粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

ダニエル・カールさんに感謝、感謝!

2012-06-26 09:41:30 | 福島への思い

日本でもテレビでおなじみの在日アメリカ人ダニエル・カールさんが原発事故以来「日本の安全情報」を絶えず外国へネットで発信し続けている。恥ずかしいことだが、これまでそんな彼の努力を知らずにいた。昨日、福島県沖で試験的な漁が再開され一部魚介物が県内で販売されたニュースを彼は自分のツイッターで早速発信していた。


福島より、また「いいニュース」:相馬市の漁協:たこ,あかにし、 などの魚介類は放射線量不検出で試販売。英語の記事はこちら:http://on.mktw.net/Q1Xjbp 外国人友達に転送。風評被害対策。Octopus, sea snails from Fukushima safe.


福島県での漁業再開は、1年3ヶ月ぶりでまだその道のりは厳しいだろうが、カールさんの「安全告知」は何よりも漁業関係者には強い援護射撃になるだろう。もちろん漁業に限らず彼は、これまで福島の正確な情報を探り出し風評被害を戒め続けていた。


「でたらめ」です。外部被曝で心配する福島県民は0.01%位のようです。200万人中の2千人位です。そういう意味で、我々が現在向かっている「原子災害」というもの は「大げさ」や「非科学的な報道とプロパガンダ」によって作り上がったものだと。


河北新報:福島県が妊産婦を調査。http://bit.ly/LnXFdl これもまた、海外でも国内でも、デマが多く回っている話題だが、釘を打とう。Many lies spread about Fukushima birthrates since 3/11. Debunked.


うむ。オラはドイツ系アメリカ人だから、微妙な気持ちやけんど、ドイツ系メディアは特にヒステリックだよね。イギリスはまんづ、まんづ、みたいだ


彼のツイートの大半はこうした危険デマの否定と海外への発信で埋め尽くされている。その必死とも思える努力の内には、日本への深い愛情に満ち溢れている。そんなカールさんに自分自身心を打たれる。いや多くの心ある日本人にはまさに「感謝!感謝!」という言葉に尽きるだろう。

それに反して同じ日本人ながらいまだに危険ばかりを無理矢理探し、日本の復興に背を向ける人々がいる。たとえば今回の漁業再開に対しても、素直に喜べない人間がいる。


漁に出てる人には悪いけど、妊婦で気になるから食べたくないって人はニュースウオッチ9では流さずか。子連れで、嬉しい!食べたいもんね!て人が流れてたけど。まぁ漁業者の思い、ってニュースやからそっちに流れ持っていきたいんだろな。でもそんな中で食べたくないって言った人はえらいと思った。


原発反対デモは放送しないけど、食べて安心メッセージは放送するんだね…。


福島県沖のタコ・・・貝・・放射性物質不検出ってサンプル調査じゃないのか・・・売っちゃ駄目でしょ・


福島の試験水揚げの蛸とつぶ貝を検査して不検出だったと。検出限界値いくつ?100ベクレル以下ってこと? それを若いママが、ちゃんと検査されてるから大丈夫みたいなコメントしてた。不検出の中身が解らないから、私は不安だよ・・・きっと 市場に出る。


根性がひねくれているというか、被災地の明るい話題を心から喜べず常に無理矢理悪いところを探ろうとする。淋しい人たちである。あのいまだ危険情報のデマばかりを流す大学教授と共通する心根であろう。

正確な安全情報をたえず発信しつづける在日アメリカ人と、何かと安全に対して斜に構える日本人。どちらが日本の復興の支援になるか、言を待たない。

相馬市内の店頭に並べられたタコは初日完売したようだ。地元の新鮮な魚介物を食べたいという市民の渇望もあるだろう。しかし何より地元の漁業の復興に協力したいという市民の熱い思いも強いに違いない。今後大消費地の首都圏で販路を広げることが漁業関係者の願いだ。まだいろいろ高いハードルはあると想像される。しかしいずれクリアーされるものと信じている。早く新鮮な福島の魚介を食べたいものだ。カールさんがおいしく舌鼓をする姿が思い浮かぶ。