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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

ももいろクローバーZ 求められる破壊的イノベーション

2011-08-28 00:36:13 | AKB48



私は「ももクロ」についてグループ名以外何も存じ上げなかったのですが、今回このエントリを書くにあたってちょこっとだけ調べました。
「海老反りジャンプ」も見ましたし、ファンの方の提供しているいろんなもの見たり読んでみたりしました。
その程度なので、本エントリは素人による適当コメントだと思って頂けるとありがたいです。

本エントリを書くきっかけになったのは↓以下の記事を読んだことです。

ももいろクローバーZの経済学(田中秀臣)
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110825#p3

フォーカルポイントが洗練されていることと、全国区でヒットすることの間には因果関係はなく、むしろそのフォーカルポイントの洗練化が全国区でヒットするための足かせになるとすら思います。
では、全国区アイドルになるために必要なものは何でしょうか。
それを考えていきたいと思います。

その前に、ももクロの人材としての可能性は高いような気はします。
メンバーでいうとスターダスト所属だけにAKB48とは種類が違うような気がします。
(AKB48は人材の入れ替えが基本構造として組み込まれているので、AKB48の場合は固定メンバーという発想が当てはまらないですが)
コンセプトやコンテンツとしての完成度を見ると、非常によく時間かけて考えているなと感じます。
単純な企画モノではなく、金と時間がかかっているなと。
それなりに能力のある人が関わっているプロジェクトだと思います。
(今頃気づいたのかお前はと言われそうですが)

語りたいことはいっぱいあるのですが、いつも発散して読みにくくなるので、焦点を1つか2つに絞りたいと思います。

この間、Fairiesについて述べましたが、私は新しいアイドルがヒットするかどうかについて、AKB48と比べてどうかという問いそのものが無意味だと思っています。
AKB48は他のアイドルとの比較によって受け入れられたアイドルなのでしょうか。
答えは否でしょう。

※参考
『【AKB48】なぜ他のアイドルがAKB48に勝てないのか』
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/eddb3ae9db20c05eb56056055e1529bb

では、AKB48は他のアイドルと何が違ったのでしょうか。

AKB48が本格的に(全国区のアイドルとして)普及したのはいつかを考えるとヒントがあるかもしれません。
ティッピングポイントはいつであったかという問いです。
いろいろと説はあると思いますが、私は第2回総選挙の後に発表された「ヘビーローテーション」だと思っています。
ヘビーローテーションで認知されて、その後に本格的に拡散していったと思います。
CDの販売量もそこを境に変わっていた気がします。
(データで説明できると説得力があるのですがね。その労力はかけません・・)


面倒なので全国区アイドルがなにか?という定義は考えません。
これは感覚的な話です。

それまではいわゆるAKBオタと呼ばれるファン層を中心に固められていたと。
あるところまではそれでよいのです。
別にそれ以上を求める必要もないですし。
しかし、それ以上を望むのであれば、その状況がAKB48を全国区に押し上げるのに障害にすらなっていたと思います。
ソーシャルに振れば振るほど、新しい参加者は増えにくくなっていきます。
仲間に入ればワイワイ楽しめるが、敷居が高くて参加者が増えない構図があるからです。
勝手にやってろと。自分は知らんと。
ソーシャルというのはそういうものです。
(例えば、ソーシャルネットワークというのは情報の都市化なのです。)

その状況を打破したのは選抜総選挙だと思います。
もし総選挙の投票権を公演の参加者に限定していたら、AKB48はこれほど全国区のアイドルにはなっていなかったと考えます。
マスメディアと総選挙の力で、AKBエコシステムの外側にいた人々を取り込むことに成功したのです。
その意味でも投票システムとしてCDパッケージを使ったことは、非常に大きな貢献を果たしたと思います。
(TwitterはRTが城壁を越えるのに有効な役割を果たしていると思いますね。)

