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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

2月句会の最終結果です。   遅足

2011年02月16日 | Weblog
暖かい一日。句会のお座敷を白い猫が覗いて行きました。
題詠は、朱露さんがトップ賞でした。
立雄さんの選句が届きました。

             

題詠「薄氷」

①薄氷や恋の話と死ぬ話(朱露)鳥野・値遇・静荷・亜子・麗子・遅足
②薄氷のさざ波放ち日へ放ち(値遇)結宇
③薄氷の融け行く昼や新塔婆(結宇)童子・能登・遅足
④薄氷を重ね汀を風走る(晴代)値遇・静荷・結宇
⑤薄氷をつついて波紋広がりぬ(麗子)能登・立雄
⑥薄氷を透かして覗く明日の先(郁子)朱露・狗子・晴代・麗子
⑦旗日(はたび)てふ言葉も聞かず薄氷(静荷)童子・鳥野・亜子
⑧薄氷の揺れて重なる雲と雲(亜子)晴代・郁子・麗子・立雄
⑨薄氷や男の指のほそきこと(遅足)朱露・鳥野・結宇
⑩薄氷に小石滑らすランドセル(立雄)朱露・愚足
⑪野の道の薄氷割りて児に還る(能登)愚足・童子・静荷・郁子
⑫うすごおりばりんとそらがうみとなり(童子)値遇・狗子
⑬薄氷触れる若さも無くしけり(愚足)狗子・亜子・晴代・立雄
⑭薄氷の風のなすまま乱れけり(狗子)愚足・能登・郁子・遅足

 
自由題
 
①咲きそめし梅老木の妥協なき(郁子)朱露・能登・値遇・亜子・立雄
②春を待つ人多くして絵画展(麗子)童子・鳥野・亜子・遅足
③春の雪街ふんわりと暮なずむ(晴代)愚足・童子・鳥野・値遇・狗子・郁子・麗子
④追な旦(あ)け門々(かどかど)に豆踏み分けて(結宇)静荷
⑤大厄の瘡蓋剥がる春立ちぬ(値遇)愚足・晴代
⑥花林糖食べ過ぎました春の宵(朱露)静荷・晴代・郁子・遅足・立雄
⑦春寒の穴一つある鳥の檻(遅足)値遇・狗子・亜子・結宇
⑧寒明けの茶の間を沸かす選挙戦(立雄)愚足
⑨白梅や秋篠寺に続く野辺(静荷)
⑩置物のやうに亀ゐて春の川(亜子)童子・能登・鳥野・晴代・郁子・麗子・遅足
⑪花頭窓影絵に映る鬼やらい(能登)結宇
⑫せせらぎの冬を消したるはるの音(狗子)静荷・結宇
⑬決心の息白く空冴えわたり(童子)朱露・能登・狗子・麗子・立雄


次回は3月16日(水)午後1時 東鮨

題詠は「春の花」です。
チューリップ、黄水仙などなど、お好きな花を詠んで下さい。

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黄色い椿     遅足

2011年02月16日 | Weblog
写真は、奥さんの友人が香港の動植物園で
撮影されたものです。

椿は日本の花だと思っていましたが、
アジアの各国にも分布しているんですね。

      

東京空襲忌の句を、一年前にブログに掲載しました。
最近、作者の岩淵さんからコメントを頂きました。
ありがとうございます。

インターネット時代ならではのことです。

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