おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

「谷中ぎんざ」「よみせ通り」「戸野廣浩志」・・・(谷田川跡をたどる。その1。)

2013-08-29 19:12:42 | 河川痕跡
 今回は、JR日暮里駅から駒込駅までの探訪。谷田川(藍染川)跡をたどりながら、北上。
 区界も文京区と台東区だけではなく、荒川区もあり、北区も豊島区も参入してくるという、複雑な地域。川筋の跡をたどるため、周囲より低いところ、低いところとたどって北上していきますが、途中、区界が複雑に紛れ込んできて、そっちの探索の方に、ついつい。
日暮里駅から西に向かうと、階段・「夕焼けだんだん」にぶつかります。その下が「谷中ぎんざ」(商店街)。夕方、この階段に座って、谷中銀座方向を見ると綺麗な夕焼けが見えることから、一般公募で選ばれた名称だそうです。
狭い道路の両側に小さなお店が並んでいます。観光客目当てのお店が多い感じ。
北区と文京区の区界が商店街の一角に。手前が、荒川区、向こう側が台東区。上野の山から続く台地のへりにあたり、西にある本郷台地との間にはさまれた地域。この先に「谷田川」が流れていました。
「谷中ぎんざ」の突き当たりが旧谷田川沿いの「よみせ通り」。右が台東区、左が文京区。谷田川(跡)が区界になっています。
前回の「枇杷橋」から北のところ。商店街が続きます。右が台東区、左が文京区。
向かいのお店の店先に「落語寄席」のお知らせが。

初代古今亭 菊之丞(ここんてい きくのじょう)
落語協会在籍。
2003年9月 真打昇進。
2013年3月 平成24年度 芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞
 売れっ子なのか、8月の日程はびっしりでした。そういう方の古典落語を身近に聴ける、いい機会ですね。

 ここで「魚貝三昧彬(あきら)」の宣伝。(携帯で撮っているときに、魚屋から出てきてぶつかった方が、ご主人だったので)「ぐるなび」より。


 店の隣は実家の魚屋、その利点を最大限に生かし安価で新鮮な旬の魚料理をご提供致しております 
 「大胆なものは大胆に、繊細なものは繊細に、素材に手を加えすぎないよう」をモットーに旬の魚の刺身、焼物、煮物、 揚物メニューを中心に、旬の野菜を使った料理もご用意しております。
 魚料理に合う日本酒10数種類や本格焼酎も取り揃えております。
 小さい店ではのきめ細やかさで、メニュー以外でも出来るものは調理致します。
 2階は座敷になってますので各種ご会合にもご利用下さい(5名様以上の場合はご予約をお願い致します)。

にも紹介されています。

 その2階の座敷で開かれるらしい。

両側に商店が建ち並んでいるというわけではありません。
所々少し道がカーブしていて、かつての水路を想像させます。
「戸野廣浩司記念劇場」。

戸野廣浩志
 広島県出身。劇団青俳所属で、ピー・プロダクションの篠原茂プロデューサーの起用を受け、テレビ番組『快傑ライオン丸』のライオン丸のライバル「タイガージョー」こと虎錠之介役でデビュー。主役であるライオン丸を上回る人気を集めた。
 1972年に同番組のロケの宿泊先である滋賀県彦根市の国民宿舎湖城荘で夜、スタッフらとの酒席で泥酔し、風呂場に迷い込んだところ誤って転倒、ガラス戸に突っ込んで脇腹を切り、湯船に落ちて出血多量で死亡した。享年25。

 以上、「Wikipedia」で調べましたが、まったく知らなかった! 「怪傑ライオン丸」というTV番組も。
 しかし、若手の演劇人たちが彼を偲んで今も関わっていることは、すばらしいことです。
正式HPより。
えらく熱いテンションです。第3回目を迎えるとか。熱い思いが伝わってきそうです。
こんなポスターも。「若姫劇団」。「地域密着型大衆演劇」とありました。 
愛望美さんのブログでの自己紹介(勝手に引用させてもらいます)

 谷根千の愛姫・愛望美として東京都台東区谷中にある戸野廣浩司記念劇場をベースに地域密着型大衆演劇をそして地方へも行きさまざまな舞台を繰り広げております。
 沢山の方と出会い大きな市民会館、劇場、そして小さなライブハウス、健康ランドなどなど全国的に沢山の舞台に立たせて頂きました。・・・

 いろいろなところで、いろいろなかたちでお芝居が成り立っているのですね。「学生演劇」にかかわってきた一人として、プロとしての根性に声援を送ります。

「道灌山通り」を渡ったところから来た道を望む。
「今昔マップ」より明治末頃。大きいが道灌山。現在、開成中高がある高台。小さなが後の「西日暮里駅」。「道灌山通り」は高さ20㍍以上あった道灌山を東西に切り開いた。赤点が撮影地点。斜めの青線が「道灌山通り」、西北にカーブしている道が「不忍通り」(すべて後のもの)。上野から田端へと続く台地の一番狭まったところにあたる。標高は、撮影地点が6㍍、「道灌山通り」の切り通し付近で9㍍。西南の本郷台地の最高地点は、「吉祥寺」付近で23㍍。
通りを渡ると、商店は少なくなります。大きなマンション工事。来た道を振り返る。この道もやはり「谷田川」跡。左が台東区、右が文京区。しかし、左手前の住居表示は「荒川区」。「台東区」が剣の切っ先のように、「道灌山通り」を越えて入り込んでいます。
間違いなさそう。「谷田川通り」と標識に。この先には「矢田橋」が。このおうちの住所は「荒川区」。
「谷田川通り」がそのまま区界というわけではなく、ちょっと道からはずれてカーブして細い路地へ。右が「荒川区」、左が「文京区」。
この狭い路地は右に曲がって元の広い道へ戻る。左が「文京区」、右が「荒川区」。
左手前の家は「文京区」、向こう側は「荒川区」。

 ところが、広い道を越えて区界が入り込んでいます。
正面のお店と数軒が「文京区」に属しています。裏手は、「荒川区」、北隣は、「北区」。???

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