中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 1007 花知らず葉知らず「彼岸花」のお話し!

2018年09月21日 09時25分10秒 | 日記

今年も時を違わず「彼岸花」が顔を見せ始めました。
今年の夏の異常な暑さにもめげず・・・健気ですよね。

彼岸花。葉は春先に芽吹きます水仙の葉に似ています。
やがて夏に枯れ、やがて9月半ば頃「緑の茎」がニョキニョキ!
ソノ茎の先に花を付けるのです。

葉は咲く花を見ることは無く、花も葉を知らないのです。
よって、花知らず、葉知らず
・・・面白いですね!


●ところで彼岸花は何故田の畦道に咲くのでしょう?
それは、根っこに毒があるからですね。
モグラやノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
毒性のある球根を植えることで防ぐため。
また、根茎が強いため、畦の作りが強くなる
そんな訳で畦道に植えられたんですね。

●さて、知らなかった事。
彼岸花は学名なんだそうですね。
学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれるそうですが。
またこの花は「マンジュシャゲ」または
「マンジュシャカ←サンスクリット語」とも呼ばれるのですが

天界に咲く花という意味なんだそうです。赤く美しく・・・

●彼岸花を別名「曼珠沙華」と呼ぶことは子どもの頃から知っていましたが
【曼珠沙華】と書いてマンジュシャカ・・とも読む。これは

山口百恵さんの「歌」で初めて知りました。
『曼珠沙華』作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 歌:山口百恵
阿木陽子さん・・・って、素晴らしい作詞家だと、あらためて感心!

●彼岸花は北海道から、琉球列島まで、日本中に広く分布しているのですが
元は中国からもたらされたと言うことです。

●最近は改良品種として「赤だけでなく」「黄」「白」「ピンク」も見られるとか。

●彼岸花の名所・・・で検索すると・・・日本中の名所が表示されます。
赤という圧倒的な美しさ!に出会ってみたいなあ!
来年の訪問地の一つにに加えておきたいと思います!

本日ご訪問下さいました皆様有難うございました・・・

写真はすべてお借りしました

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Vol. 1006 神無月のお手本描けました!

2018年09月17日 19時12分44秒 | 絵文

枝先に 朱をのせて 柿ひとつ


彼岸花咲いて 暑さ 遠ざかり

暫く取り入れていなかった「柿」と「ザクロ」
久しぶりに描いてみますと、なかなか筆が進まず・・・何枚も描き直してしまいました。

やっとこさで、何とか描けました。
皆さんに喜んで頂けると良いのですが!

●季節を感じて頂ける物。
●取り組みやすい物。
●描きたいと思う気持ちをかき立てられる物。


様々を考えると・・・なかなか難しいです。

さて、今日はこんなところです。
本日ご訪問くださいました皆様・・・・有難うございました。








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Vol. 1005 「正午の茶事」集ってお稽古致しました!

2018年09月16日 18時04分26秒 | 茶道

写真は「濃茶手前」が終わった後の設えです。

正午の茶事・・・お稽古茶事におよばれして参りました。
先生の次に年齢の高いわたくしは・・・年功序列で「お正客」申し訳ないです。
流れは一応予習していたのですが、細かな所作、主客で交わす言葉、複雑な手順は
その場面を踏まないと、習得できません・・・万端難しいです。


↑ 流れはこのように


↑ 水屋の方は、手順をこのように掲示・・・チェックしながら、ですね!

まず 、腰掛け待ち合い 蹲い 席入り 初炭手前とすすみ、この後「懐石」を頂きます。

初炭点前です


こちらは「懐石」取り忘れた写真もあって完全ではありませんが。
それぞれのお料理は秋の味覚を吟味してあって、なかなかの思い入れ・・・感激しました。


主菓子は「秋の彩り」漉し餡に芥子の実をまぶしてありました。アッサリとしかし香ばしく!


お濃茶を練って頂きました。
後ろに控えているのは、本日の「ご亭主」

濃茶の後、続いてお薄を頂きますが
席を改め「たばこ盆」「座布団を出します。


お干菓子を頂きます。

床のお花も活けかえます。


お薄を頂いて終了です。

皆で「感謝のご挨拶」

お稽古茶事ですので「和気藹々」と楽しめましたが、
解説は難しいです…手順は複雑怪奇!…何年お稽古してきたの?
我ながらがっかりです。
淀みなくご指示くださる先生。
尊敬あるのみです。本当に茶道の先生って素晴らしいと思います。


最後に「お稽古の場」を提供してくださいました「Hさん」
裏方でご準備くださいました皆様、
本当に有難うございました~~~!また誘ってね!



さて、本日ご訪問くださいました皆様にも、御礼を!・・・


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Vol. 1004 秋の七草の覚え方!!

2018年09月15日 19時30分16秒 | 日記

写真では向かって左から
萩・葛・藤袴・撫子・桔梗・薄・女郎花

毎年投稿しているけれど。また今年も「秋の七草の覚え方」
お・す・き・な・ふ・く・は
   と、覚えます「お好きな服は」ですね

お・・・女郎花
す・・・薄
き・・・桔梗
な・・・撫子
ふ・・・藤袴
く・・・葛
は・・・萩

花野行く 
   爽やかな風を
       道連れにして

窓辺に寒虫の声が近くなりました。
なぜか今年はコオロギよりも鈴虫の声が
大きく聞こえてきます。

度重なる豪雨。
非情なまでの大風にも、めげず。

草むらを ひっそり使う コオロギの 声聞こえおり 小雨降る夜を

お気に入りの短歌
今年はコオロギを鈴虫に置きかえてみましょうか!

