中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 390 茶道のお稽古・名水立て

2013年08月03日 21時30分56秒 | 茶道
   
   
   名水立ての飾り付けです。「濃茶」のお点前になります。
   釣瓶(つるべ)の水指しに「しめ縄を張り、幣(ぬさ)」を前後に二枚・左右に一枚の計六枚飾り付けます。
   夏は「涼しきように」・・・茶道の心意気です!
    
   釣瓶のお水指しには「名水」が張ってあります。(注*今回はコンビニで買ってきました)
   お客様は特に説明を受けなくても、この飾り付けを見て「名水立て」であると分かるのです。
   裏千家では、手前座にご亭主が座ると、まず正客から「お水を頂きたい」旨の申し出があります。

   まず、タップリ「名水」を頂いた後。通常の濃茶を点てます。
   主客共に深い心得があってこそ、座は楽しいものになるのですね・・・修行は続く!
   
   ところで、官休庵「武者小路千家」ではお濃茶を頂いた後「名水」を頂くのだそうですし、
   不審庵「表千家」には、この名水立てのお点前はないということです。
   流派によって、所作、道具の扱い方まで違ってきますから茶道は奥深いことです!
 
   裏千家・今日庵には「梅の井」と呼ばれる井戸より、今もコンコンと・・・名水が!
   相当に深い井戸で、ここから釣瓶で水をくみ上げるのは大変だなあ・・・と、覗き込んだことが・・・!

   お稽古でのお菓子は↓名は・・・「瓢箪」
      ←お花は秋の風情

   ゆったりとした時が流れ、心洗われる一時。やはりお茶はやめられないなあ
   
   最後に秋の七草の覚え方を
   お・す・き・な・ふ・く・は・・・・お好きな服は。
   女郎花・薄・桔梗・撫子・藤袴・葛・萩・・・遠く万葉の昔から
   形を変えず咲き継いできた・・・花々です・・・全て漢字で書ける。いいですねえ!

   さて、今日はこんなところです!
   皆様ご訪問有難うございました・・・・・・