goo blog サービス終了のお知らせ 

575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

1月句会の最終結果です。 遅足

2011年01月19日 | Weblog
1月の句会、時間を昼、会場を伏見に変更しました。
9名の出席で賑やかな会となりました。
立雄さんの選句が届きました。


題詠『大寒』

①大寒のゴルフ百八叩きけり(朱露)値遇・遅足・立雄
②大寒やメトロノームの音響く(麗子)狗子
③大寒の火鉢に焼べる秘めし恋(値遇)愚足・能登・郁子
④大寒やいっそう硬きコンクリート(童子)値遇・朱露・晴代・麗子
⑤大寒の日暮石焼芋の声(静荷)亜子・立雄
⑥大寒やかくも背丈が縮むとは(立雄)愚足・値遇・童子・亜子
⑦大寒や銭湯に行く下駄の音(亜子)童子
⑧大寒の折目就職情報誌(遅足)鳥野・静荷・狗子・能登
⑨大寒や御幣白白境内社(晴代)遅足
⑩大寒の十二神将眉上がる(狗子)愚足・結宇・鳥野・朱露・晴代・遅足・亜子・静荷・能登・麗子・郁子・立雄
⑪大寒や経読む息の揃いたる(能登)結宇・童子・晴代・狗子・麗子・郁子
⑫大寒や航跡長く雲向こう(結宇)朱露
⑬父思う大寒の風呂長きこと(愚足)結宇・鳥野
⑭大寒や震え掲げる受験絵馬(郁子)静荷

 大寒やいっそう硬きコンクリート
   作者としては、アスファルトを誤まって、
   コンクリートと送ってしまいました、と連絡がありました。
   コンクリートでの選句でしたので、そのまま掲載させていただきます。


自由題

①炎にも口あり笑ふどんど焼き(亜子)結宇・童子・朱露・晴代・遅足・静荷・立雄
②春隣一足早く伊達直人(静荷)値遇・麗子
③寒鰤へレモンの光滴らす(遅足)朱露・晴代・静荷・麗子・郁子・立雄
④火の粉浴び野良駆け回るどんどの子(立雄)郁子
⑤かるた取り諸国祭礼おぼえけり(晴代)狗子
⑥二人して飽かず眺むる朝の雪(能登)愚足・値遇・童子・遅足・亜子
⑦年開けて子の帰り行く破れ(ヤレ)案山子(結宇)能登
⑧プール歩行万歩を超えて日脚伸ぶ(愚足)能登
⑨話すこと話さないこと冬の鯉(童子)結宇・鳥野・朱露・狗子・麗子・郁子
⑩雪明り長くなりたる父の眉(値遇)愚足・鳥野・静荷・立雄
⑪冴え返る遠き雪山近くなり(麗子)
⑫三年の女子とべい独楽ぶつけあう(朱露)
⑬寒鯉のゆるりと向きを変えにけり(狗子)愚足・結宇・鳥野・童子・晴代・亜子・能登
⑭母と娘(こ)の秘密厨であくをとる(郁子)値遇・遅足・亜子・狗子

番外   初句会揃いて昼の顔となる

次回は2月16日(水)午後1時 東寿司
題詠は『薄氷』です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒夜白み高圧線の烏浮く    朱露

2011年01月19日 | Weblog
        東二百米に八十米の鉄塔が立つ。
        空が白み始めると烏どもが並ぶ。
        集まらない朝があるのは何故だ。
        更にどう連絡するかも知りたい。

               


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする