575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

毒溜め、が由来とか   鳥野

2010年07月20日 | Weblog
どくだみ、じゅうやく。耳に慣れて親し気な薬草です。


嘗ては、道端や庭の隅など、湿り気のある半日陰のどこにでも群生していました。
毒溜め、毒矯めが語源とか。

住まいや街の様子が変わって、見かけることの減ったものの一つです。

独特の臭気から嫌う人も多いけれど、古来、その薬効は十種あると珍重されてきました。

健胃剤のセンブリ、整腸薬のゲンノショウコとともに、3大民間薬。どこの家庭にも常備していたといいます。

どくだみの花は清楚で美しい。白い4弁の花と見えるのは、花ではなく苞。花は苞から突き出した棒のようなもの、
と教えられても、やっぱりワタシには、あの純白が花です。

  雨やまぬ一夜さクロスの灯を掲げ唯に人待つ十薬の花

                       鳥野
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