中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 2042 風呂敷の語源について!

2021年04月30日 20時53分43秒 | 日記

fbに「ふろしきを 広げてつつむ 夏の味」とアップしましたところ
fb友から・・・・「風呂敷・・・ってお風呂に関係があるのかしら?」と、コメントが
すると別のfb友から「関係してるよ~~」と、次のように教えて頂きました

語源としては室町時代、将軍の大湯殿に入った大名たちが衣服をまちがえないため、
家紋をつけた帛紗(ふくさ)に、脱いだ着物を包み、湯上がりに帛紗の上に座って身づくろいを
したのが風呂敷の始まりといわれています。お風呂で敷いた・・・で風呂敷!!


素晴らしい、よくごぞんでした!
お陰様で一つ賢くなりました~~~!


一般的な包み方。平包みっていったかな?


左から三番目・・・これは一升瓶を包んだりしていましたね。
子どもの頃こんな風に包んで、一升瓶を買って帰ったことが!

京都高山寺に伝わる絵巻物「鳥獣戯画」は平安から鎌倉時代のもので、
そこには平包みのようなものを持った猿が描かれている・・・とのこと!

古くから受け継がれたき「包む」という日本独特の文化!
どんな形の物でも、包み込める「風呂敷」の素晴らしさ!

季節の風を包んで「お届け」出来たら最高のお届け物になりますね!
無理かな・・・

今日は、こんなお話しでした。
本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝



Vol. 2041 季節の名残のお花!

2021年04月29日 19時09分24秒 | 日記

躑躅・・・子どもの頃この花を集めて「蜜を吸ったり」首飾りや髪飾りを作ったものでした。
子供心に綺麗な花やなあ~!
マンションの中庭・歩道沿い。植えられて40年になります。「剪定の時期と」「剪定の方法」が悪いのか
いつも三割ほどしか咲きません・・・毎年がっかり!

     
     ハルジオン・・・・花びらの色が白いから・・・写真ではよく分かりませんが~~!
     
     
     こちらモ、ハルジオン・・・花びらの色が淡いピンクだけど~~!
     よく似た花に「ヒメジョオン」がありますが・・・その花は6月頃に咲くそうです。

     
     ヤブランの葉陰からようやく顔を出している「タンポポ」

     
     ビヨウヤナギ(美央柳)・・・葉が柳の葉に似ていることからこの名前に!
     葉ばかり茂って、やっと一輪!寂しそうに咲いていました。

身近な花に癒されるこの頃
・・・道の子草にも光溢れて、小さくとも一輪の命・・・育ててくれているようです。


本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝




Vol. 2040 「珈琲」という漢字を考案した方のお話し!

2021年04月28日 19時53分20秒 | 郷土の偉人

写真はコーヒーチェリー・・・
これが摘み取られ、さまざまな工程を経て「コーヒー豆」になるのですね!

さて・・・このこーひーに「珈琲」という当て字を考えた人は誰だったのでしょう?
我が故郷は「岡山」でして、同郷の友人からおしえていただきましたこと、まとめてみました。
結論から言いますと
幕末の津山藩(岡山県津山市)で藩医でもあり蘭学者だった宇田川榕菴が
オランダ語のkoffie(コーフィー)を当てて「珈琲」という用語を考案し、
これを自筆の蘭和対訳辞典に載せたことが後に浸透した始まりだと言われています


実はこの宇田川榕菴は日本になじみが無かった植物学や化学の書物を自分で
翻訳しては造語をたくさん生み出しているんですね。
今では当たり前のように使っている「酸素」「水素」「窒素」「溶解」「細胞」など
教科書にはかかせない用語を造ったのも、この宇田川榕菴と言われているそうです。

さて最後に珈琲という漢字の意味を
まず「珈」ですが・・・これは「玉飾り」って女性が髪にさしていた「かんざし」を意味し
「琲」はその玉を結んでいた紐を意味しているのだそうです。

たしかにこの写真を見ると「コーヒーチェリー」は玉簪にみえますね!

コーヒーチェリーの様子を「玉簪・たまかんざし」に見立てた
知識だけでなくゆたかな想像力・・・宇田川榕菴氏に大拍手!

今日は
ちょっこと故郷の「偉人」の、こんなお話しでした。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝


Vol. 2039 清水寺界隈探訪記!

