜べないところもあります。
指導者は、現代社会で武道の果たせる役割について改めて考えさせられる事になるからです。
武道は、武を通じて道を求める修行(?)と考えています。

書道ならば、書を書くことでその道探求する。
華道ならば、花を生けることでその道を探求する。
で、武道は、「相手を制する術を通じてその道を探求する」と言えるのではないでしょうか?

武道は、肉体を通じて道を学ぶ以上、多少は「肉体の酷使」が必要です。
その精神性は、一般体育のそれとは違うと考えています。
ある程度の時間とレベルを経なければ、本当の意味で「武道精神」など身に付かないと思います。
ましてや、現代の教育は、すぐに「暴力」というレッテルで指導者を攻撃します。
武道は、言葉で諭すものではないから、受け手によっては「暴力」という方もいるでしょう。
なぜなら、書や花と違って、武とは直接的に相手を傷つける術を学ぶのです。
それは当然で、元々は相手を殺傷するための技術なのですから…
また、任意で集まる町道場と違い、学校での授業は「義務」になることも、指導の仕方に変化が出るのではないでしょうか?

逆に、肉体を通じて行うものだからこそ、リアルな痛みを知る事は出来るでしょう。
また、肉体を追い込み体力的にも精神的にも乗り越えた時に、他に対しての思いやりが芽生えるようになります。
現代の武は、学ぶ者にこのような精神を宿せるように導かなければならないと思います。

それが、現代における道としての武のあり方だと思います。
そういう意味では、是非、武道に接してもらい、何かを感じてもらいたいとは思いますが…

武道指導者として、子供達に与える影響の大きさを考えると、考えさせられますね。
ただ、やはり機会があればチャレンジしてみたい!
どこかの中学校で、私を求めてくれる方はいないかなぁ…



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ボクシング&スケート

2007-03-25 22:52:10 | 他、武道・格闘技
亀田興毅
勝利おめでとう!
前にも書いたが、最近の軽量級のボクシングは、フットワークをあまり使わないのだろうか?
子供の時には、フットワークとクリンチばかりの軽量級の試合にイライラしたものだが、やはり大人になるとフットワークを使用しないボクシングは怖く感じる。

相手も試合巧者であったとは思うが、何か物足りなさを感じる。
“初盤、何故フットワークを使わない…”
児玉清さんが、取れる角を取らない回答者へぶつける疑問・もどかしさの如き感情が私の中に湧き上がる。

まぁ、それは抜きにしても、興毅選手のバランス感覚は良いとずっと私はいい続けている。
あの頭を突けた所からのフック(ストレート?)は、ブンブン振り回してもスピードとバランスに変化は見られない。
武道を学ぶ者として、自分の中心の置き方は参考にしたい。

次回、試合予定のタイの選手が相当強いんでしょ?
“いい所を出させる前に倒す”ということもあるのだが、今回の相手のように、様子も見ずに、何で足を止めて打ち合おうとする…と思わせるような試合運びをする相手ではない事と、興毅選手のスカッとした勝ちに期待したい。



それと、フィギュアスケート。
私の会社ブログ「ゆう坊日記」で書いてみた。
武道の体の調和にも少し触れているので、良かったら読んで欲しい。
http://officegun.blog28.fc2.com/blog-entry-257.html



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HERO'S

2007-03-12 22:39:02 | 他、武道・格闘技
途中から見た。

宮田よくやった!
レスリングの選手だったんだよね?
レスリングって、あまり寝技からの関節バリエーションが長けている印象はないのだけど、寝技のバリエーションが良かった。
相当練習したのかな?
相手が打撃の選手だったので、上手く見えたのかな?

いやいや、宮田選手良かった!
今後も頑張って欲しい!



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なぁ~にぃ?やっちまったなぁ!

2007-02-26 01:08:49 | 他、武道・格闘技
亀田三兄弟+親父、私は結構好きである。
そして、応援もしている!

