旅する小林亜星

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立ち喰いしゃぶしゃぶ

2006-01-18 01:25:42 | 野生のチューリップ
あたしは滅法タイミングが悪い。
きっとタイミングの悪い星に生まれついた。

自分の会社の新年会があった。
普段は別々の現場に行ってる面々が
1年に2回大々的に100人単位で
集結する。

いつものことながら
タイミングエラー王のあたしには
立食形式はしんどい。

誰と話していいかわからないし
誰かと話してない自分を見られるのが恐い。

誰かと話してる誰かに
どのタイミングで混じればいいのかわかんない。

実際は誰が誰と話してようと
誰も気に留めてないのだけれど。
マイナス自意識過剰。

いくつかのテーブルに無作為に振り分けられ
去年の新年会より1年間かけて
ずっとたくさん知り合いを作る努力をしてきたけれど
自分のテーブルにはひとりも知ってる顔がいなかった。

知らないひとばかりだからこそ
これも顔をつなぐチャンス!と思うも
話しかける適当な、
ブリティッシュお天気系ネタもタイミングも掴めず・・・

痺れをきらして
周りの餌を漁りに行く。
カマンベールのひと切れが小さい。

千葉ちゃんが楽しそうに話してるのを
遠くから指を咥えて眺める。

しゃぶしゃぶにたっぷりごまダレをかけて
しゃぶりついてると
1年間の社内営業の甲斐あってか
それでもけっこう肩を叩かれる。

1回目より2回目、
2回目より3回目に会ったひとが
少しずつ自分の抽斗を開いてくれる、
音がする。

今の奥さんと知り合ったのは
レゲエクラブで
ボブマリーのレジェンドというアルバムは
最高である話。

ホノルルマラソンを5時間ちょいで走って
次はベルリンマラソンを狙ってる話。

新婚さんなのに
合コンで知り合った嫁さんが家事面倒くさいという理由で
週末婚しつつ
いまだにお互い実家に住んでる話。

前の仕事はヨドバシカメラで
テレビ売り場担当。
1日で1000万円売り上げたけど
喉が枯れて血が出る話・・・

立食なんて
自分が楽しければいいんだよ、
無理に話そうとしなくたっていい、
という奥義を教えてくれたひとがいて

そこからは
しゃぶしゃぶに集中できた。

向こうに好きだったひとがいる・・・

でも近づくと
またきっとちょっかいを出して
自己嫌悪に陥るから
近寄らないようにしよう。
コメント
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