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こんな夜にはこんな読書「愛するということ」

2007-11-17 22:30:26 | こんな夜にはこんな読書
ムックさんが
自分が旦那を好きなら
旦那が誰を好きかは問題ではないという考えに至ったという、
エ-リッヒ・フロムの「愛するということ」を読んでみる。

三波とうまくいかなくなり始めたころから読み始めて
読み終わるのにふた月もかかってしまった。

「愛は技術である」という言葉に導かれるよに読んでみたけれど
あまりにもでかい愛の話で

ではひとを愛するために
あたしには何が足らないのか何もわからなかった。

哲学、宗教、心理学など多彩な考えに浸ることが難しく
まだ読みこなせる器があたしにはないのかも。

巻末の鈴木晶の「訳者あとがき」が
一番わかりやすく。

心にひっかかった言葉。

「しかし、この種の親密さはどれも、時が経つにしたがって失われてゆく。
 その結果、まだよく知らない新しい人との愛を求める。
 すると、恋に落ちるという激しい高揚感をふたたび味わうが、
 その高揚感はまたしだいに衰えてゆき、他人は『親しい』人となってしまい、
 そこで新たな征服、新たな恋を求めるようになる。
 今度の恋は前のとは違うのだという幻想を抱いて。
 そうした幻想を支えているのは、性的欲望の誤解されやすい性質である。」

まさに、あたしのこと。

どうしたらうまく愛せるよになるのだろう。
考えることではないのかしら。
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