それを前提として、以下感想。

先日TVで亀田大毅の試合を見た。
相手は、WBA世界ライトフライ級4位のビッキー・タフミル。
結果は、3回1分18秒亀田大毅のKO勝ち。

大毅選手は、パンチ力もあるといわれているし、トレーニングも真面目にやっているだろうし、決して弱い選手ではないと思う。
しかし、試合内容を見ると何か腑に落ちない…
ボクシング好きの私ではあるが、私が心熱くしてきた時代のボクシングテクニックや試合運びではもはやないのであろうか?
見ていて違和感がある。

大毅選手が弱いという訳ではない、また、皆がすぐに言う「八百長」とも決め付けたい訳でもない。
この違和感はなんなのだろうか?その後のニュースを見たりして考えてみた。

恐らく…
まぁ、単なるボクシング好きな、ド素人の私が感じただけの違和感であるが…

相手のビッキー選手、動きに精細さがないにも程があるんではないかい?
1Rからフットワークもなく、打ち合いの距離にいるのに、殆ど打たれにいっているだけ…
大毅選手のパンチが強すぎるという考え方もある。
しかし、いくら体調不良・動きに精彩を欠いていたといっても、戦績30戦以上で無敗できた選手なんだろう?この動きはガッカリだった。

それに、階級もライトフライ級で、世界4位の選手である。
ライトフライ級って、かなり軽量級の選手だぞ!
一発狙いの選手よりは、フットワークを使ったボクシングをする選手の方が多いんでないの?
それなのに、フットワークは使わないわ、スピードはないわ、打ち合いの距離で臨むわで、「これなんなの?」と思わざるを得ない試合であったような気がする。

確かに、元々スパーフライ級の大毅選手は、ライトフライ級の選手に比べて3kg近くく重いといえる。
3kgの差はパンチ力に大きく影響を与えるので、ビッキー選手にとって、大毅選手のパンチはとてつもなく重く感じたのかもしれない…

でもなぁ…
最初からフットワークのフの字も見えなかったビッキー選手の動き。
軽量級30戦以上無敗の名に傷がつかないのだろうか?
体重をスーパーフライ級に合わせたため、動きが重くなったと言うのだろうか?

今後もこんな試合しかマッチメイクしてこないのであれば、大毅選手の実力、亀田兄弟の実力は別として、ボクシングファンが離れていってしまわないか心配である。

私も、豪快なKO勝ちを期待する者の一人ではある。
しかし、いくらプロのリングでエンターテインメント性を考慮に入れなければならないとはいえ、過剰演出&期待をすると、K-1のような末路になってしまわないか危惧している。
スター選手や話題性のあるマッチングばかりに注力されていて、選手自体の成長は二の次(?)にされているような現状のことである。

私は、選手の身体を労わり、本物の実力拮抗した選手同士の試合が見たいのである。

プロの世界である。ビジネスの世界である。
大人の事情があるだろうことは想像できるし、否定しても仕方がないと思う。
でも…
ガッツ石松・具志堅用高・渡辺二郎・ハグラー・レナード・カマチョetc.私が心を熱くした各名選手&チャンピオン達。
彼らの実力、相手の実力に偽りはなかったように見える。
ガッツ石松なんかは、後に負けてしまうが、「石の拳」ロベルト・デュランと世界ライト級チャンピオンをWBCとWBAで別っていた程の男であった。
ボクサーとしては、私の中でかなり尊敬のできる方である。

渡辺二郎の防衛戦で、世界ランカーとはいえ、明らかに実力が下の選手(勝屋選手だったと記憶している)とのタイトルマッチが決まった時に、渡辺二郎は「私が彼とやる意味があるんですか?」と明らかに相手にしていない発言をしたと言う話を聞いている。
それで、渡辺二郎は危なげなく早いラウンドでKO勝ちをしてしまった。

こういうやり取りと実力ある選手にワクワクしたものである!

亀田兄弟の実力は否定していないし、最初にも書いた通り、私は応援している側の人間である。
だからこそ、見るものをワクワクさせるようなマッチメイクとワクワクするような実力ある相手との面白くもドラマチックな試合を期待したい。

今回のような、刺青だけの動きに精彩を欠いた、何のドラマ性もワクワク感も起こらない選手を当て馬のように試合実績だけをこなす真似はして欲しくないと思った。
プロなんだから、実力に偽りなく、その他の演出で実力がより輝く見せ方をして欲しいものだ…

実力はあるのに、そういう評価をしてもらえない試合演出は、本当に選手が可哀想だと今回の試合でも感じた。



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JUDO(その2)

2006-09-20 01:03:09 | 他、武道・格闘技
昨日のJUDOの続編

武道としての柔道を考える。

前に、読んだか聞いたかした話である。
『戦場では、銃が一番、弾切れ等で銃が撃てなくなった場合に銃剣を使い、銃剣も使えなければナイフを使い、ナイフもなければ徒手の格闘となる』
戦場では、敵を制すると言うより殺傷する事が目的であるから、先の優先順位も致し方なしといえるだろう。

では、柔道は?

