きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

経済のお話をします インフレとデフレの違いとは

2019-12-01 20:49:41 | 社会・経済
今回はちょいと真面目な経済のお話。

私の友人から面白いお話を聞かせていただけました。

それは、とある政治ワイドショーと言いますか討論番組だったそうなんですが。

そこで出演している国会議員が「貯蓄も消費も増すような経済にしないといけませんね」という発言があったんだそうです。

友人は「消費を増加したいのか貯蓄を増加したいのかどっちなんだろう?」と感じたそうです。

これ、何が疑問なんだ?と思いますよね。

じつは、消費を促すなら「インフレ」貯蓄なら「デフレ」の経済状態なんですよ。



要はインフレならば貨幣よりモノの価値が上昇し、デフレならモノより貨幣の価値が上昇するってだけ。

そこを踏まえれば消費を促進したいならインフレ、貯蓄を促進したいならデフレ経済にもっていけば環境整備はできるわけです。

で、アベノミクスが促進したいのはどちらなのか?

言うまでもございません、インフレ経済へと方向をもっていきたいわけです。

例の発言は与野党どちらの議員が発言したかはわかりませんが、長期的には消費も貯蓄も水準を高めたいってのは理解できますが、目先で考えれば貯蓄率を上昇したいならデフレ経済にすれば実現率は高まります。

でも、日本はデフレ経済になって苦しんできたわけで、少なくとも需要を増加する可能性が高いインフレ経済のほうが雇用や景気にはプラス面が強いわけです。

そして日本政府としては消費を促進したくて経済政策を動かしているわけで、貯蓄率もわかるけど現代は世の中に貨幣をいかに流すか、イコールインフレ経済にするかを優先しているのが日本経済の実情なわけです。

友人は疑問に感じたことの答えがまさにこれ、現在は何よりも消費を優先して経済政策を実行しています。

もちろん経済状態によってインフレが過熱すれば貯蓄を優先する(オイルショック後などはむしろ貯蓄優先政策を進めたりしてました)こともありますが、現在はまだまだデフレからすら完全脱却できていない状態と思えるのですから、少なくとも安倍政権ではインフレ政策へアクセルは踏み込むでしょうし、それが現状の日本経済には活性化を起こすカンフル剤になると思います。

経済ってそう考えると面白いもんですね。

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