旅する小林亜星

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積み木、ひとつ。

2006-01-12 00:54:34 | 美容師
バドミントンのあと
ジャージのままで
美容師に電話してみる。

久々。

出ない・・・

諦めて家に帰るべく
車を走らせ
荒川を渡るころ
思いがけず携帯が鳴る。

焦らないよに
路肩に車をつける。

美容師から着信。
ひと息ついてかけてみる。

ごはんに誘うと
ごはんはもう食べたと。

デザートを食べにいこうと誘うと
最近太ったからと。

お茶しにいこうと誘うと
もうまったりしてるからと。

断り文句を自分のパワーに変えてしまうよな
ナンパ師ばりに
軽口をたたく。

「どこかカフェ知ってる?」
とアマテラスオオミカミの尊な
美容師の天の岩戸は開きかかったものの

あたしがジャージだという痛い事実に
岩戸は再び閉まってしまった。

そんな駆け引きを
あたしは楽しんでいて
こころのどこかで
美容師が今夜の逢引きを断ることを期待していた。

積み木を
ひとつ
積み上げた。
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