2021年04月27日 17時25分32秒 | 旅行

ご存じ「清水寺」・・・この写真はお借りしました。

解説
清水寺は、京都市東山区清水にある北法相宗の大本山。山号は音羽山。本尊は十一面千手観世音菩薩。
もとは法相宗に属していたが、現在は独立して北法相宗を名乗る。西国三十三所第16番札所。
本尊真言:おん ばざら たらま きりく そわか
ご詠歌:松風や音羽の滝の清水を むすぶ心は涼しかるらん
:::: ウィキペディアより::::

世界文化遺産にも認定されている清水寺。
4月18日・・・大修理が終わったお寺を訪ねました。
簡単ですが下記に
2008年から始まっ大修理とは、本堂の屋根部分の改修工事(檜皮葺)清水寺境内・堂舎郡の解体修理、
及び半壊修理のことをさし、工事期間は10年以上、総額40億円をかけて境内の子安塔や阿弥陀堂、
奥の院に馬注(馬とどめ)といった重要文化財の工事。

特に屋根の檜皮葺。
この特殊な手法は日本固有のもので国外では類を見ないとか。
詳しくはURLをご参考に!
https://kyoto-note.com/kiyomizudera-koji/#toc1


見上げればますます美しい・・・樹齢400年になる欅を使用した木造建築。
この足組でよくぞ重たい建物を支えられること驚愕。
樹齢400年の欅(けやき)は建材として「400年」保つのだとか・・・
本堂の舞台は「白木」の欅の木目が美しく、土足で踏むのが勿体ないようでした。


音羽の滝・・・本堂の東北に位置している「パワースポット」
耐えることなく流れ落ちる三本の清らかな水は。黄金水、延命水と呼ばれているのですが。
コロナの時とて、素通りです・・・残念

     
     どなたもいません・・・普段は御利益にあやかろうと行列が出来るのですが
  
         
        違った角度から見上げる五重塔。新緑に包まれて美しい。

さて、観光客で賑わう清水界隈18日は、それでも結構な人出でした。
私たちはこの後産寧坂を下り、八坂の塔を望む辺りで「珈琲ブレイク」
 

  

その後降り出した雨に押されるように祇園方面へと、山を下ったのでした。
今回の旅友もRちゃんでした。

遠慮なく旅を楽しめる時が一日も早く訪れますように!

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝


     

Vol. 2038 瑠璃光院付帯の「ルイ・イカール 美術館」

2021年04月26日 17時41分10秒 | 旅行

ルイ・イカール美術館は瑠璃光陰の付帯施設としてアールデコ時代に活躍した
ルイ・イカールの作品だけを展示する美術館として2011年に開館致しました.

写真は「秋」の様子・・・・お借りしました。

ルイ・イカールはアールデコ時代にフランスで活躍した画家で、
時代の空気を今に伝える重要な作品を数多く残したのです。
イカールは華やかな女性たちを繊細で優雅なタッチで表現し、
 第一次世界大戦を生き抜いた独自の戦争観でエッチング作品を多く生みだしました。
でも、イカールの絵に出てくる女性は皆、妖艶な魅力をかもしだしています。

1950年62歳で没するまで、数々の作品を世に送り出し続けました。
作品の大半は銅版画で、複雑なテクニックを駆使し、手彩色を加えるなどして、
心理の微妙なきらめき、時代の趣味やリズムが生き生きと反映されたものとなっているのです。
*****以上コピペです*******************************

作品も展示室の素晴らしさも、感嘆ものでした。
何より写真OKが嬉しい!
玄関正面・・・緑の庭園を借景にして。自然を配する額縁。思わず声を上げシャッターを切りました。

全面ガラス張りです。

作品をどうぞ

敷物の「シロクマ」に驚いている「犬たちの様子」がユーモラス!


紫陽花に燕・・・なんだか東洋的!


疾駆するサラブレッド。騎乗している女性の何と魅惑的なこと~~~!

  

一部の作品です。
花々そして小鳥たち、犬たち、馬など・・・それぞれがとても温かい目線で描かれていて、私好み!


展示会場の豊かな空間。
見学者の少なさ(笑)・・・嬉しく心豊かな時間を過ごせました。


販売コーナーもモダンな感じに造られていました!

最後にこの生き物は「ネコ」かしら???と、
気になった作品!


さて、感嘆のままをアップ!・・・時を越えてなお、胸打つ作品を「芸術品」と呼ぶのでしょうか!

想い出の一コマをちょっこっと簡単アップ!

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝


Vol. 2037 五月のお手本仕上がりました!!!

