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思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

師走の第一日曜日

2006-12-04 02:41:05 | ラグビー・思い出話

師走の第一日曜日。伝統の一戦。早明戦。

テレビ観戦では物足りず、北海道から国立競技場に

出向いた方も多かったと思います。私は仕事だったので

録画を見ました。最初に画面を見て嬉しかったのは観客席の

埋まり具合。試合に寄せる期待の大きさがうかがえました。

FW復活の明治さんが、好調な早稲田さんにどう仕掛けるか。

私も仕事に拘束されないなら、その熱戦の中に身をおいて撮影したかったです。

 

私がラグビーを撮り始めた頃は早稲田さんと明治さんが大学の二強になり

競い合っていた時代。

明治さんには吉田さん、永友さん、小村さん

早稲田さんには今泉さん、郷田さん、堀越さんなど

スター選手がいて、早明戦は6万人の大観衆という言葉で表現される試合でした。

かかわって間もない状態の私は弟から「FWは明治さん、BKは早稲田さん」と

両校のチームカラーを教えてもらい、テレビ観戦したものです。

ラグビー人気が下火と言われても、これほど多くの観客を

集める事ができる・・・。早明戦とはすごい試合です。

 

札幌では過去2回、春に早明戦がありました。最初は1992年。

記念Tシャツの販売もされたその試合は、芝生の自由席まで満員。

遅咲きの八重桜がきれいに咲いていたのを覚えています。

早稲田さんは徳丸さん、山羽さん、遠藤さん

明治さんは永友さん、元木さん、赤塚さん、渡辺大吾さんが

記憶に残っています。明治さんが勝ちました。

渡辺大吾さんのパスの作品が二科会・北海道支部展で入賞して

カメラ雑誌に小さく掲載されました。二回目は2002年。

早稲田さんが明治さんからスクラムトライをとった試合。

早稲田さんが勝ちました。1年生の佐々木隆道さんが活躍。

佐々木さんの突進を撮った作品が二科会・北海道支部展に入選し

早稲田ROB倶楽部の会報にも掲載され嬉しかったです。

全国各地のファンが楽しみにする試合。札幌に来る順番は

3年後でしょうか。国立競技場の熱い空気を、首を長くして待っています。


12月はテレビ観戦

2006-12-01 02:51:05 | ラグビー・思い出話

12月になりました。日本代表が2007年ワールドカップ出場を決め、

関東大学リーグは法政大学が関東学院大学に勝ち

優勝は関東学院大学。師走の第一日曜日には、早明戦を迎えようとしています。

冬の札幌では、この時期テレビ観戦が唯一の楽しみ。

今はNHKのほかにJスポーツが登場して、事細かに試合が見られるようになり幸せです。

Jスポーツでは視聴料にくわえ、チューナーやアンテナの経費がかかりますが、

飛行機に乗って生観戦することを考えると、気軽に楽しめるようになったと思います。

 

弟が大学生の頃は高校が毎日放送、(北海道内はHBCもあり)大学がNHK、

社会人は民放というパターンがあって放送される試合が限られていました。

北海道に住む学校・会社・クラブに属さない普通のファンにとって

情報不足の冬は耐え忍ぶ季節だったように感じます。

試合を楽しむ観客席をうらやましく見ていた時期が、私にはありました。

ある程度撮影に自由が利くようになりテレビやインターネットの情報網が整ってくると

自分の中で当時のフラストレーションは昔話です。

 

12月は繁忙期なので、来年の1月初旬までテレビ観戦ですが

秩父宮や国立に行くことを心のささえに充電します。

熱中して飲みすぎるコーヒーの色素に歯が染まらないように注意して・・・。

 

テレビの視野はカメラのファインダーより広い場合もありボールの連係が楽しめます。

撮影は「ボールの位置に選手あり、選手いくところボールあり。」

望遠主体に追いかけますがバックスがすばやいパスをつないで抜くプレーは

ボールがどっちにパスされたか混乱してしまう事もあるので

テレビの引いた画面で一度に確認できるのは楽しいですね。

バックスの撮影については、ライン・広角、迫力・望遠という

使い分けをしてみたいと感じていますが、課題です。

来年までお預けの撮影・・・。 カメラも人間も充電します。