進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
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朝生で感じた若者の意外な幸福性について

2010-08-01 01:12:29 | TV・書籍
東浩紀氏と堀紘一氏がやり合ったと話題になっていた前回の「朝まで生テレビ」をようやく見た。

確かに、アズマン(東氏)が言うように、いつも同じ話の繰返しで、見てるほうは飽き飽きしてくる。
毎回同じ話をしていて、なんら解決の糸口が見えないのは確かにフラストレーションが溜まる。
ただ、堀紘一氏の態度はネット上で強烈に批判されているが、個人的には確かに傲慢さは見えるけれど、それほどひどくもないかなと思った。

というのは、(普段は知らないが番組を見ている限り)堀氏は別に論理的におかしな話をしているわけではない。
情緒的で全く論理的でないピンボケした議論する人よりよっぽどマシだと思う。
まだ論理で議論できるだけいいよ。
理屈で理解し合えるからね。
議論していて辛いのは、理屈の通じない相手だよ。
あれほど非生産的な議論はない。

「帰れよ」などというのはさすがに論外だが、老害というほどのものではないかなという気がする。
その場の空気がわからないので、実際にその場にいたら違うこと言うかもしれないが。

個人的に面白かったのは、モエ・ジャパンの福島麻衣子氏だ。
(チームラボの猪子寿之氏も相変わらずいいキャラしてる。)
アキバは元気だってことと、元気な人がアキバに集まっているっていうことは明るい材料だし、今の若者、特に女性は意外にあっけらかんとしていて幸福度も高い人が多いのかもしれないと思った。
確かに日本の自殺は男性ばかりだし、若い時から教育投資して育ったいわゆる高学歴エリートは自分の人生のハードル上げちゃってるから不幸度が高い。
ニートでもフリーターでも何にも背負っていない女性が元気っていう世界もあるのかなと、改めて偏った視点で物事を判断するのは危ういなと思わされた。
マスコミは基本的に中年男性の世界だから、世の中に流布される情報は偏ったものが多くなってしまう。

ただ、やっぱりこの手の話題を政策論で語ると答えは出ない。
結局、どうやって仕事を作っていくかという話に議論が帰着するので、政策の出番がほとんどないのだ。
政策で言えるのはインフラの話だけで、どういう仕事が生まれるかまでは保証できない。
この手の話は、答えを出したやつが答えという世界。
キョーデンの橋本氏やアズマン、猪子氏あたりはそういう問題意識を持っていそうだったが、話がそこまで及ばなかった。

いつも思うが朝生は人数のわりに時間が少ない。
3時間でやるなら、人数を3人くらい削った方がいいなと思う。
なんであの人数でやっているのか、さっぱりわからない。
まじめに議論について考えた事ある人達がスタッフにいるのだろうか。
それとも答えなんか求めていないということなのだろうか。