旅する小林亜星

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仲直

2008-02-07 17:38:35 | 青春生き残りゲーム
2年前に卒業した、
2年間働いた就業先の課長は
2回のあたしの送別会を欠席した挙句、

あたしの仕事最終日当日になって休暇をとりやがり
結局あたしは挨拶ができぬまま、そこを去った。

新しい就業先に行ってからメールを何度かやりとりして
会おうかという話もでたけれど
そんなこんなで2年経ってしまった。

一時はスイカ酎杯で島インフルエンザ!にかかってしまえと思うほど嫌いだったのだけれど

彼の部下ではなくなってから

なんだか仕事という関係抜きで会ってみたいと思っていたのは事実で
それはけれどくすぐったいというか
怖いもの見たさというか
そんな感覚で

どんなひとと会うにもほとんど物怖じしないあたしだけれど
彼とさしのみというのはやはり勇気が出なかったので

2年ぶりに会う口実に
女友達を紹介することにした。

あたしと男のタイプがほぼ同じな彼女と彼は
うまくいくかもとも思ったわけで。

散々前置きを書いてみたけれど
久々に会った課長は相変わらずの美尻で

けれどお互いに肩の力が抜けてたよで
あたし的にはすごく楽しかった。

驕りかもしれないけれど
課長はあたしのことをひとりの人間として認めていたのだと思う。

あたしが課長を好きだったよに
彼もあたしを好きだったんじゃないかとも思う。

だからあたしがそこを去ると決めたとき
あたしのそこの去り方に納得がいかなかったのかもしれないとも思った。

課長もあたしも相変わらずの幼さだ。

改札で別れるとき
課長から握手を求めてきた。

くすぐったかった。
和解というより仲直りをした。

そんな品川の夜。
コメント (2)
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こんな夜にはこんな読書「彼岸過迄」

2008-02-07 13:34:25 | こんな夜にはこんな読書
件のカイロプラクターが「こころ」がおもしろかったからと読んだという
夏目漱石の「彼岸過迄」を読んでみる。

あたしが彼の著書で読んだのは唯一「こころ」だけで当時は高校生だったから
随分難しいイメージがあったけれど

「彼岸過迄」を読んでいて
するすると入ってくる言葉を愛でながら

あたしの読書力が格段に上がったのだと気づいた。

「彼岸過迄」は「こころ」と同じ三部作のひとつだからなのか
なんとなく「こころ」の主人公と同じ闇を感じた。

ついでに「行人」も読んでみたいところ。

心にひっかかった言葉。

「僕は本来から気の移りやすく出来上がった、極めて安価な批評をすれば、
 生まれ付いての浮気ものに過ぎない。
 僕の心は絶えず外に向かって流れている。
 だから外部の刺戟次第でどうにもなる。」

カイロプラクターからもらった仕事名刺に
メールアドレスが印刷されてることを発見してしまった。

それから、どう料理しよ。
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