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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

白河夜舟

2007年12月18日 | 千伝。
昨日は、小生の51歳の誕生日でした。
午前、健康診断。午後、歯科で最終治療。
その後、「ユーロへの挑戦」(H.ティートマイヤー著)を読み始める。
いつの日か、アジア統一通貨は、誕生するのだろうか・・。

昨日の夕方から今日の午後まで、徹夜仕事でした。

歴史は、夜の世界に創られます。

鳥は空を飛べるのも、魚が海の中を自由に泳げるのも、努力したからではありません。
そのように神から創られたからに他ならないのでしょう。

人間に生まれたのも、努力したからでもありません。
人間に創られたからに過ぎません。
故郷に生まれたのも、都会をめざしたのも、海外をめざしたのも・・
魚が群れるように、鳥が編隊を組むように、自然の成り行きに過ぎません。
 
人間は、努力とか忍耐とか、やたらに修行やら苦行やらが、目標を達成するための必須の手段のように言いますが、鳥は海の中には住めないし、いくら努力しても、トビウオ以外の魚は空を飛べません。

自分が、鳥か魚か、自分が一番得意な資質を生かすことが、つまり、一番好きなことをやり続けることが一番なのでしょう。

誰か忘れましたが、確か「嫌いなことには一切手を出さない」という事を言った人がいます。

食事は好き嫌いがないほうが良いですが、仕事は好き嫌いをはっきりしたほうが良い結果を生むようです。

人生は、興奮です。
人間は、少なからずとも興奮を求めて生きています。

眠いときに飲んだコーヒーを思い出してください。 
初めて飲んだ珈琲は、ネスカフェのインスタントでしたが、初めての異文化の興奮が、味以前に存在しました。

ハッカにも興奮しました。
大人の香りは興奮です。
悪い意味では、お酒もたばこも、大麻も興奮です。
競馬もパチンコも相場も興奮です。

興奮という刺激が、静かな人生に加われば、完成でしょう。

今日、息子から「しらかわ」に連れて行ってほしいと頼まれました。
「飛騨の白川郷」の写真を撮りたいとのこと。

「しらかわ」と言えば、京の「白河夜舟」の話を思い出しました。

道に迷うことなく居眠りもせず、自分の道をただ一生懸命に生きることが、今の自分にできること・・人生には、興奮が必要です。

まわりの人の為に、今は何もできていないけれど、いつか役立つ人間になることを目指して頑張ってみせましょう。

日常は、昼の世界に創られます。

奮起できる時間が多くありますように♪