武道は、そもそも生死の境で生まれてきたものであろうが、生き死にの物騒な話はこの際やめとして話をしたい。

私の柔道の優先順位としては…
①まずは、相手を投げ飛ばしたい!
②投げたが、不完全であった時に、固め技でキッチリ極める!
と考えている。

柔道では、投げられ&寝かされたら、負けを意味するのが基本にある気がする。
それが、相手を制するに値する投げだったかどうかを「一本」「技あり」「有効」等々で、ダメージのレベルを判定しているのだと思う。

一本は、致命的な投げ、もしくは、完全に自分有利な状況に相手を転ばした場合。
技ありは、致命的ではないが、その後の攻めで何とか相手を制する事の出来る状況に転ばした場合。
有効以下は、「投げる・転ばす」という目的から考えれば、“アリ”と言うレベル。

だから、転ばない事が柔道の考え方の根底にあると考えてはいけないだろうか?

しかし、倒れたとはいえ、技あり以下の場合、致命傷や有利な状況に持ち込めていない訳であるから、それを「固め技」で補い、相手を制するのではないだろうか?

最初から、転がっていくのは、現代柔道では試合運びのテクニックとしてアリなのだろうが、柔道本来(じゃないかもしれないが)の「倒れたくない」という考えからは、乖離しているような気がする。

だって、「巴投げ」、「裏投げ」、「谷落とし」、「横車」などは、捨て身技と呼ばれているでしょ?
「身を捨てて」勝ちを手にする危険と表裏一体の技なのだ!
自分から寝に行くのは危険だということを「捨て身」という言葉を使っている事からも推察が出来るだろう。

やはり、柔道は…
①に立ち技②に固め技(寝技)なのである!

なのに、最近の外国勢の柔道の戦い方ときたら…
巴投げは、アグレッシブさを表現するための「待て」待ちの誘導技でしかなくなっていて、肩車も似たような位置づけになっているように感じた。

先日の柔道の放送を見ていて、ポイント主導、審判の印象主導の戦い方になってしまっている気がした。

あと、「待て」が早い!
エンターテインメント性を考えて、試合展開のスピード化と立ち技主導にしたい気持ちは分からなくもない。
私も柔道は立ち技主導であるべきだと考えている。

しかし、先にも書いただろう?

一本投げ以外は、致命傷でもなく、自分が有利な状態で相手を転ばした訳でもない。
ということは、相手はそれなりに動けるということである。
投げが不完全であった…
では、寝技に移行して、止めを刺してあげよう!
ということで、固め技の出番ではないのか?

しかし、寝技に移行する前に、すぐに「待て」がかかってしまう…

寝かされた方は「寝かされた自分は圧倒的に不利である」という事を認識するために…
倒した方は、極められなかったのであれば、立たせてもう一度投げつけてやるか、固め技で止めを刺す事を判断・意識させるために…
もう少し、寝技の攻防を見守る時間があってもいいと思う。
武道精神・実の戦いの名残りを試合にこれくらいは反映させて欲しい…

私が柔道をしていた時は、寝技に移行すると、なかなか待てをかけてもらえなかった記憶があったので、投げられたくなかったし、寝技は、投げられて不利な状況を回避するためだったり、不完全な投げを補い、キッチリ止めを刺すためで、最初から寝技狙いの試合をしなかった。

あの早い「待て」は、「どうせ待てがかかるから…」と、やりっぱなし技が多くなってしまう弊害があると思う。
だって、自分が寝かされたって、すぐに「待て」の掛け声が救ってくれるから…
少しの間“亀”になれば、これまた「待て」が救ってくれるから…

柔術などの経験者が最近多いので、寝かされる=負けのイメージは少なくなっているとは思うが、柔道発足当時の考え方の一つや、技の構成などは、やはり、寝かされる=負け(死)のイメージであると思う。

斉藤監督は反省していたようだが、立ち技、投げの一本にこだわって何が悪い?
狙っていきましょうよ!
それが、本来の柔道だと私は思う。

柔道着の色を変えられ、ルールも国際化を理由にエンターテインメント主導に変えられ、その上、柔道の「投げの美学」まで捨てる必要はない!
まぁ、今のルールだと、そのスタイルで勝ち抜くことは難しいと思うが、バルセロナやアテネでは、それで多くのメダルを取ってきたではないか!

