9月28日今日は片倉城跡公園近辺のお散歩です。
9月27日の日記でハチオウジアザミが片倉城跡公園にもあると書きました。ハチオウジアザミは2012年に新種登録されたアザミで、タイアザミに似ているが多数の枝を出して頭花を沢山つけること、頭花が細く総苞片(花の基部を包んでいる部分)のトゲが短いこと等がその特徴として挙げられます。
多摩川の支流部だけに分布域があり、最初に発見されたのもすぐ近くの兵衛川源流とのことなので、片倉城跡公園にあってもおかしくありません。
今日、片倉城跡公園で見たところ、タイアザミに似ていますがハチオウジアザミらしきアザミがありました。
ご参考にやはり今日片倉城跡公園で撮影したタイアザミにをあげておきますが、このトゲと比べると明らかに短く感じます。これだけではハチオウジアザミと確定できませんが、ハチオウジアザミではないかと推定されますがどうでしょう?
タイアザミ
小比企にタカアザミも咲いていました。これもハチオウジアザミ同様、長池公園の自然館で保護されています。
タカアザミは長野県以北の本州及び北海道を分布域とする北方系のアザミで茎の高さが1~3mぐらいになるので名付けられたとのこと。花期は8~10月で花は茎の先に下向きに垂れ下がって咲きますが、これはこの種だけだとのこと。
タカアザミの果実
片倉城跡公園では菖蒲田で一面敷き詰めるようにイボクサが繁殖し、ごく小さな花が咲いています。今年は草取りが何回も実施されたのでっすが、さすがに水田雑草といわれるだけに強い草です。
この花はなにか萎んで見えますが、これからシーズンなのでもっと大きな花が咲けばいいのですが。
なお、今年は同じ水田雑草のオモダカやコナギは咲きそうにありませんが、今ミゾソバが満開で綺麗です。アキノウナギツカミはまだ蕾でした。
湿地にはナガバオモダカが咲いていました。この花は大分前に咲いていたのですが、この時期にまた咲きました。
ノダケもあちこちに咲いています。
栃谷戸公園の水田には今年網がめぐらされたので、撮影しにくくなっていますが、何種類かの水田雑草があります。
一面に広がったキカシグサ:ミソハギ科キカシグサ属の多年草で花期は8~10月。
ホソバヒメミソハギ:こちらの数は少ない。
サンカクイ(三角葦):カヤツリグサ科フトイ属の多年草で、よく似たカンガレイは花序に枝がない。
小比企の畑地にエビスグサ(夷草)が咲いていました。エビスグサはマメ科センナ属の1年草で熱帯アメリカ原産の帰化植物。花期は夏でハブ茶は今ではこの種子を煎じて使われる。
湯殿川に早くも冬の使者コガモが16羽やってきて食事をしていました。早いですね。
以上