深堀りする部分、これはももクロは非常によくやってると思います。
でもそれだけじゃ特定の市場しかとれないのです。

この間のWBSでのAKB48の説明も完全に誤解していましたが、AKB48は他のアイドルグループより優れているから受け入れられているわけではないのです。
ヒットはコンテンツの良し悪しで決まるのではないのです。
(そりゃ最低限の品質は必要ですが、モノが良くて売れるなら誰も苦労しないし、AKB48についてルックスをあーだこーだ言う人いるけど全くわかっていない。そんなところを売りにしてるのではない。あくまでパラメータの一つでしかないのだ。)

差別化戦略では足りないのです。
競争優位を構造としてどう作り出すかなのです。
これ非常に重要な考え方です。

どれだけそのアイドルに時間使ってもいいと思うかどうか。
ライバルは全て。
ゲーム、彼女、家族、受験、友達、スポーツ、時間を消費する全てがライバルです。

キッカケが必要です。
アイドルを知る機会、時間を使ってもっと知りたいと思う機会、もっともっと時間を使いたいと思う機会、これをどうやって作り出すかです。
より多くの人に、ももクロを知らない人にどうやってアプローチするかです。

時間についての認識があるからこそ「週末ヒロイン」って言っているんだとは思いますけどね。

自分の置かれている状況を確実に把握したいのであれば、自分が置かれていない状況についても知らなければならないのです。

自分たちがどのような状況下でどのような力でどういったものの変化に作用を与えることができているか、を考えるのと同時に、どういったものの変化に作用することができていないか、外の世界を考えなければならないのです。

世に言うイノベーションですね。
万能な方法論はありません。

正直に言って、ここまでのももクロになら、時間と金を投下すればできるレベルだと思います。
深化することだけを考えればよかったからです。
いわゆる持続的イノベーションだけでやってこれたと。
ここから先は自分たちの外にある世界に踏み込んでいかなければならない。
破壊的イノベーションが求められているのです。
これはこれまでの問題とは別次元の問題になります。

まぁ余計なお世話なのは間違いないのですが、ももクロを調べていたら、なんかもったいないなという気がして少し語りたくなりました。
潜在的成長率は高いと思いますよ。
特に、リーダーの百田夏菜子さんは可能性を感じますね。
市場の期待収益率を超えて成長できる可能性は多いにあると考えます。
経営次第ですが。

最後にきついこと言っておくと、
週末ヒロインじゃ天下はとれないでしょうな。
ここで満足したくないのなら破壊的イノベーションについて考えるべきでしょう。

レコード会社はAKB48と同じキングレコードなのね。。

【追記】
中長期的な計画に基づいて活動していて、今この瞬間の活動だけを見て評価するのは問題かもしれません。
私が知らないだけで、いろんな戦略がある可能性はありますね。
AKB48も4年くらいかかっていますから、ももクロも時間をかける期間なのかもしれません。

個人的な感想を言うと、K-POPアイドルよりJ-POPアイドルの方が新次元のアイドルだとつくづく思います。
それは、コンテンツの質だけにこだわらず、もっと広い活動によって競争優位を作り出そうという意思が見て取れるという意味で。


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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2011-08-28 14:19:23
ももクロは真に「最先端JPOP」だと思います。作詞、作曲家の前山田健一さんのことはずっと追いかけていきたいと思っているです。

ももクロにはサブカルとして日本だけでなく世界のライブ会場を荒らしまくって欲しい・・・日本のマスになれなくても、世界のサブカルになれたらそれはそれで凄いじゃないか!と思うのですがね。それじゃ、彼女たちの夢はかなわないのか・・・

Kアイドルと比べて、AKBなどのJアイドルは世界的に見てびっくりするくらい新しいと思います。

「地下アイドル」なんていう概念が新しすぎなんだと思います。他の国ではアイドルとは圧倒的な何かをもっている人で、スポットライトが当たらない存在にアイドル性を見たりしないからです。

アイドルにインディーズを認める発想は、「親しみやすさ」が大きな価値を持ち、アマチュアでもステージに立つ機会が多く与えられる日本でしか出てこない!

