旅する小林亜星

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2006-12-13 23:27:33 | 謝々!
あたしが生まれたとき
父はすでに教師だった。

根っからの教育者なのか
父はいろんな雑学をあたしに注いでくれた。

それらのほとんどは残ってないけど
それでも残ってるのは「読み方の種」と「過ぎるの概念」。

読み方の種。
たとえば「果」は音読みすると「カ」。
同じ旁を持つ「課」も「菓」も音読みは「カ」。

読み方の種「果」を含む漢字は
たいてい同じ音を持つ。

これを教わってから
あたしは漢和辞典を読み漁った。

過ぎるの概念。
「~すぎる」という接尾語を持つ形容詞は
プラスの意味を与えないというもの。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということなのだろうけど
あたしは「~すぎる」が付いていても
プラスの意味を与える言葉を必死に探した。

そのときは見つけられなかったけれど
今ならいくつか思いつく。

この料理、おいしすぎる。
空が青すぎる。
あたし、幸せすぎる。

プラスの意味を与えるかどうかは
それを感じるひと次第なわけで。

この料理、おいしすぎるから食べすぎちゃう
空が青すぎるから目に沁みる
あたし、幸せすぎるから・・・
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