進化する魂

フリートーク
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直接民主制について

2009-10-25 00:10:51 | 政治
久しぶりに大作を作成中だったのですが、途中手違いで内容を消してしまいました。
非常にショックでエントリするのをやめようと思ったのですが、かけた時間(サンクコスト)を諦められず、中途半端な内容ではありますがエントリすることにしました。
文章を校正する気力もないので読みにくいと思いますがお許しください。

「ネットがあれば政治家いらない」東浩紀「SNS直接民主制」提案(J-CAST)
http://www.j-cast.com/2009/10/24052476.html

朝まで生テレビでの東氏の発言が面白いというので取り上げられている。
私なんかは以前から(といっても世間一般に発表しているわけではないが・・)ITを利用して「全法案国民投票制度」の創設を訴えっている人間なので特に新しい提案には思えないが、こういう意見が世間一般に認知されることはいいことだと思う。

ただ私は「「政治家なんていらない」とは思わない
というのも政治家の役割は「意見代行」と「意見委任」だと考えるからだ。

政治家が存在するのは、有権者全員の意見を集約する管理コストが高すぎるためだから、IT技術が進歩すればこの管理コストが低下して国民投票が簡単になるというのは理屈的にわかりやすい。
また立法能力についても、コミュニティ内に自然発生的に出てくるアイディアを基にコーディングすればよいというのもまぁまぁ納得できる。(もともと議員立法って少ないしね)

だが、しかし、有権者は天才でもなければ暇でもないという最大の障壁が存在する。
専門的な法案を理解できるかどうかという問題もあれば、全ての法案の詳細に目を通すことも現実的ではない。

わからない問題について、我々は一票をどのように行使すべきなのだろうか。
自分にも適用される可能性のある法案だとすれば簡単に放棄する選択はできないだろう。
裁判員制度のように、一部の法案についてのみ国民投票にするというのも一つの手だが、国民投票にするしないの判断をどうやて民主的に行うのかという問題もある。

おそらく、問題をよく理解する人に委任することになるのではないだろうか。
この問題はあの人、あの問題はこの人、この問題については自分で、といった具合に選択肢がある方がよい。
さらにいえば、選挙区ではなく他の基準で選ぶでもよい。
披選択者を政治家と呼ぶのかどうかという問題もあるが、要はエージェントである。
有権者は問題に応じてエージェントを選ぶ。(自分でも可)
だからより信任を集めるエージェントは優れた政治家として認知される。
政治家の特徴も出てくるだろう。
(タレント・エージェントなんかは民度の成熟度に応じて信任を集めるかもだが)
派閥とか党なんかのしがらみのない形で政治家が出世できるのだから、本当に有用な政治家が育まれてよいだろう。
4年とか6年とかでなくて、毎回の投票毎に委任するエージェントを選べるとなると、政治にダイナミクスが出てくるはずだ。

でもエージェント・プリンシパル問題は委任する以上残るのだけれども。
ダイナミクスがこの問題を補えるかどうかなのだが・・