中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 792 梅と語りに城南宮へ参りました!

2017年02月28日 19時57分53秒 | 日記
   
   京都の南方面にある「城南宮」は方除け(ほうよけ)大社。
   引っ越しの時「方よけ」のお札を頂きに行ったのは・・・40年前!
 
   今日は生徒さん達と総勢「7人で」観梅に・・・まいりました。
   梅は7分咲きと言ったところでした。

   
   空が綺麗でした。
 
   

   
   辺りの空気を淡やかな色に染めて、馥郁と香る「白梅」「紅梅」「黒梅」
   一輪一輪は主張がないけれどよく見れば、そこに本当に素晴らしい「宇宙」がある。
   創りたまいし神は素晴らしい。

   さて、城南宮と言えば「曲水の宴」で有名ですよね。
   毎年4月29日と11月3日に、神苑・楽水苑内の平安の庭で催される王朝時代を偲ばせる雅やかな行事です。
   琴の音色の中、平安時代の装束を身につけた数人の歌人が庭園の遣水(やりみず)という流れに沿って
   座に著き、水干姿の童子が川上より鴛鴦の姿をかたどった「羽觴」に乗せて流す。
   歌人は和歌を一首詠み、短冊にしたため、前を流れてくる羽觴を取り盃のお酒を戴くという
   王朝貴族の風流な歌会。

   TV放映もあるのでご存じの方も多いと思います。
   ↓こんな感じですね・・・写真はお借りしました。
   

   平安の雅を残す「城南宮」
   梅処ですが、椿も見事でした。
   椿と「梅を一輪」コラージュしてみました。(同じ椿ばかりかな?)
   
   
   庭には楓も多く、秋には艶やかな競演が目と心を楽しませてくれる事でしょう。

   城南宮は
   京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地

   交通の便は少し悪いのですが。
   是非お出かけくださいませ。。。清々しく、たおやかな風が吹いていますよ!
   3月22日迄だそうです。

   本日ご訪問くださいました「皆様」有難うございました・・・
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Vol. 791 京都が生んだロックな壁画師「木村英輝=キーヤン」

2017年02月26日 12時47分11秒 | 日記
   
   今日のジャポニカTVは「キーヤン」のご紹介。
   京都では知らない人はいないといわれる「絵師」

   
   1942年生まれ。
   元は ロックコンサートのプロデュースを手がけられていたとか。
   1970年代後半から1980年代は、広告やポスターのデザインも含めた
   コンセプチュアルデザイナーとして、また、様々なイベントの「仕掛人」として活躍。
   60歳を目前にして、それまでの自分の仕事が空虚で実体がないと思うようになり、
   絵筆をとるようになったと言うことです。
 
   努力や練習・・・そう言ったものとは無縁・・・感性と自己の持つ天性の才能だけで
   ・・・描いているよ・・・だそうです。

   確かに作風は個性的。
   象・虎・シマウマ・鯉・クジャク・亀・昆虫・ひまわり・蓮の花
   そう言った生き物や花が個性的に描かれています。
   

   販売されている小物。
   地下足袋・Tシャツ・食器類・傘・スカーフ・ネクタイ・・・など
     
 
      
 
   2005年1月 青蓮院門跡 華頂殿 襖絵 蓮 三部作
       
   こちらは以前、直接鑑賞。目の当たりにすると
   その独創性とお寺の荘厳さとが上手く融合している。そんな様子がじわっと伝わってきました。
 
   私などには思いも付かない作風ですが  
   独特のアイデンティティと強い自我、個性をそなえられ
   短期間で独自の作風を確立なさったのですから、やはりアーティストと呼ばれるに
   ふさわしい方だと思いました。
  
   ご興味があおりでしたら
   こちらのオフィシャルサイトへどうぞ
    http://www.ki-yan.com

   本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・・
   

   