もしAKB的なアイドルが他の国でも認められ、USA48的なものが認められれば、人々の芸能生活スタイル自体に変化をもたらすと思います。

果たして地下アイドル、会えるアイドル、成長する過程のアイドル、という新しい概念が他国の人々の可処分時間配分に変化を与えるのか、楽しみです。
返信する
Unknown (tune)
2011-08-28 14:20:30
あ、名前入れるの忘れました。
上のコメントtuneです。
返信する
最先端JPOP (advanced_future)
2011-08-29 10:19:06
>tuneさん
いつもコメントありがとうございます。
さすがtuneさん、手広いですね。

>ももクロは真に「最先端JPOP」だと思います。

これですね!
読んで瞬間的に「ももクロ」を表現するのに最も適した言葉だと思いました。
「ももクロは日本の最先端技術が駆使された最先端JPOPアイドル」ですね。

ちょっと本エントリの問題提起はズレてました。
さすがに、ももクロ暦1日では勘違いもしてしまいます。
ももクロそのものが破壊的イノベーションになれるかどうか、それが問題なのでした。
(そういう感じのエントリですが、微妙にずれているのです)

そして、私が一番ショックを受けたのは、ももクロが、私の構想の先を行っていたことです。
これはかなり妄想なのですが、私がAKB48のマネジメントに加わったら、初めにチームBでもチーム○○でもなんでもいいから、1軍ではない2軍メンバーを組織して、社内ベンチャー的な位置づけでAKB48とは全く異なるコンセプトで、AKB48を倒しに行くだろうと思います。
その時にやろうと思っていたのが、まさにももクロ的なもので、ももクロを見た瞬間に自分の浅はかさに恥ずかしくなりました。
まぁ、素人で考え付くならプロはとっくに考え付いているなと。

結局、AKB48から派生しているユニット(no3b,not yet, 渡り廊下,etc...)では、AKB48を倒すことはできない。
AKB48が活動のメインになるので、派生ユニットは所詮派生であり弱すぎる。
乃木坂46が必要だったのも、AKB48のバリューネットワークの外側からAKB48を攻める必要があったからだと思います。
AKB48からスピンオフして、AKB48を揺るがすだけのユニットが生まれない。
これは、クレイトン・クリステンセンの持続的イノベーションと破壊的イノベーションの関係性を画に描いたような例だと思います。
そうこうしている間に、他のアイドルが出てきて新市場を食われてしまう可能性がある。
AKB48を発展せしめるだけのライバルがAKB48から出てこない危機感、これが乃木坂46に負わされる宿命なのだと改めて思いました。

>世界のサブカル

いいこと言いますね~。
新機軸の登場ですね。
同意です。

ソーシャルネットワークとアイドルの組み合わせを再考する価値は多いにあるのかなと思っています。
ある調査によるとUSにおけるFaceBookの友達リストの90数%以上はリアル世界の知り合いだと。
あくまでリアル世界を補完するのがソーシャルネットワークサービスで、ここが日本とは違う点といわれています。
この発想を、会えるアイドル、共に成長するアイドルというものと組み合わせられないか、FBの友達リストにアイドルが加わるというだけでは単純過ぎですが、何かここに一つのアイディアがあれば、ソーシャル・アイドル的な方向性でマーケティングできないかな~と思ったりします。
何にも考えていないのですが。


>前山田健一

なるほど。
稀代のエンターテイナーの予感しますね。
これから注目していきたいと思います。
返信する
Unknown (tune)
2011-08-29 15:58:34
ももクロは、ほんっと~に「破壊」って言葉がピッタリなグループで、伝説のレベルが違いすぎてAKBも勝たれへんわ~って思わされるグループです。ただ、日本のアイドル文化の本流ではなく、そこが支持を集めているわけで・・・ベンチャーっぽいです。確かに笑

