百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

寄り添い物語

2012年09月13日 | 百伝。
福井県に名田庄(なたしょう)村という場所がありました。

現在は、合併して福井県おおい町名田庄になりました。

おおい町は、作家水上勉さんの故郷で若州一滴文庫があり、あの大飯原発があるところです。

名田庄は、京都府に近い山間部にあります。

名田庄は、陰陽師安部清明とも関わる、一度行くと、また行きたくなる・・なかなかの印象深くなる地域です。

その名田庄診療所所長中村伸一さん(49)が、地域医療の医師としての半生をつづった著書「寄りそ医」が、ドラマ化されました。

今月16日、23日の両日に、NHKのBSプレミアムで放映されます。

ドラマタイトルは、「ドロクター ~ある日、ボクは村でたった一人の医者になった~」。

ドロクターは、地域の方言で「ちょっとヤンチャな奴」という意味で、ドクターと合わせた造語です。

中村医師とは面識も無く全く存じませんが・・こういう人間も居る、こんな生き方もあるということで、福井のお国自慢として紹介させていただきました。

付け加えるならば・・

百島診療所のドクトル次田さん、ナース田中さん、キャプテン漆原さん・・彼らの半生ドラマは、「寄りそ医」から「寄り添い物語」へと続く・・もっと深くて大きいドラマになるかもしれません。

いつか、それぞれの夢が叶い、実現されますように。