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Vol. 790 日本の芸能「能」と「琵琶」

2017年02月23日 20時54分05秒 | 日記
     
   能「屋島 弓流」~観世流~より シテ・大槻文藏

   
   筑前琵琶「熊谷と敦盛」より 琵琶・奥村旭翠    

   先日NHK日本の芸能で放映された「能」と「琵琶」
   共に人間国宝に認定された
   「大槻文蔵」さんと「奥村旭翠」さん。
 
   一筋に生きてこられた人が醸し出す・・・強さと、優雅さと、謙虚さと漂う品格。

   磨き上げられた「芸」には人の心を魅了する、
   何か得体の知れない「神秘」「奥深~~いもの」があるのでしょう。

   見入ってしまいました。

   共に「よく知っている」下りだけに、余計に感じ入りました。
   全六巻「三日で」読み上げた平家物語・・・23歳の頃であったでしょうか。
   
   祗園精舎の鐘の声、
   諸行無常の響きあり
   娑羅双樹の花の色、
   盛者必衰の理をあらはす   
   おごれる人も久しからず
   唯春の夜の夢のごとし
   たけき者も遂にはほろびぬ
   偏に風の前の塵に同じ

   記憶の中に刻み込まれた冒頭の部分。
   人の世の「無情」が少しは、わかる。
   そんな年頃になって、余計に心に響いたのかもしれません。

   最後に能舞台の名称を
   

   

   こういった芸能を理解できる。
   子供達にも、そんな教育をして欲しい。英語教育も大事ですけれどね。

   本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・
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Vol. 789 最近気になる「ら抜き言葉」と「なので・・・」

2017年02月21日 12時04分02秒 | 日記
  
 
さて、見出しの写真と本日の投稿はなんの関係も無いのですが。

最近気になる二つのこと「ら抜き言葉と」接続語に使われている「なので」

この頃
「ら抜き言葉」という表現を耳にする機会も少なくなりましたね。
ら抜き言葉は着実に浸透してきているのでしょか・・・。
ではら抜き言葉とはどは。どんな言葉なんでしょうか。

代表的な三語を   正しくは
●見れる      →見られる   見ることができる
●食べれる     →食べられる  食べることができる
●来れる      →来られる   来ることができる

見分けるには「~することができる」
「~~することができる」と置き換えられる言葉には「ら」がはいるのですね。
文法的に言うと五段活用動詞の「可能動詞」ということでしょうか。

でも、「10時までに来れる?」とか「パジャマ独りで着れたね?」
などは、なんの違和感も無く使っていますよね。
最近のPCは間違えると「ら抜き言葉です」と注意してくれますが

さて、もう一つ気になる言葉「なので」
「なので」は、本来、「……なので」と、他の言葉の後につけて使います。
ですから、文章を書くときや、発表などの改まった場での、つなぎ言葉は
「だから」「そのため」を使うのが本来だと思い、子供たちにも
そのように指導してきました。

最近は「話し言葉」として「なので~・・・・・・」と使う人が増えて、
あっという間にその使い方が浸透しましたね。タレントさんは勿論。
各TV局のアナウンサーのみならず、NHKのアナウンサーでさえ使っています。

俳句の解説で有名な先生でさえ「お使いです」

最近テロップでは「ら抜き言葉は」訂正されて流れていますが・・・
「なので」はどうなるのでしょうね?

言葉も時代の流れの中で「変わって」ゆくのかもしれませんが、
なんだか気になり、耳障りな「ら抜き言葉」と「なので・・・」のお話しでした。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・・


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Vol. 788 弥生のお手本描けました!

2017年02月17日 18時53分08秒 | 絵文
   お手本は二枚・・・毎月用意します。
   描き方を説明しながら、まず生徒さんの前で描いてみます
   
   耳をすませば 春まだ浅いと 山の音

   二枚目は
   
   かたまって あわき光りの すみれ想(草)
   渡辺 水巴の句であったと思います・・・
   渡辺 水巴は結句を「すみれ哉」と詠んでいたと思いますが
   私流にかえました・・・

   スミレは、遠く万葉の時代から野に自生していたようですね。
   山部赤人の詠んだ
   春の野(の)にすみれ摘(つ)みにと来(こ)しわれそ野をなつかしみ一夜(ひとよ)寝にける
   万葉の頃は「濁点」がありませんね。
 
   春の野にすみれを摘もうとして来た私は、野があまりにも懐かしいのでここで一晩寝てしまったよ
   そう言った意味でしょうか。
   「すみれ」は現在のスミレの花のことで、花や若葉を食べることが出来たのだとか。


   どんな味?
   頂いてみたいけれど、綺麗すぎて頂くには勇気がいりそうです。

   

   
   この歌の歌碑が奈良市鹿野園町のケアハウス和楽園の入り口にあるとか。

   最後に私のネタ帳「10冊に」なりました。
   まだまだ続く私の歴史・・・まだまだ増えますようにと念じつつ。

   
   
   

   本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・・
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Vol. 787 洞窟オジさん!