日本柔道、今後も投げの柔道、日本武道としての柔道スタイルにこだわり続けて、気持ちのいい「投げで勝つ」柔道を今後も見せて欲しい!

JUDO精神より、柔道精神に期待!
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JUDO(その1)

2006-09-19 00:20:47 | 他、武道・格闘技
2006柔道ワールドカップをTVで見た。

かなり昔の話だが、私も“一応”柔道有段者なので、大きな大会でTV放送がある時には見たりする。
そして、日本チームの活躍に期待していた。

結果は、1日目の女子・二日目の男子共に、優勝を逃してしまった。
女子は2連覇、男子は三連覇のかかった大会だったみたいである。

優勝を逃したのは、残念だったが、この「柔道ワールドカップ」は、結構ツッコミたくなるところがあった。

まず、制作サイド!
編集をもっとうまくやってくれよぉ~
団体戦だから、大将の登場前に勝敗が決してしまう事もあるよ。
でも、試合内容、少なくとも勝敗の内訳くらいは放送してもいいんじゃない?
なんだか、制作側で注目している選手の試合しか流さないし…
今日の男子の試合、棟田の試合は一度も放送されなかったんじゃないか?
団体戦は負けたが、棟田は勝ったんだろ?(1本勝ちもあったそうだ)
その試合見せてよぉ~
それなりに、編集が大変なんだろうけど、消化不良でモヤモヤする内容だった気がする。
これは、編集がメチャクチャ下手なのでは?
柔道を好きな人が編集していないな…
と思われても仕方のない放送だったと思う。

かなり前だが、柔道の試合の司会進行を当時C○アナウンサー、いま有名野球選手夫人のN.Mさんがやっていた時のグダグダ放送を思い出した。
その某アナが、言う技言う技、解説の柔道家にダメだしされていた。
また、的外れな質問も酷すぎて、笑えなかった記憶だけがある。
簡単な、寝技の押さえ込みに関して、何秒でポイントになるのかの秒数を間違っていた気がする。(これは、ルールブック程度で勉強できるだろう)
私もこの放送を見て「この人分かってないし、勉強していないなぁ…」と思った。
解説者は、途中から明らかに声のトーンが変わってたからね。

興味も何もない人が制作に関わるとこうなるのだなぁ…と、今回の放送を見て改めて感じる事となる。
いや、今回の制作サイドに、柔道を愛する人や柔道経験者がいたとしよう!
それなら、大衆に迎合して、柔道の面白さを伝える気持ちが、今回に関しては思い出せなかったのだろう…という事にさせてくれ!
それくらい、視聴者としてはガッカリな放送内容だった。

それは、日本が負けたからではない…
スター選手に偏重した編集、坂口さんはともかく、恐らく柔道など何も勉強していないだろうアナウンサーを視聴率のために起用する、制作サイドにその理由があったように個人的には思う。

私も、消費者やクライアントに挟まれ制作に携わるものの一人であるので、その苦労やエンターテインメント性を考慮しなくてはならない場合もあるだろう事は推察できるので、ただ悪く言いたかったのとは違うと理解して欲しいが…

次に、審判!
特に、メガネをかけた東洋人(日本人?)審判!
多分、それなりに著名な方なのだろうが、何だあのジャッジは!
日本人に厳しくなかったか?
昨日は、帯の結び方がゆるい程度で日本人選手に注意していたが、相手国の柔道着がはだけてヘロヘロでも、何も言わない。
効果のとり方、注意のとり方、なんだか納得がいかなかった。
まぁ、向こうの方が経験も見る目もあるのだろうから、ここはあまり強気にはいえないが、何だか許しがたい… 笑

あと、その審判ではないが、今日「技あり」を主審が認めたが、副審が認めずに、ポイントがつかなかった場面があった。
まぁ、その場では仕方がないかな?と思ったが…
そのあとの試合で、???という投げに対して「技あり」がついていた。
おいおい、あれで「技あり」がつくなら、さっきの「技あり」いけるんじゃない?
と、私個人では思ったが、審判のジャッジだからねぇ…

主観バリバリであるが、納得いかん事が多かった!
で、あとは武道としての柔道を考えた場合に…であるが、長くなったので、その話は後日に譲る事とする。

いやぁ、今日のブログは興奮してしまった!
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