ビジネスとして強いて参考になる点を言うなら、「異なるカテゴリーに対して果敢に挑戦する」という姿勢。ゴリゴリのロックフェスに殴り込みライブをかけて、ウケて帰ってくるらしい笑。あと、ファンやオタクがほとんどいないプロレスの試合でパフォーマーとしてリングの上でライブを行い、盛り上がらず失笑されたりたりしたそう。

カテゴリーの壁を突破する、というイノベーションの発想があるグループかと。いや、運営が「アイドルなんてよくしらないし」っていうだけらしいんですけど。ちなみに運営=沢尻エリカの元マネージャーだそうです。恐ろしい・・

せっかくだから東京女子流も見てみると良いかもです。もし、和のアイドルを鋭く突き詰めるとこうなるよねっていうグループです。

東京女子流
http://www.youtube.com/watch?v=X8VX6_mRABs

ももクロが釘付ハンマーで、東京女子流が日本刀と喩えられたりします。


私は未だにAKBを越えるライバルが、秋元康から生まれるということについては懐疑的です。しかし、乃木坂はやっぱり固定の劇場を持たないみたいなので、ブログ主さんの予想は当たっているのではないでしょうか。

前山田健一さんはヒャダインとしてニコニコ動画で有名になった人です。
ストリートファイターの曲が超超かっこいい!

http://www.youtube.com/watch?v=2KOxNRMzEWA
http://www.youtube.com/watch?v=osWXbe7MbGE

次世代のアイドルプロデューサーです!
返信する
地平線の彼方 (advanced_future)
2011-08-30 00:44:23
>tuneさん
いつもコメントありがとうございます。
しかも、いつも素晴らしい情報提供ありがとうございます。

>前山田健一

一番驚いたのは、なんといっても前山田健一さんの才能の豊かさ。
私自身が感じたものは、この人のクリエイティビティであったかと。
面白くて楽しくて仕方がない感じが溢れてきて、非常に良いです。
ももクロの出来に妙に納得してしまいました。
JPOPアイドル×前山田健一 = 最先端JPOPアイドル

>東京女子流

いや~、みんなレベル高いですね。
それぞれの良さがあり、甲乙つけ難く、知ってしまうとハマッてしまうグループばっかりです。
個人的には、どのグループもコンテンツの品質は申し分ないと思います。
まさにアイドル戦国時代ですか。

AKB48のヒットがアイドルに投資を集めることに繋がっていたりするんですかね。
グローバル展開など考えると、アイドルファンドが流行ってもいいかなという気もしますが。

しかし・・・

私そればっかりになっちゃうんですが、差別化戦略はどのグループもしっかり練られていると思いますが、それだけじゃ物足りないと思ってしまうんですよね。
いや、足りないというのではなく、何を目指すかによって変わることだと思うのですが、ビジネス巧者は圧倒的にAKB48なのだと思います。


それでも前山田健一さんは別格だと思いますが。
コンテンツの出来だけで全然勝負できるレベルだと思います。
秋元康は枠組みを作る人ですが、前山田さんは自らコンテンツを作り出せてしまう。
アイドル界のスティーブジョブスみたいなもんだと思ってしまいました。
さしずめAKB48はアイドル界のGoogleか。

コンテンツをどう差別化するだけじゃ足りなくて、競争優位を構造としてどう作り出すかなのだと。
普段からそんなことばっかり考えているせいか、日本企業にありがちな差別化原理主義に重なってしまうというかなんというか。
優れた企業ほど、ついすぐに商品力って言っちゃうんですよね。
企画力と技術力があるだけに。
コモディティ化の波を商品力強化によって乗り越えるという発想しちゃう、いやせざるを得ないというか。
みんなイノベーションのジレンマのことは知っているんですが、持続的イノベーションのジレンマにはまっちゃうんですよね。
まさに妹尾堅一郎の「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」になっちゃう。

