どくだみ、じゅうやく。耳に慣れて親し気な薬草です。
嘗ては、道端や庭の隅など、湿り気のある半日陰のどこにでも群生していました。
毒溜め、毒矯めが語源とか。
住まいや街の様子が変わって、見かけることの減ったものの一つです。
独特の臭気から嫌う人も多いけれど、古来、その薬効は十種あると珍重されてきました。
健胃剤のセンブリ、整腸薬のゲンノショウコとともに、3大民間薬。どこの家庭にも常備していたといいます。
どくだみの花は清楚で美しい。白い4弁の花と見えるのは、花ではなく苞。花は苞から突き出した棒のようなもの、
と教えられても、やっぱりワタシには、あの純白が花です。
雨やまぬ一夜さクロスの灯を掲げ唯に人待つ十薬の花
鳥野
嘗ては、道端や庭の隅など、湿り気のある半日陰のどこにでも群生していました。
毒溜め、毒矯めが語源とか。
住まいや街の様子が変わって、見かけることの減ったものの一つです。
独特の臭気から嫌う人も多いけれど、古来、その薬効は十種あると珍重されてきました。
健胃剤のセンブリ、整腸薬のゲンノショウコとともに、3大民間薬。どこの家庭にも常備していたといいます。
どくだみの花は清楚で美しい。白い4弁の花と見えるのは、花ではなく苞。花は苞から突き出した棒のようなもの、
と教えられても、やっぱりワタシには、あの純白が花です。
雨やまぬ一夜さクロスの灯を掲げ唯に人待つ十薬の花
鳥野
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