中央公園にマンサク(満作:マンサク科の落葉小高木)があったのを思い出し、もう咲いていないかと見に行きました。早春に他に先駆けてまず咲くというので名付けられた花だけあったもう咲き始めていました。
まだ蕾も多いですが、左上方にある冬芽(葉芽)は2個の芽鱗が取れかかっています。もうすぐ新葉が出るのでしょうか。
同じ公園にあるモミジバフウ(紅葉葉楓:マンサク科フウ属の落葉高木)には多くの果実殻が付いていました。
モミジバフウの冬芽です。1枚目が頂芽、2枚目が側芽です。冬芽は鱗芽で芽鱗は6~10枚。葉痕の維管束痕は3個です。目鼻立ちのしっかりした顔に見えます。
この後も同じ公園にある樹木の冬芽です。
ユリノキ(百合の木:モクレン科の落葉高木):冬芽は鱗芽で芽鱗は2枚。頂芽が側芽より大きくなります。
アジサイ(紫陽花:アジサイ科の落葉低木で有毒植物。):冬芽は鱗芽ですが、芽鱗は早期に落ち裸芽になります。幼葉の形が見えますね。この写真では見えにくいですが、維管束痕は3個です。
コブシ(辛夷:モクレン科の落葉高木):冬芽は鱗芽で花芽(1枚目の写真)の芽鱗は毛が立ち、葉芽(2枚目の写真)は寝た毛で覆われ伏生する。
アキニレ(秋楡:ニレ科の落葉高木):冬芽は鱗芽で小さく2mmぐらいしかない。2枚目の写真が頂芽の拡大で3枚目が側芽の拡大。維管束痕は3個です。
なお、モチノキ(黐の木:モチノキ科の常緑高木)の果実が沢山生っていました。
また、暖かかったので越冬中のキタテハが飛び出し、メジロも盛んに山茶花の蜜を吸っていました。
以上