2017年02月15日 18時31分24秒 | 日記

先日出放映された同名のドラマ・・・ほぼ実話なんだそうですね。
仕掛けた仕事を放り投げて「みいって」しまいました。
壮絶なお話しの「第一話」「第二話」・・・これは再放送ですよね。

内容
・名前:加村一馬さん。
・昭和:21年8月31日生まれ(70歳)群馬県大間々町生まれ。
・8人兄弟の4男坊。
愛犬シロと13歳で家出をし、足尾銅山で蛇やカエルを食べて生きる生活を選んで・・
以来43年間・新潟・福島・山梨・茨城を転々としながら人里離れた洞窟や山中の
ほら穴で暮らしてきたと言う…加村一馬さんの壮絶な生き方。
20歳代で「歯」はすべて失ったそうです。
一時期には自殺も考えたとがあったとか・・・

何度かTVドラマにもなったそうなんですが・・・。

一言では語れない壮絶な生き方。
第三話と第四話は「19日」午後3時から放映されるそうです。
是非観たいと思っています。

ご興味がおありでしたら
こちらへ↓
http://nm-ani.com/post-831/
あら筋が書いてあります。

今日「つたや」へ本を買いに参りましたら
書店にも発売元の小学館にも在庫がないとのこと
とりあえず探していただくと言うことで帰宅。

アマゾンで検索しましたら
なんと一冊「¥8000」以上
単行本・元値¥860のところ・・・¥2000以上!

待てないよ。Kindle・・・無料アプリで購入しました・・・早速読んでみます。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・・







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Vol. 786 京金網のお話し!

2017年02月11日 22時03分22秒 | 日記
   
   先日のTV放映の「おとなワーカー名鑑SP」は・・・京金網のお話しでした。
   見出しの写真は「焼き網」です。

 
主人公はこちらの方

お若い頃は(今でも十分お若いですが)一日中座って長時間の仕事。
その割には「お金にならない」手仕事・・・を継ぐつもりはなかったそうです。

別の仕事に就いていた彼でしたが
あるとき、ふと気づいたんだそうです。「今の仕事は自分でなくてもできる」
「自分にしかできない仕事に取り組んでみたい」

家業に戻ったんですね。彼は辻金網の「三代目」

手編みの金網・・・爪はボロボロに。
肩もバリバリに。

手編みの金網の一つ「豆腐掬い」

完璧な仕上がり。変えるところなどない、完成された形。
驚いたことに「型紙」に沿って編み上げて行くのだそうです。

    

  

菊模様の美しい仕上がり。
これですくう豆腐には「菊模様が」くっきりと残るのだとか。
しかしながら、手作りですから、やはり高価ですよね。すぐに壊れるようなものでもないし。
毎日使うものでもない・・・やはり贅沢品・こだわりの一品になるのでしょうか?

三代目を継いだ彼は
アメリカなど海外にも販路を広げているそうです。


最近オープンした出店
 高台寺 一念坂 金網つじ 
 住所: 〒605-0826 京都府京都市東山区 高台寺桝屋町362
 電話:075-551-5500

残して欲しい手作り文化。ささやかながら応援の意味も込めて、
一度お店をお訪ねしてみましょう。

本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・・・・


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Vol. 785 ゴディバ(GODIVA)のロゴに隠された深い意味!

2017年02月10日 19時21分18秒 | 日記
ゴディバはベルギーで創業した高級チョコレートメーカーで、
ベルギー王室の御用達とされているそうですね。

そのロゴとなっている「馬にまたがる裸婦の絵」
深い意味があったのだそうです。
fb友のRちゃんからのご伝授・・・そのお話をまとめてみました。  


こちらの絵は「11世紀のイギリスに実在したゴダイヴァ夫人を元にしたもの」
この絵は美談がもととなって描かれたのだそうです。

聖母マリアを崇拝する伯爵夫人であった彼女。重税に苦しむ領民の姿を見て心を痛め
夫に減税するよう何度もお願いするも、夫は聞く耳を持たず、しつこい妻へ難題をだします。
「お前が裸になって馬にまたがり、街中を闊歩しなさい。そうしたらお前の願いを叶えよう」

