チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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なんで:<体内に、38億歳の自分がいる>

2014-08-28 22:02:05 | ピンピン・コロリ
 地球上に、まず単細胞の生き物が生まれ、そこを出発点に多細胞に向かい、38億年の進化過程を経て現生人類となりました。 私たちはふたつの物語を生きています。

 生命系の主人公はマクロファージなのです。 白血球の分画に触れた際、顆粒球が60%、リンパ球が35%と、残りの5%を占めているのがマクロファージです。

 大きいという意味のマクロ、食べるという意味のファージで分かるように、白血球の中では一番大きい『貪食細胞』です。

 このアメーバのようなものが主人公なのです。 つまり、私そのものなのです。

 38億年の進化の歴史の中のプロセスで、終始一貫して姿を変えることなく存在し続けてきた『唯1』のものが、『マクロファージ』なのです。私たちの血液の中に存在しているマクロファージは、原始の姿そのままです。

 アメーバのような単細胞生物は、食べる・消化するというような生きるための機能すべてを1個の細胞でまかなっていました。

 次に消化のための腸を分化させた二胚葉生物に進化して、外皮(外胚葉)と腸(内胚葉)という構造を持つようになりました。 クラゲやイソギンチャクがそれです。

 アメーバは、増やした細胞の機能を特殊化し、外皮と腸上皮をつくりました。 体内つまり外皮と腸外皮の間の内腔では、原始マクロファージが動きまわっていました。

 単細胞時代のアメーバのように、原始マクロファージは、異物が侵入したところに遊走し、貪食して退治したのです。

 現在、血液の中に、顆粒球とリンパ球、そしてマクロファージが存在しています。 じつは、顆粒球はマクロファージの貪食性を高めた細菌処理のための白血球で、マクロファージから進化したものです。

 一方リンパ球は、マクロファージ時代に持っていたもう一つの能力、免疫能を高めた白血球なのです。



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