今日は片倉城跡公園で最初にニイニイゼミの抜け殻を見つけました。もう鳴いているはずなのに蝉の声はまだ聞こえません。
林下でヒオウギ(緋扇:アヤメ科の多年草)が2輪咲いているのに出会いました。今年の初見です。既に咲いていたのですが花は1日で萎れてしまうので上手く合わないと見られません。蕾がまだありますのでこれから次々と咲くでしょう。
また、奥の沢でキツネノカミソリ(狐の剃刀:ヒガンバナ科の多年草)の花を今年初めて見ました。毎年この場所で一番に咲きます。この花は葉が春先に出て葉が消えてから、夏ごろに花径が出て花が咲きます。ヒガンバナが秋に先に花が咲き花が消えてから葉が出るのとは逆です。
ヨツバムグラ(四葉葎:アカネ科の多年草)に花が咲き始めていました。花は直径1mmぐらいしかないので見逃しがちです。まだ少ししか咲いていないのでこれから沢山咲くことでしょう。葉と一緒に挙げておきます。茎の先や葉腋に短い花序を出して咲きます。
二の丸広場にオオチドメ(大血止:ウコギ科の多年草)が一面に生えていて花も沢山咲いていました。この花も小さく、頭状花は直径3mmぐらいで一つの花は直径1.5mmぐらいです。よく似たチドメグサやノチドメは葉の下に花を付けるが、オオチドメは茎が葉より高く出て花を付けます。果実と蕾もありましたので一緒に挙げておきます。
オオチドメの果実と蕾
小比企の畑地でイシミカワ(石実皮:タデ科のつる性1年草)に果実が出来ていました。果実は緑色からピンクへさらに青色に変化し綺麗です。蕾もあったのですが開花した花は見つかりませんでした。開花した状態を見るのはなかなか難しいので、参考までに過去に撮影した写真を挙げておきます。
イシミカワの蕾
2019年6月28日に撮影した花
今日出会った蝶は
ヒメアカタテハ(姫赤立羽):この蝶は秋に多く見られ花によく集まる。
蛾ではフタナミトビヒメシャク:シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾で開張20mmぐらいの小さな蛾。
以上