きっとこれならできないだろうと思ったに違いない難題でしたが、
「私が恥をかけば領民が救われるのなら」と彼女は裸になり、長い髪で体を覆い
馬に乗って街中を回ったのです。
領民達は「窓」を閉ざし、外に出ないようにして。彼女の愛と勇気に感謝したとのこと。

ゴダイヴァ夫人の愛情深さと勇気に感銘を受けたゴディバの創始者は、
その精神をチョコレートに込めるべく、彼女の名前を社名にし、
ロゴを作ったのだということです。


私も感動。 GODIVAのチョコ・・今日からは「新しい目と心と舌」で頂けそうです。

今日は耳より学問による
お話しでした。

本日ご訪問くださいました皆様・・・ありがとうございました・・・






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Vol. 784 檜皮葺のお話し!

2017年02月09日 20時57分08秒 | 日記
   
清水寺の本堂屋根・・・50年ぶりに葺き替えられるそうですね。
檜皮葺・・・50年も持つとは。驚きです。
またまた、調べてみました。

檜皮葺(ひわだぶき)とは、屋根葺手法の一つで、檜(ひのき)の樹皮を用いて施工する。   
日本古来から伝わる伝統的手法で、世界に類を見ない日本独自の屋根工法である。 
多くの文化財の屋根で檜皮葺を見ることができる。

檜皮を1.2センチメートルずつ、ずらしながら重ねて葺いてゆき、竹釘で檜皮を固定する。
軒先を厚く見せて重厚感をかもし出し、軽快で優美な屋根の曲線を作ることができる。

なるほど・・・確かに美しい技法です。

が、ここにも時代の波
樹齢70年以上の充分な樹径のある檜の減少。
原皮師(もとかわし)と呼ばれる檜皮採取の職人の減少などの課題がある。そうで、
今回も十分な檜の皮を集めるまでに8年を要したそうです。

  


   檜皮葺の屋根
   
   檜皮葺の知恩院大方丈

   
   最近の竣工例。和歌山電鐵貴志川線・貴志駅駅舎
   猫の「たま」が駅長に任命されて話題の駅ですね。
   いまは二代目「二たま」・・・になっているそうですが。

   「木」の国日本。
   気候風土に合った建築技法の一つ。
   守り受け継ぎ残していきたいものです。
   
   本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・
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Vol. 783 天皇家の紋章!

2017年02月02日 16時18分39秒 | 日記
   
    明治神宮の「吊り灯籠」の家紋です。
    天皇家の家紋は「菊花紋」で花びらは「16枚」と決められています。
    仏壇などにも「菊紋」は使われていますが、一般には「16枚」の花びらは使えないのです。

    菊の紋のうち八重菊を図案化した菊紋である十六八重表菊は、
    日本の天皇および皇室を表していて、俗に菊の御紋とも呼ばれていますね。
    
    図案化したものです。 

    親王などの皇族はこの紋の使用が1869年(明治2年)の太政官布告をもって制限されました。 
    1926年(大正15年)の皇室儀制令(大正15年皇室令第7号)13条発布を経て
    「十四裏菊」や「十六裏菊」に独自の図案を加えたもの(有栖川宮家・伏見宮家など)や
    「十六八重表菊」を小さな図案によって用いたもの(秩父宮家・三笠宮家・久邇宮家など) 
    を各宮家の紋としているんだそうです。

    菊のご紋の美しいこと


    各宮家のの紋章を調べてみました

    
    高円宮

    
    桂宮家

    
    常陸宮家

    
    秋篠宮家

    
    高松宮家

    
    有栖川家
 
    
    三笠宮家

   ::::::::::::::::::::::::::::::::
    各家には代々続く「家紋」があります。
    中井の家は「沢瀉紋」 
    
   
    女性が嫁入りの時にあつらえた「喪服の紋」や留め袖の紋は、
    代々女紋「母親の紋」を受け継いできたそうです。
    ちなみに私は「三ツ割桔梗」を母から受け継ぎました。
    

    今はこんな文化も廃れていますね。
    残念な事です。

    今日はこんなお話しでした。
    ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

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