戦国時代で盛り上がることによって市場が大きくなる効果はあると思いますが、日本の市場規模の限界もあるでしょうからね。
市場が飽和するまでもよいと。
問題はそこから、コモディティ化が襲ってきてから奪い合いになっちゃいますからね。
そこでペイするコスト構造を構築できれば、それはそれでよいが、そうでない場合は海外展開を考えるのは自然な流れかなと。
この戦国時代感を味わえている間が花ですかね。

だからこそ、アイドルビジネスについても、ビジネスモデルとしてのイノベーションに取り組んで欲しいと思っちゃうんですよね。軍師さえいればもっと伸びるはずと思ってしまうんです。

それにもましてももクロZには可能性を感じずにはいられませんが。
今投資したらリターンが大きそうだ。
ももクロZはマスアイドルになるのではなく、世界のサブカルアイドルですね。
(サブカルっていう言葉が適切かわかりませんが、他に言葉が思いつかない・・)

いやー、tuneさんにはほんとに勉強させて頂きました。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (tune)
2011-08-30 19:23:26
差別化原理主義の話よくわかります。今Kアイドルなんてそれでメチャクチャ苦しんでますよ。チワワ系アイドル、クリーミー系アイドル・・・現場の苦しみが伝わるようなキャッチコピーが氾濫しております。

サブカルついでにきゃりーぱみゅぱみゅをご紹介しておきます。外国のネットユーザーでJPOP好きにやたら人気の女性ポップアイコンです。たぶん彼女は既に「世界のサブカルアイドル」の階段を上り始めているのだと思う笑。「日本版レディーガガ」というふれこみも中々秀逸。たしかPafumeと同じ音楽プロデューサーですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=yzC4hFK5P3g&ob=av3e

外人はマルマルモリモリみたいに、音で覚えやすいのが大好きみたいです。

きゃりーぱみゅぱみゅはCDランキングではあんまり見ないのですが、ネット上では割と有名。ももクロもこのラインに突き進んじゃって、CDランキングではなく世界中のyoutube再生回数ランキングで勝負してはどうか・・・と思ったりします。

世界に出ちゃえ!ももクロ!身体をそんなに激しく使っていられる時間は短いぞ!と思います。

KPOPと違う日本のアイドル戦国時代の特徴は、「劇場中心」なことだと思います。AKBの一強じゃねえか、という意見をよく聞きますが、「戦いはテレビで起きてるんじゃない!ライブで起きてるんだ!」と思います。

テレビ上のブームが去った後、どのアイドルが生き残るか。AKBも巨大でランニングコストがかかる分、うかうかしてられないと思うこの頃です。

ももクロが尊敬されるサブカルということが伝わる記事を載せておきます。神聖かまってちゃんとの対バンの記事です。現在インディーズロックがテレビ以外の音楽業界では熱くて、神聖かまってちゃん、世界の終わりなどの強烈でディープな音と詞のロックバンドが乱立しているのですが、そのクレイジーなロックバンドとフツーに対バン成功させたという記事。

http://natalie.mu/music/news/45674
返信する
Unknown (advanced_future)
2011-09-02 00:35:56
>tuneさん
いつもコメントありがとうございます。

時間を作れなくて返信が遅くなってしまいました。


一部にKアイドルがゴリ推しと批判されるのは、ひっくり返してみるとプロモーションが思うように行っていないことを表しているのかもしれませんね。
広告に力を入れ続けないとビジネスとして回っていかないのかもしれないなと、外から見ていて思います。


ももクロがここ1年くらいで、どうなっていくか、ちょっと楽しみにしています。
完全に感覚的な話なのですけれど、ここ1年くらいが勝負なのかなって思っていたりします。
理由は感覚的な話なのですが、機会があれば語りたいと思います。