さて、ちょこっと間があいた投稿。
簡単ですが今夜はこれにて!

本日ご訪問頂きました皆様ありがとうございました・・・

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Vol. 1003 12星座の内「射手座・蟹座・魚座」のアレンジ!

2018年09月08日 21時39分16秒 | 絵文

          射手座のつもり。
          射手座は私の「☆です」

          10月初旬「近鉄上本町店」ギャラリーでの展示にあわせて。
          今回は「12星座」をテーマに・・・とのご依頼です。
          個展ではなく「合同展」なんですよ!

          
          蟹座はこんな風に!

          
          魚座はこんな風に!


          いつもは四季の風物をテーマに描いています。
  
          こういった取り組みは「自分の物」ではないようで、
          落ち着きません

          上手く描けているのかどうかも疑問です?
      
          出展は今回限りにさせて頂こうかな!

          さて、本日ご訪問下さいました皆様ありがとうございました・・・



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Vol. 1002 平成最後の年の夏・被災の備忘録!

2018年09月06日 19時14分46秒 | 日記

この桜並木はマンション敷地内。
平成30年3月28日にカメラに収めた「豊かに美しく花を咲かせた桜の木々の様子」です。

ところが、今日9月6日・・・こんなにも無残な姿に。
4日に関西を襲った台風21号の爪痕です。

道行く人々が思わず息を呑み「足を止めて」涙ぐむ!
街中で管理し、大切に育ててきた桜たち。

無防備なものたちを総なめして、立ち去った台風。
天災の恐ろしい爪痕だけを残して、挨拶もなく立ち去りました。

      
      敷地内の遊水池・・・池の畔に自生した「樹」ぼっきりと折れて池の中に!
      フェンスとコンクリとの、わずか20㎝ほどの隙間から「40年」近く、
      春には芽吹き、夏には緑に茂り、秋には実をつけ
      イカルたちの餌場になっていた・・・名も知らぬ「樹」
   
      今朝、クレーで釣り上げられ、チェーンーで引かれ
      その後、粉々に砕かれて去って行きました
      ・・・もし木々が語る言葉を持っているとしたら
      何を言い残しただろう・・・・
      

      歩いて二分ほどの所にある「お稲荷さんの鳥居」
      無残!
      8月に訪ねた伏見は大丈夫だったかしら?
      紅葉の名所・東福寺も沢山木々が倒れたとか!
      
  
      遠目で見ると「こんもりとした林」であった「稲荷山」
      右端、枝が折れ、遠くのマンションが透けて見えます。

この地が元々は山であった。そのことを物語ってくれる。残された林の一部です。


この池も元から此処にあった池です。
昨年は全面「ホテイアオイ」に覆われていたのですが、今年は???何処へ?

池の面は、何事もなかったようにマンションの姿を静かに写していました。

通りすがりのお若く美しい女性、写真を撮っている私に声をかけて下さいました。
彼女→「平成最後の年」災害の多い年になりましたね~~
私→色んなことがありましたね~~

暫く立ち話。。。これ以上ひどい事が起きないと良いですねエ~~と、
自然の驚異の前。人はいかに無力であることか、と語り合ってお別れしました。

今日の備忘録でした!

本日ご訪問下さいました皆様ありがとうございました・・・






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Vol. 1001 日本文化の一つ・和硯(わけん)のお話しです!

2018年09月01日 12時29分46秒 | 絵文

この硯は「山口県宇部市の赤間石」の細工物です。伝統工芸品です。
漆を掛けて研ぎ出してあります。しっとりとした美しい艶がありますね。
結婚の祝いに頂いたものです。

 
龍泉作・布袋の彫りの入った硯箱に入っていました。
赤間石の硯は石が柔らかく彫りやすいので「細工物の硯に適しているそうです」

硯は「和硯」と「唐硯」があるのですが。
今回は「和硯」のついての簡単なお話しです。

日本の硯の原料生産地は「主」に下記のとおりです。
●山口県宇部市の赤間石
●宮城県石巻市の雄勝石
●三重県熊野市の那智黒石
●山梨県早川町雨畑の玄晶石
●高知県幡多郡三原村の黒色粘板岩   

中でも赤間石と雄勝石の二つは百年以上の歴史があり、国の伝統工芸品指定を受けています。
でも、雄勝石は2011年3月の東日本大震災で石巻市の旧雄勝町地域が
大きな損害を受け生産が停止したため、入手は困難になっているのです
・・・これはニュースでも取り上げられていましたね・・・残念なことです。


全国の生産地の地図です

昨今書道人口も減り
学校で使用される硯も「プラスチック」に変わりつつあるとか。
日本に古くから伝わる文化!

香りの良い墨を静かに練る。
心を静め、たっぷりと墨を吸った筆を白い和紙に乗せる!

幼い頃の記憶に残して置いて欲しい日本の大切な文化ですね。

「筆」「墨」「硯」「紙」 
を文房四宝・・・と言いますが、
この四宝は文房だけに留まることなく。守っていきたい日本の宝とも言えるのではないでしょうか!

本日ご訪問頂きました皆様有難うございました・・・



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