先月のコト。
古い、カセットテープの山から1本を抜き、何気なく聴いた。
どうやら、報道カメラマンに、その長い人生の軌跡を聞いているものの様だ。
が、いつ、録音したのかさえ、記憶にない。
勝山なんとか、と。
ボールペンで書いて、年数経て、消えかかった文字から、わずかに、読み取れる。
水俣病の患者、公害、そして、60年代から70年代にかけての、学生運動を、モノクロで、撮り続けてきた、と。
熱い息吹を持った報道、社会派一辺倒と思いきや、途中で、ニール・ヤングの名前が、本人から、不意に出てきた。
日本国内での、ニール・ヤングのコンサートのステージの写真を撮った。
その縁で、ボブ・ディランが、日本国内で、初めてコンサートをやることを知り、社会派へと寄せる思いが、湧きあがったのか、趣味か、ディランと親しいと聞いた、ニール・ヤングに、直接、手紙を書いて、送った。
日本での、ディランのコンサートをやる際、自分に撮らせてもらえるように、連絡をとってもらえないだろうか。お願いします。連絡、待っております、と。
・・・・・・・ところが、待てど、暮らせど、返答は無いまま、日数だけが経っていった。
結局、勝山自身の力量と、交渉力と、実力で、ボブ・ディランの、全国内ツアー、並びに、アメリカでのツアーも、撮れたという。
あの、気難しく、とんでもなく、ワガママな、ディランに、少なくとも、気に入られたようだ。
へえ~、と。
で、彼のコトを、検索。
勝山泰佑(かつやま ひろすけ)と言う名前。身を挺して、危険な目にも、あいながら、撮りまくった、激烈で、燃え盛っていた学生運動の写真展を開き、報道写真業界での評価は高い。
なんと、昨年の12月28日に、この世を去っていた。74歳であった。
そうかあ・・・・・・・。ひょっとすると、撮影現場での排尿の大変さなど、語っていたことからして、生前最後の、ロング・インタビューであったのかも知れない。
では、ボブ・ディランと、ニール・ヤングの、今は?と。
検索し、追い続けていくと、なんと、7月14日。
25年振りの、共演を果たし、アイルランドで、ステージに、立っていた。
しかし、仕事場にいながらにして、ソレを鑑賞出来ちゃった。
右の、ボブ・ディランにいたっては、すでに78歳。
日本の「フジ・ロックフェスティバル」にも、その前に出たそうだが、版権の問題なのか、まったく、放映されず。
会場で観た人間は、ディランは、、その時も、ギターではなく、このような、エレキピアノか、なんなのか、その前に、座っているが、とても、巧みに、弾いているようには、見えない。
ステージ中央に出てきた時も、ギターは無し。
マイク・スタンドの前で、立って、歌うだけだった。
今後、のステージ、どうなるのか、わからない。
なにしろ、極め付きの、気まぐれな人物だから。
さてさて、このようにクリアに、まるで、オフィシャル・ライブのようなステージは
すでに、熱烈ファンは、御存じだと想っていたら、観た人数は、意外や少ないうえ、寄せられた感想は、全部外人、英語、
こりゃあ、日本のファンは、観ていないな、知らないな。
ならば、記事にする価値は、充分、あると想い直した次第。
検索は、「ニール・ヤング&ボブ・ディラン 共演 7月16日 中村明美の、ニューヨーク通信」で当たり、
紹介している3本の動画のうち、最初の1本が、映像も、音声も、クリアで,良い。
あとの、2本は、別会場のステージも有り、さらに、隠し撮りの為、冷や冷やしながら、観るカンジ。
好きな人は、そのまんま、追っていくと、ディランは、ギター弾いてもいないのに、動画に、弾いてる音や。クチの動きと合わない歌が流れたりして、苦心惨憺している、ファンの想いが、透けて見えて、苦笑いした。
ともかく、知らない人には、一見の価値あると、思われます。
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上記、2人が、73と78歳なら、あの、「ザ・ローリング・ストーンズ」の面々は?
そう、思い立ち、追っていくと、
心臓の手術をした、ミック・ジャガーが、76歳。
キース・リチャーズ、75歳。
ロン・ウッド72歳。
そして、ステージで、どんなハプニングが起ころうとも、淡々と、平気な顔して、ドラムを叩きそうな、チャーリー・ワッツなんか、ディランと同じ、78歳にもなっていた。
、まあ、病み上がりとは、とても想えない、ミック・ジャガーの動き、アクションの、相変わらず、かっちょいいこと!
とっても、76歳には、見えまへん。
歌ったのは、「ハーレム・シャッフル」。
キース・リチャーズが、テキトーに弾いている・・・ように見えるが、カッコ良さも、健在。
ミックジャガーの、心臓の手術経過などを観たため、スタートが遅れたアメリカツアーを、行なっているさなかの
8月3日の、ニュージャージー州の模様が
「ザ・ローリング・ストーンズの記事」の、先頭、。
「ハーレム。シャッフル」の文字が入っているものを選択し、記事のなかの、you tubeを、チェックすろと、5分ほどだが、わずか、1週間前のステージが、たっぷり、自在に観ることが出来ました。
この記事に喰らいつく年代は、中高年か、相当熱烈なフォーク&ロックファンと想われます。
まあ、お楽しみ、戴ければと・・・・ にしても、この記事の6人もの、70歳代。
現役、バリバリでした。
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