Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

文保寺(2014年3月22日参拝)

2014-04-26 | 仏閣
二村神社を後にし文保寺へ向かう。

文保寺には文保寺川を挟んで二つの参道があるのですが、
車は行け無さそうだったんで歩いていくことに。


丹波方面で紅葉の名所といえば高源寺の名が真っ先にあがるが、
去年に文保寺・大国寺・高蔵寺が「丹波篠山もみじ三山」を発足したとか。

パッと見、杉の木はいっぱい林立しているが、
モミジがあるようには見えませんでした。

ただ紅葉谷を目指してカエデ等の広葉樹の植栽をしているそうです。

ちなみに11月は入山料200円が必要とのこと。



所在地:兵庫県篠山市味間南1097
宗派:天台宗
御本尊:千手観世音菩薩、聖観世音菩薩
創建:大化年間(645年頃)
開山:法道仙人



【縁起】


大化年間印度より法道仙人来朝され、
自作の聖観世音菩薩を本尊として聖備山長流寺を開基されましたが、
承平年中(935年頃)平将門の乱で堂宇は焼失。

聖観世音菩薩は灘をのがれ今田本庄の里にお祭りされていた。
その後、正和年間(1312年頃)花園帝によって再建され、
慈覚大師作の千手観世音菩薩像を御本尊として安置し、
聖観世音菩薩とあわせて二体のご本尊を今に伝えています。

文保年間(1317年頃)宝鏡寺門跡一品親王により
寺号「文保寺」直筆の勅額を拝受し以後、松尾山文保寺と改めています。

文保寺は隆盛の頃二十一坊を数えましたが、江戸時代中頃に六ヶ坊となり、
現在は観明院、大勝院、真如院の三ヶ院が塔中寺院として残っています。


【仁王門】




二村神社の第二鳥居の前にあります。

室町末期に鎌倉の建長寺を模して建立されたと伝えられていましたが、
兵火にあい焼失、天正末期に再建されたもの。


【仁王像】





【惣門】



【参道】


横に見えるのが二村神社の参道と朱橋です。

ここから500メートルぐらいでしょうか、
坂道を歩いていきます。

結構しんどいです。

反対側の参道だと一ヵ所狭い場所がありますが、
そこさえクリア出来れば車で行けます。


【観音堂】






本堂になります。

3つの塔頭が管理されているみたいですね。




秘仏聖観世音菩薩と千手観世音菩薩は厨子に安置されているようです。

脇侍として不動明王、毘沙門天、本堂の両奥には薬師如来、聖観世音菩薩、
祀られていました。


【法道仙人塔】



【鐘楼堂】


山の中ですので遠慮なくファイト一発撞いておきました。


【鎮守社】




愛宕社と山王社。


【全景】


ここが一番奥になりますので、
参拝後は反対側の参道を歩いて塔頭巡りをします。


【林城院】


傳教大師像が祀られているそうですが、
どう見ても廃寺のように見えます。(^^;


【真如院】
御本尊阿弥陀如来。

塔頭寺院の一つで通称上寺と呼ばれています。




山門。



位牌堂。



今日はお留守のようでした。


【大勝院】
御本尊十一面観世音菩薩。

塔頭寺院の一つで通称中寺と呼ばれています。




山門。



位牌堂。
御本尊の脇士仏として、虚空蔵菩薩、不動明王、地蔵菩薩、釈迦如来等の諸尊を奉安。

庫裏には阿弥陀如来、傳教大師像が祀られているそうです。


【觀明院】
御本尊阿弥陀三尊仏。

塔頭寺院の一つで通称下寺と呼ばれています。




山門。





位牌堂。
檀信徒各家の別仏壇を設けている位牌堂は滅罪回向の道場なっています。



十三重塔。





弁天社。
白龍弁財天が祀られていました。



子安地蔵尊。

庫裏には十一面観世音菩薩、毘沙門天、吉祥天、元三大師像が祀られているそうです。

こちらも御不在。


御朱印についてですが、
紅葉の時期に文保寺・大国寺・高蔵寺を三つまわると最後に、
「もみじ三山朱印」をいただけます。

恐らく普段もいただけるんじゃないでしょうか。