Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

東福寺塔頭 龍吟庵(2013年11月30日参拝)

2014-01-17 | 仏閣
今日の東福寺はさすがに観光客が多いけど、
3年前の見頃の時よりも人が少ないので楽だった。

あの時は余力が無くなったほどだったが、
今日は余力充分なんで東福寺の塔頭巡りをしてみよう。

まずは塔頭第一位の龍吟庵へ。



【偃月橋】


広い境内の中にある本坊の裏手に回ると、
渋い橋が見えてくる。


【洗玉澗渓谷】


紅葉を見ながら真っ直ぐ進むと龍吟庵に到着。

入口の右側には塔頭の即宗院山門が見える。

後で参拝することにしよう。


所在地:京都府京都市東山区本町15丁目812
宗派:臨済宗東福寺派
御本尊:宝冠釈迦如来
創建:正応4年(1291)
開基:無関普門



【歴史】
東福寺の第三世住持無関普門によって創建され、
無関普門が病に伏せて死するまで住んでいた塔頭である。

昭和三十六年竜吟庵の庫裏の北側の地中から、
無関普門の遺骨が入った銅骨蔵器発見された。

禅家高僧の骨蔵器に相ふさわしく何の飾り気もない簡素なもので、
中世の墓制を知る上に貴重な資料として注目をあびるにいたった。
国師の墓下の石櫃に納置してあったものである。

方丈は応仁の乱以前にさかのぼる室町時代初期に建造された
現存最古の方丈建築とされ国宝に指定されている。

普段は非公開寺院であるが秋には特別公開している。


【中門】



【落葉】







【庫裏】



【表門】


シンプルな無の庭のアクセントとなる美しい紅葉と渋い重文の表門がいい。


【龍門の庭】




龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿を
石組みによって表現しているそうです。

この庭は京都の中であっても屈指のレベルの高さだと思います。

写真が上手く撮れてないので申し訳ないですが、
ここは是非とも実際に見ていただきたいです。


【不離の庭】


無関普門が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、
二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという故事を石組みで表しているそうです。


【開山堂】


無関普門の像(重文)が祀られているそうですが、
開山堂は非公開です。


【御朱印】


書置きをいただきました。


国宝の方丈は庭に下りないと撮影出来ないが、
当然のことながら庭に下りることは許されないので撮影出来ませんでした。

内部も撮影禁止でしたが、三つの庭を撮影出来たのが何よりでした。