2021年04月25日 18時49分55秒 | 四季の絵文

五月の風にのせて 今日もゆたかに 花におふ


麦の秋 よろこびは 野にも山にも


薫風に しなう柳に 見返りつばめ

長々と考え、考えあぐねて
やっと仕上げた三枚

マンネリの感が否めなく・・・

変化のない毎日って心の隙間に
面白くないなあ~~って風を吹かせるのでしょうか?

そんな気持ちが「作風」に出てはいないかと
気になる昨今です。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

中井悠石拝

Vol. 2036 八瀬「瑠璃光院」の光を訪ねて!

2021年04月24日 21時00分30秒 | 旅行

長年の念願叶って八瀬瑠璃光院を訪ねたのは小雨降る4月18日の朝でした。

大海人皇子(後の天武天皇)が壬申の乱で背中に「矢傷」を負われ、その傷を
当地の窯風呂で癒されたと伝わり・・・八瀬の地は古来「矢背」とも記されたようです。

山と渓谷が織りなすこの地にひっそりと佇む「瑠璃光院」は、近年春と秋の一般公開
により多くの参拝者を集めています・・・好季には1時間半待ちとか・・・

今回コロナのせいでもあり「開門時間前には10人ほど」待つほどもなく入場できました。
格調高い数寄屋造りの書院は「数寄屋造りの名人と称された中村外二」の手によるもの。


茶室です


「瑠璃の庭」一面に苔の絨毯で覆われた当寺の主庭・・・佐野藤右衛門一統作。

何よりも素晴らしいのは、拭き清められた「漆塗りの机と床に」映る「青楓の姿」




水の流れを龍に見立てた臥龍の庭


池の水面は小雨に揺れて定かには映っていませんが・・・青々と

悠然と泳ぐ鯉の「緋」の色との対比が見事!


と、しっかり堪能して後にしました
秋の「紅葉」もさぞかし美しいことでしょう・・・秋にも来てみましょう。

この院の周辺には意外にも「民家」が立ち並んでいます。賑わうときは「かなり騒々しい」かと
思いながら・・・・

この院には
京阪出町柳駅から叡山電鉄に乗り換え、終点の「叡山八瀬駅」で降ります。
駅を出て右手の橋を渡り、右手に折れて5分ほど歩けば院に到着です。

雨後の緑は清々しく、吹く風は少し湿り気を帯び、降ったりやんだりの
生憎のお天気でしたが・・・八瀬の風に吹かれて、心の洗濯も出来たのでした。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・





Vol. 2035 天龍寺・八方睨みの龍を訪ねて!

2021年04月22日 14時28分49秒 | 旅行

写真はお借りしました!
雨降りの4月17日…嵯峨野「天龍寺」を参拝!
法堂(はっとう)の天上画「八方にらみの龍」に出会うために!

この「雲龍図」は
平成9年(1997)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として
日本画家加山又造画伯(1927~2004)により描かれました。

天井に厚さ3cmの杉板159枚を張り合わせ、全面に漆を塗り、さらに白土を塗り
その上に直径9mの二重円相を描きその内に直接墨色で躍動する見事な八方睨みの
龍が描かれたのです。広さは縦(縦10.6m 横12.6m)

恐ろしい形相。架空の生き物であるのに、天翔て天空に生わします。
そんな気持ちにさせてくれます・・・龍神様は雨降らしの神でもありますから
今日の雨は仕方ないかな!
とてもゆっくり「龍様」と語り合えまして・・・満足!

天龍寺は「お庭も」素晴らしいのですが、時の花が咲き乱れて。でも今回はパス。
↓↓  この写真は6年前4月11日に参拝したときの物


天龍寺は1339年に後醍醐天皇の菩提を弔うため「夢窓国師」を開山として
時の将軍足利尊氏によって建立されたということです。

創建以来「八度」も大火に遭ったとか・・・なんと言うこと!
明治維新・蛤御門の戦いで、薩摩藩の砲火により「堂塔伽藍」のほとんどが
灰燼に帰したとか・・・・・なんと言うことをしてくれたのか。罰当たりな!


雨の日は、何となく動きも緩慢です。
写真を撮る手も鈍りがち・・・


駐車スペースも空いていました!

人混みの中で「コロナ」の心配するよりよかった・・・・と、言うことで!

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・ 



Vol. 2034 京都嵯峨トロッコ列車・乗車日記!!

2021年04月21日 18時41分51秒 | 旅行

写真は「令和元年5月」の写真です  お借りしました。
トロッコ列車とはJR山陰線の複線化により使用されなくなった線路を走り、
トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までを結ぶ・・・ディーゼル車です。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の保津峡の景色が楽しめる観光列車です。

4月17日・・・早起きして、乗って参りました。
お天気は生憎の雨模様、その上コロナ・・・のせいか?
信じられないくらい「ガラガラ」・・・いつもなら指定席券を取るのさえ難しいのです!