>「戦いはテレビで起きてるんじゃない!ライブで起きてるんだ!」

さすがtuneさん、名言ですね。
AKB48に話を振るのですが、もともとAKB48もマスメディア依存を脱却したアイドルを目指していたはずで、そこを外してはいけないと思っています。
上の名言に加えて「劇場中心」というお話もありましたが、「会える」「会えない」の前に、そこにしかない価値、刺さるコンテンツ、そういったものを指向しているアイドルこそがAKB48だったはずです。
どんなに忙しくても活動の中心は劇場でなければならないのです。

基礎をしっかりしておかないと、その上にどれだけ立派な家建てても崩れやすいものになってしまいますから。
前にも述べましたが、マスに戦線を伸ばして、劇場の部分で劇場中心にやってくるライバルに負けると、逃げ場がなくなりますからね。
後方を抑えられて、前方に進むしかなくなって、Kアイドルと同じようなマスメディア戦略でごり押ししないとやっていけなくなると。
あくまでも、ソーシャル方向の活動を支援するためのマスなのだと。
間違ってもマスのためのソーシャルなのではないこと。
ここはしっかりとAKB48全体に文化として染み込ませておかないとNGです。

前から述べてますが、まず主力メンバーが忙しすぎるので、仕事を減らすべきです。
劇場を優先して、劇場での活動をこなせなくなるような仕事は極力やらない方向で調整すると。

秋元氏によれば、活躍の場は広がって劇場での活動から離れることも多くなったが、握手会だけは絶対やらねばならないと思っているそうですが、ぬるい。

ほんとイノベーションのジレンマに陥らないか心配しているんですが、
AKB48の運用コストが大きくなって、AKB48にとって下位市場の魅力がなくなったところに、新興勢力がローエンド型破壊で参入してくると。
下位市場をとられてもAKB48にとっては痛くもかゆくもないので、マスに進んで収益を得るのだが、新しい波が下位市場から発生して、気づいた時には時代に置いてかれてしまう、みたいなことにならないように、常に革新していかないとです。
AKB48を倒すべくしてスピンオフするなり、新しい勢力をつくりだすなりしなければなりません。
そういう意味で、繰り返しになっちゃうのですが乃木坂46の試みは評価しています。
結果どうなるかではなく、自らAKB48を倒しにいくというのはよいことです。


>ももクロが尊敬されるサブカルということが伝わる記事を載せておきます

いつも情報提供ありがとうございます。
ほんと助かります。
ももクロZ、すごくいいし、可能性も感じるし、今後どう進化していくか楽しみにしているのですが、
欲をいうと、もう一つ仕掛けがあったらいいなと思うところがあって、
それが何か、深く考えていないから漠然としているのですが、そこを今後考えていきたいと思います。


>ももクロが釘付ハンマーで、東京女子流が日本刀と喩えられたりします。

いいたとえですね。
リンクはってもらった東京女子流のコンテンツ、スルメイカみたいに効いてきますね。
おそるべしです。
しかし、これは完全に個人的な趣味の話なのですが、3年後どうだろうか想像すると、ちょっと不安です。
個人的趣味の話なので、一般化するつもりは全くないのですが、
東京女子流に致命的に足りていないものがあると思うんです。
「大人」がいない。ということ。
AKB48にもももクロにもいるんですが、東京女子流にはいないんですよ。

年齢の話じゃないんです。
これは資質の問題で、組織を維持・発展させていく為に必要な人材のことなんです。
あるところまで到達したら空中分解するんじゃないかなって・・主体性と協調的な統合性を両立できないかもしれない・・とこれは完全に妄想です。
AKB48みたいに淘汰システムがないから最初の選考で失敗すると致命的なバグを内在することになるのです。
アイドルとしての資質を言っているのではありませんので、アイドルとして不足があるという話ではありません。
あくまでも、1つの組織として見た時に、というお話を妄想で語っているだけです。
トンデモだと思ってもらえれば助かります。
私、何も知らないのに言っている発言です。
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