百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

両輪操業。

2019年01月28日 | 百伝。

雪積る寒い冬は、百島が恋しくなります。

でも、北陸を案内するならば、雪景色の時季が一番好いかもしれません。

共感という言葉の感覚。

・・・気を引き締めないとね。

生きている途中で、誰と知り合い、誰と同じ時間を過すか。

それによって、運命は自ずと決められてしまいます。

去年まで、10年以上、逝くのが間近い高齢者を見守っていました。

今年に入って、老いゆく高齢者の皆さんを見守っています。

ホテルのような施設のロビーで、同じテーブルに坐って、会話をすると同じ立場で共感することが多々あります。

受け身のままで、物事を考えてしまいます。

「次の楽しみは、何が食べられるのか? 何が飲めるのか? 何をしてくれるのか? 誰か面白いことを言ってくれるのか?」

とにかく、期待だらけの時間が、高齢者の頭の中で、ゆっくりと流れています。

共感感覚です。

自分では、何もしたくない、何も決められない・・・まさしく高齢者の認知の始まりが垣間見えます。

人間は起立して歩かないと、自立とは、そういうものだと教えられる日々です。

坐るのは、心を落ち着かせるため。

寝るのは、身を休めるため。

禅問答ではありません。

介護業界も、国からの補助がないと、施設経営も厳しいというのが事実。

・・・ほんとうかな?

これに共感すると、自転車操業に巻き込まれます。

自転車を長く全力で漕ぐ人生の余力は、ありません。

介護の現状の世界を、単純に学びたい、自分たちの再生のために。

春になれば、バイクに乗りたいものです。

身体と心は、自分の両輪。

バランスよく操業しないと、人生の終わりが、想いとは程遠いゴールになってしまいます。 

リラックスという癒しの時間。

ストレッチという励みの時間。

リハビリという再生への両輪操業です。