一号車には「私たちを含めて4名」おそらく全5両あわせても乗客数は
「10名足らず」かと、「何処でもご自由にお席を選んで頂いてかまいません」
・・・とのアナウンス!
これでは燃料代も出ないかなあ?と、思っていたら、
やはり午後からの二便は「運休」経営も難しい!!!


トロッコ嵯峨嵐山・・・を出た所です。


オレンジの印・・・ご存じ星野リゾート嵐山・・・
こちらへは「舟」でしか行けないのですよね!


車窓を流れる景色・・・なかなか上手く撮れません。これは保津峡駅
「途中下車出来る駅です」が、何方も降りません!


亀岡城主だった「明智光秀」も釣り糸を垂れたという「淵」
深さ「10メートル」とか・・・保津川下り、ここを通るのかな・・・少し怖いな!

と、そうこうしている間に「亀岡」駅に到着!



何故か沢山の狸ちゃんがお出迎え!
信楽焼と見受けましたが・・・何で亀岡に狸????


亀岡駅、食堂も土産物売り場も「お休み」
なんだ~~~!お茶も飲めない!!!駅の周辺は「田や畑があるのみ」
民家は遙か遠く雨に煙っています。折り返しで、帰った方が良い!

と、知りました・・・・次回はそうします!

さて、お天気の善し悪しで気分も左右される「観光旅行」ですが。
コロナ禍のなか、人混みの中に置かれなくてよかったと、捉えて
今回は「満足」いたしましょう。

沿線の木々も山々の木々も、雨に洗われて「清々しい若緑色」
浅緑・深緑・濃い緑・・・緑百色の旅を「目の保養」として
トロッコ列車の旅を終えたのでした。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・


Vol. 2033 ブルーボトルコーヒー・京都南禅寺店・訪問記!

2021年04月20日 12時07分28秒 | グルメ

ブルーボトルコーヒー 京都カフェ・こちらは A南禅寺草川町64・・・京都南禅寺店です。
建物は古い旅館をリノベーションしたとか。100年になるという「藁壁」が印象的でした。
途中、道に迷ってお店の方に迎えに来て頂きました。年とってなんでもがパッとひらめかなくなりました。

アメリカから上陸したこのお店!
京都には後二軒お店があります。
B
ブルーボトルコーヒー 京都六角カフェ三文字町226−1
C
ブルーボトルコーヒー 京都木屋町カフェ
備前島町310−2 立誠ガーデン ヒューリック京都 1F

:::::::::::::::::::::::::
私たちは、こちらでコースメニューを頂きました。
三種の厳選珈琲を頂けるのです。

こちらの二階が特別室!」靴を脱いで上がります。


こんな感じ・・・私たちはカウンター席で若緑に輝く楓を眺めながら楽しみました。

         
         バリスタの後藤さん・・・神主さんでもあるそうな!!

         
        一種目・・・ まるでカクテルのようですが「珈琲」です。
               FIZZ・フィズって言うそうです。
  
    
    二種目・・・NEL・ネルドリップ…抹茶寒天クリームぜんざいと合わせて
          さめにくい「錫」で出来た器。
          湯を注ぎ濃さを自分好みに薄めて頂きます。
    
    
    三種目・・・オージドリップ…桜バターサンドクッキー添え
    グラスの中には丸く形成された氷が入っています。ナカナカ溶けない…のですね!
    香りよく冷たすぎず…ああ~おいしかった!

と、こんな風に手の込んだ淹れかたの三種の「珈琲」を味わいました。
珈琲は「熱々」のお湯で淹れると「風味を失うそうです」・・・日本人は「熱々」がお好き
味も香りも「豆によって」「淹れ方によって」随分変わるのですね・・・
       心豊かに 別世界を楽しんだ一時でした
・・・気付けば規定時間の「1時間半」をとっくに過ぎていたのでした。

ご一緒したRちゃんがその道の「通」ですから、バリスタさんとお話しが盛り上がって
長話になるのも無理ないですよね!

Rちゃんのお陰で、新知識導入…おばさんは知らなかったよ!

お店は行列の出来る人気店ですが、16日は「雨の南禅寺」
人影も少なく、勿論観光客の姿とてなく・・・立ち並ぶ南禅寺名物湯豆腐のお店も
ひっそりとしていました。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・