進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

実験場としてのAKB48

2011-12-26 00:01:07 | AKB48
素人の戯言程度に思って頂けるとこれ幸いです。

大島優子と篠田麻里子の比較をしよう(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51792894.html

学校で考えよう。
同じクラスだからといって仲良くできるわけでもないし、無理に仲良くすべきでもない。
小中学校で先生から「クラスメイトは仲良くしなさい」のように刷り込みされるが、これは実態とかけ離れていて、かなり無理筋だ。
40人も人がいたら、合わない人がいても"普通"だ。

しかし、仲良くするわけでもなく、かといって嫌い合うわけでもなく、切磋琢磨する関係は成立できる。
たとえば何かのスポーツのプロ・チームで考えると、チームメイトが仲良くする必要はないかもしれない。
だが、試合に勝利するという目的のために協力し合うことはできるし、強いチームを作るための共闘の仕方もあるだろう。
人と人が付き合うのには、様々な状況や条件において適切な距離感というものがある。

これを無視して「仲良くしなさい」などの上意下達のような風習は最悪だ。

「仲良く」=「争いごとのない」
といった理解は間違っている。
市場原理の調整メカニズムがそうであるように、良い均衡を得るためにはそれぞれが信じるものに向かって「争う」ことも必要なのである。
もちろんある一定以上の参加者が「学習」できることが前提だが、争うというのは答えの無い世界において、より良い答えを求め探す行為に他ならないのである。

AKB48のコンセプトの一つである「ガチ」にもまた、そういった意味が込められているだろう。
(ガチとガチがぶつかることで、何かが生まれてくるのだ。)


さて、まえおきをおえて、リンク先のスレについて自説を述べよう。

(かなり大雑把に言えばという話で、具体的に見ていけば、そして考える時によっても異なる見解が得られるだろう)

私が思うに、大島さんは小さい頃から子役をしていただけあって、他のAKB48のメンバーと比べて相対的に「社会的価値」を重んじているのだと思う。
もともと「女優」を目指していたこともあって、はじめからAKB48が1つのステップなのである。
他にも女優を目指しているメンバーは多いが、それはAKB48の延長線上にあるのであって、ステップではない。
他のメンバーは、AKB48としての成功がまずあって、その成功の結果として女優としての道が広がるという認識だ。
つまり、大島さんは「女優(入り口)→AKB48(ステップ)→女優(目標)」なのに対し、他のメンバーは「AKB48(入り口)→女優(目標)」なわけだ。

誤解されると困るが、AKB48としての成功を重んじていないと言っているのではない。
AKB48としての成功を重んじているのは、ほぼ全てのメンバーで共通だと思う。
(高橋みなみさんは人一倍想いが強いのかもしれない。)
大島さんの場合は、現状認識をするにあたって他のメンバーよりも社会的価値を重んじているということを言いたい。

通常、人は子供から大人になるにしたがって(社会的経験を経るにしたがって)、社会的視点を一つひとつ獲得していくものである。
そういうのもあって他のメンバーと比して「大島さんは大人だ」と言ってきたのである。
(社会的視点をより多く持っているという意味。それが良いことなのか悪い事なのかはまた別の話だ。)

あえて言及することでもないのだが、一つだけ気がかりなのは、大島さんが努力の成果として獲得してきた「巧さ」だ。
その巧さが、大きなエネルギーを消費する構造を持っているために、エネルギーの供給が途絶えると脆いだろう。
若い時にはそれでよいし、アイドルとして突っ走るときには、それで悩みながらも気合で前進すればうまくやっていけるかもしれないが、今後女優としてやっていく時には、発想の転換を求められる。
新たなエネルギー源を確保しながら、自分自身を変えていかなければならない。
それは線形の進化ではなく、異なる変化軸を手に入れていくということだ。
ヘタに巧く乗り切ってしまうと成長の機会を逃す可能性もあるが、大島さんには乗り切る力があると思うので、巧さとの兼ね合いで苦労しなければよいが、と思う。
女優とAKB48のバランスを考えると、もう少しAKB48では失敗することを考えるのも有りかもしれない。
実験場くらいにAKB48というプラットフォームを利用するのもありではないか。
それはそれで大人としてのプライドが許さないかもしれないが。

私なんかが言うまでもなく、本人が一番わかっていることだとは思うが・・。
それこそ大人だから。


大島さんのことについてしか述べてませんね・・。
篠田さんについてはまた時を改めて。


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