旅する小林亜星

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ナンプラー日和 イン沖縄

2005-12-27 23:43:35 | こんな夜にはこんな音楽
スピッツのライヴに行くのは
3年ぶりだった。

いままであちこちいっしょに行った、
あたしのスピッツの片割れはロシア。

あちこちと言っても
地方は福岡、茨城、岩手ぐらいだから
あたしたちはそんな、
熱心な追っかけではないけれど。

今年のツアーは
ファンクラブ経由で応募したのにも関わらず
抽選に外れた。

電話発売は
ヌードで逆立ちしてもとれないもので
コンビニ端末発売の沖縄分にかけた。

発売日の当日、
9時半にあたしは
ファミリーマート豊島園店の前にいた。
豊島園でデートする前だった。

発売開始10分前に
コード番号を控えてなかったことに気付く。

1秒の気後れが命取りなのに
コード番号がなければ自殺行為だ。

思いつくままに
いつもパソコンの前で生活してそうな、
Hちゃんに電話してみる。
・・・寝起きだった。

Kやんに電話してみる。
・・・寝起きだった。
が、すぐにパソコンを立ち上げて
コードを調べてくれた。

書くものを持ってなかったあたしは
苦肉の策で
まゆ毛ペンシルで
その命のコードをメモした。

9時58分、
コンビニ端末にログイン。

指定席は即時売り切れ、
辛うじて立見ゲット!

大興奮で
少し泣いた。

初めて行く沖縄。
やっととれたチケット。

会場は沖縄市民会館。
開場の17時半まで思う存分観光を予定。

16時すぎ、
国際通りを闊歩しながら
沖縄市民会館の場所を聞く。

何故か、
誰もが首をかしげる。

そう、あたしがいたのは
沖縄市ではなく
那覇市だった!

最寄の交番までダッシュして
半べそで沖縄市民会館への道程を聞く。

この先にバスターミナルがあるから
そこで聞いて、と言われる。

半べそでバスターミナルまでダッシュ。

半べそで
一番最初に会った運転手さんに
バス乗り場をきく。

ちょうどバス乗り場にバスがきていた。

16時40分、バス発車。
沖縄市まで1時間。

半べそで眠りにつく。
米軍基地を通りぬける。

17時45分、胡屋というバス停に到着。

半べそでタクシーに乗る。
急いでくださいと泣きつく。

17時55分、沖縄市民会館に到着。

18時15分、スピッツ現る。
沖縄ヴァージョンなスピッツに
懐かしさを感じる。

無邪気に
恋人という噂の平井堅の歌真似をするマサムネ。

ファンとしては微妙な心情に、
それは交際宣言ですか?
と心の中で問いかける。

ゲイだっていいのだ。
マサムネが幸せなら、
それでいいのだ。

生のマサムネの声は
相変わらず透き通っていて

そしてこんなに力強い声だったっけ?
と新しい発見。

それぞれの曲に染み付いた思い出が
どんどん蘇ってきて
汗と半べそでぐちゃぐちゃになった。

やはり
初めてひとりで行くライヴは
楽しさ半減だった。

「マサムネ、よかったねぇ~」という
相手が隣りにいない。

空も飛べるはず
エスカルゴ
ワタリ
白い炎
ナンプラー日和
恋のはじまり
ロビンソン
ほのほ
スピカ
けもの道
夢じゃない
夜を駆ける
正夢
甘ったれクリーチャー
メモリーズ・カスタム
俺のすべて
みそか

アンコール、
8823
春の歌
コメント (2)
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王様の耳はロバの耳

2005-12-27 01:46:00 | 青春生き残りゲーム
所謂、
親会社とそのグループ会社の、
接待風忘年会から
お声がかかった。

面子を見ると
男性は役職者のみ、
女性は20代のみ、と

まるで
女性をコンパニオン扱いな様相。

それでも
普段話す機会のないひとと話せる折角のチャンスだし、
逆に自分の顔を広げるのに
利用させてもらう勢いで出席した。

1次会は和風ダイニング。
偶然、いい席ゲット。

紳士で
謙虚で
スマートに会話をすすめる、
偉いひと2人。

他愛無い話題でも
そこから糸口を探し
会話を広げていく手法を学ぶ。

funnyでなく
紛れもないinterestingだ。

押しつけがましくない、
御酌のタイミングも見習いたい。

会社のお金で飲めたことより
学べたことのほうが価値が高い。

2次会はダーツバー。

いまどき、
珍しい初体験のダーツは
予想外におもしろく
真剣になった。

と、同い年くらいの社員のすごくかわいい子が
部長に意識的にべったりなことに
うっすら気付く。

自分から
部長の腕に乳を押し当ててる。

部長はエロい顔をして
死角になったところで
彼女の胸のさきっぽを
サワサワしている。

!!!

ダーツでポイントを稼ぐ度に
部長は
その場にいた女性全員の乳目掛けて
「ナイス・ダーツ」と言いながら
拳を押し付けた。

拒絶する間もなく
あたしも数回触られた。

あまりにも
旧体質な大企業のセクハラ横行に
言葉を失う。

拒絶できない雰囲気に
ヘラヘラしてるしかないあたし。

そのうち部長は
蟹の肉を口に食み、
ポッキー食いの要領で
キスを要求した。

「え~っっっ」という
なんともしがたいオーバーリアクションで
立ち尽くすあたし。

なんと
隣りにいた女性は
「恋しちゃうんで、キスはできません。」

と、不要なかわいさで
キスを回避していた。

他の女性が
代わりにキスをしていた。

飲み会のノリとはいえ、
乳やお尻を触られるのは
当然ながら不快だった。

が、大企業でいまだに
日常茶飯事に行われている、
セクハラの実情を体感できたことは
あたしにとって貴重な経験になった。

ふたつ、
悔し紛れに見解を述べるとすれば

今まで誰も部長を訴えようとしてこなかった、
または訴えることができなかった環境が
この部長を増長させているのだろうということ。

何が目的なのかわからないけれど
例え、それが出世につながるとしても
自分から乳を押し当てたり
キスに同意する女性は
みっともないと感じたということ。

そんな需要に供給する必要は
全くないと思うし、
プライドはないのかと思ってしまう。

それよりは
場の雰囲気を壊さぬよに
部長の横暴を阻止するよな、
「恋しちゃうんで、キスはできません。」
というナイスな言い訳を考えるほうが懸命だ。

場の雰囲気を壊さないことを選んだとはいえ
拒絶できなかったあたしも
プライドが足りないのかもしれない。

あたしは
うまい言い訳は考えられそうになく
二度と自分を安売りしたくはないので
この種の飲みには参加しないことにしよう。
コメント (4)
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