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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あと少し風よ一吹きうさぎ出せ   智恵

2016年09月25日 | Weblog
名月の夜、非情の雲が月を隠してしまいました。
風よ、もう一吹きして雲を吹き飛ばせ、
月の兎を見せてくれ!と。

俳句には季語が必須とすると、ちょっと問題が。
「兎」は歳時記では冬の季語になっています。
兎は、年中、野山にいますが、冬に「兎狩」が
行なわれたことから、冬の季語と分類されています。

  風よあと一吹き月のうさぎ出せ

月のうさぎ、とすれば良いわけですが、
それでは、この句の持っている謎解きの面白さが
失われてしまいます。
私は、このまま味わっています。   遅足


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