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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夕地蔵鬼灯一つ足元に  等

2019年09月08日 | Weblog

夕日を浴びた地蔵が赤く染まっている情景が浮かびました。
そして鬼灯の赤。同系色で揃えた一句だと思います、と紅さん。

子供の頃のことですが、お寺に六地蔵があり、
まずお辞儀するようにと、教えられました。
六地蔵が何者かを知るのは、後になってからですが、と結宇さん。

この句に詠まれたのは名古屋・覚王山日泰寺のお地蔵さま。
お堂などもあり、かなりの数にのぼるとか。
夕方、そのお地蔵さんの足元を照らすように鬼灯が一本。
上から下への動き、そして「鬼灯」という表記。
この世を超えた独特の世界を生みだしているようです。

同じ作者の作。

  木下闇地蔵の帽子漂へり

これも下五の「漂えり」に生の不安感が感じられます。(遅足)

 
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座興にて。 (殿)
2019-09-09 08:52:05
「地蔵の帽子」仏教の地蔵菩薩とすれば帽子より「頭巾」がふさわしいのでは…。座興として芭蕉の木下闇<こしたやみ>の句をご案内。「須磨寺や 吹かぬ笛聞く 木下闇」<笈の小文> この吹かぬ笛の主は「敦盛」。須磨寺は一ノ谷の戦いの場。芭蕉はこの句の半年後に奥州へと旅立ちます。
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