おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

新宿御苑。下の池。上の池。・・・(「渋谷川」を遡る。その4。)

2015-10-12 13:32:59 | 河川痕跡
 この辺り、「新宿御苑」から「渋谷川」が暗渠になって流れ出るところ。園内からの写真。足元はふかふかの落ち葉に敷き詰められています。

    
        木々に覆われて、細い流れがある。

下の池からの落ち口。

 ここから上流に向かって「中の池」、「上の池」と遡っていきます。下の池と流れに架かっている橋が、

    

日本初の擬木の橋
 この橋は、日本で最初の擬木の橋と言われています。擬木とは、木の幹に似せてコンクリートや石でつくったもののことです。明治38年にフランスから買ったもので、3人のフランス人がついてきて現場で組み立てました。何度か修理されましたが、当時の姿のまま残され今日に至っています。

そこからの「下の池」。

 考えてみたら、「新宿御苑」に来たのはいつだったか、思い出せないほど。こういう機会でもなければ、と。散策している人もけっこう多い。特に外国人の姿が目立ちます。それにしても豊かな自然です。

                      

中の池。

    

「上の池」手前にあるのが「旧御涼亭」。

    

新宿御苑旧御涼亭
 この建物は皇太子(後の昭和天皇)御成婚記念として台湾在住邦人の有志から贈られたものである。旧御休息所の平面形状に卍形のモチーフが見られるなど、清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式(中国南方のピン南建築様式)の特徴が現れている。
 わが国では、大倉集古館(1927年築、東京都港区虎ノ門)と並ぶ本格的中国風建築物である。
 平成の保存改修工事では、屋根まわりの形状を創建時の姿に復元するとともに、耐震補強を行い、あわせて、破損・腐朽部の修繕を実施した。

HPより)

    

上の池。
    
                           満々と水をたたえる。

この池が園内では「渋谷川」の最上流。

裏手(西側)に回ったところ。

    
 この付近にも小さいながらも池があるようです。

 水源は定かではないが、かつてはもう少し西にある「天龍寺」内のところから湧き水が流れ出していたとか。

 「渋谷川」の水源としてもう一ヵ所、園内にある「玉川上水」を引き入れた「玉藻池」があるようです。そこからの下水(したみず)が「天龍寺」からの流れと「御苑」の東南付近で合わさって、南に流れていった、と。

 次の機会には「玉藻池」までの探索ということになります。さらに、「明治神宮」からの支流など、「宇田川(初台川)」や「河骨川」(童謡「春の小川」)なども探索の対象になりそうです。

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