進化する魂

フリートーク
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竹内美宥さんに贈る「自分らしさ」の探し方 (初級編)

2012-02-19 22:43:18 | AKB48




たぶん、Blogに書くのは何度目かの話なのですが、また書かせてください。

私はこれまで、いろんな人の悩みや愚痴を聞いたり、相談にのったりしてきました。
特に意識しているわけではないのですが、意図せずそういう立場に立つことが多いというか、私はそういう星の下に生まれたのだろうと今は思っています。

そんな私の感覚的な話なのですが、誰一人として同じ人生を歩んでいる人はいないから、悩みも皆それぞれではあるのですが、根っこの部分には共通するものがある場合も結構あります。

その一つが「自分らしさって何?」という悩みです。

若い人の悩みであるイメージがあるかもしれませんが、この悩みを持つ人は大人にも多いです。
「ポストモダン」だとか「後期近代」といった言葉を知っている人には言うまでもないことですが、特に東西冷戦の終焉によって、自己アイデンティティーを確立できない人が増えてきている印象です。
文化や社会環境の変化といったものが、既成の思考的枠組みを取っ払ってしまったがために、皆精神的に流浪の民になってしまったのです。

なぜかいろいろ経験していく度に自信がなくなっていく。きっと今だけだと思うんですけどね(^^)。


残念ですが「今だけ」ではありません。
これは一生の問題です。
自己アイデンティティーは「生きる意味」といったところと密接な関係があるからです。
生きている限り、忘れることはあっても、決してなくならない問題です。

ただ、時間が解決してくれることはあるかもしれません。
心がバランスをとろうとして、折り合いをつけてくれることはあります。

でも、もしこの問題に本気で取り組むつもりがあるのなら、理解しないといけないことがあります。
そこで、私から役に立たないアドバイスをしたいと思います。

◆◆◆◆◆◆

今のままでは彼女が「自分らしさ」を見つけることはできないでしょう。
それは↓この文章からわかります。



今の私って違う自分を造ってるんです。
実は本当の私じゃないんです。
今はね

かわいらしい悩みだなと思います。
しかし、甘いなと思います。
チョコレートケーキのように甘い。

「実は本当の私じゃないんです。」と言いましたね。

では聞きますが、「本当の私」とは何ですか?

自分の部屋で寝転んで漫画でも見てるときの自分のことですか?
学校で友達と笑い合っている時の自分のことですか?
夜、寝るときに真っ暗な天井を見ながら、今日起きた出来事を振り返っている時の自分のことですか?

話が長くなると読むのも大変なので、できるだけ短く言います。

「本当の私」と「本当ではない私」がいると考えている内は、「自分らしさ」には辿り着けません。

どちらも「私」でしょ?

どちらかだけ「私」だということは有り得ないですよ。

造ってると思っている自分も、造っていないと思っている自分も、すべて自分ですよ。
演技している私も、ダメな私も、ネガティブな私も、作り笑顔してる時の私も、素だと思っている私も、私でしょう。

あえて言うなら、すべて「本当の私」でしょう。
私が「私」以外であるわけがありません。

そう理解するとね、次の文章で表現されている考え方も変わってきます。


いろいろ経験していくなかで
今まで頑張ってきたことや
やってきたことでも
どんどん自信をなくしちゃう。
だけどそれがあるから
向上したい!と思う気持ちが
自分にはあるんだと思います。


「自分らしさ」というのは、
何か理想とする「自分らしい私」があって、それに満たないから、努力して、向上して「自分らしい私」になるということではないのです。

理想とする「私」があって、それに満たないから、努力して、向上して理想の「私」になろうとする。
その時にいろいろ経験して、失敗して、自信をなくしてしまう、それも全てひっくるめて私で、それを「自分らしさ」というのです。

わかりにくいですか?
もっとわかりやすく説明しましょう。

人生を画を描くことにたとえます。
(私は画の素人ですが・・)

いい画を描くために、いっぱい色があった方が表現の幅が広がりますし、描き方も工夫したりするでしょうね。
あーでもない、こーでもないと、描いて消したり、描いて上書きしたり、新しい色を使ってみたり、試行錯誤しながら、最終的に画を仕上げるでしょう。

多くの人は、出来上がった画のことを自分らしさというけれど、それは間違いです。

自分らしさとは、画を描くために使った色、使った道具、描き方、かけた時間、描いた場所、工夫したあと、傾けた想い、など、それらを全てひっくるめて言うのです。

画がどう評価されるかなんてものは、自分らしさと関係がありません。
自分では決めることのできないことだからです。

自分で決めれることができるのは、画を描くために色を集めたり、道具を探したり、描き方を探求したり、環境を整えたり、インスピレーションを求めたりすることでしょう。
それを「自分らしさ」というのです。

余計わからなくなっちゃいましたかね・・。


◆◆◆◆◆◆

本当のことをいえば、「私」なんて存在しないんですけどね。
「私とは何か?」という問いについては、ここでは取り上げません。
「私」と「他人」を分ける境界線って何か?とかね。
だから本当は「自分らしさ」を考えるよりも、そこに生じる「意味」や「価値」を考えた方がいいんだけどね。
まぁ相手が子供だとそこまでは求められませんね。


ググタスでよく見かける悩み系の投稿が、戦略的な釣りだったら、それはそれで面白い。


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