<以下の長文記事 2014・8・2 記>
1引き分けと、2敗。
たったの、ホントに、たったの1勝も出来ず。
それが、すでに忘れかけたかも知れないが、「2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会」での、サッカー男子 日本代表チームの、隠し様も無い戦績だ。
「もう、僕の言うことなんて、何を言っても、誰も信用しないでしょうね」と、言った、自信過剰で、世界中のどのチームに入っても協調性無しの、ごう慢、口開けポカン坊や・本田圭佑。
ミランに戻っても、試合で、パスボールが回ってこない。チームのストライカーとも全く見なされず、加えて、チームメイトにも嫌われている、まぎれも無い証拠だ。
そりゃ、当たり前だろう! 今大会でも、やってしまった。猿でも反省出来ると、いうのに。
サッカーは、1人で出来るスポーツではない。11人でやる、ということを、今1度、勉強し直して欲しい。
パスが回って来なければ、ボールを、蹴る事すら出来ないことを、勉強し直さなければ、世界のどのチームに所属しても、クビと、移籍が続くだろう。
ウンコ色のスーツを着て、夜でもサングラスをかけるという珍妙・奇異なセンスを合わせ持つ、この男。
むろん、クチはだらしなく、開けたまま。
「お前の言ってたことは、口ほどにもない、口先ばっかり!と言われても仕方ないですね」
今にもポロリと地面に落ちそうな、病気のせいのギョロギョロ目でうつむき、惨敗で1次リーグ敗退が決まった後、珍しく弱気で、正直に話した。
その通り!今、気付いたの? 28にもなって、やっと?
何も、ここから、ア・ホんだの批判を繰り広げようと言うのではない。弱かった、世界の壁に、軽くはじき飛ばされた選手たちの象徴として、冒頭に挙げたに過ぎない。
一方の、敗軍の将、アルベルト・ザッケローニは、多くを語らず。
元々、ワールドカップ ブラジル大会までと、2年更新を重ねた末の監督契約であったこともあり、ひっそりと、目立たぬように、惨敗の翌日の6月25日。当たり前のことながら、辞任合意。選手たちに別れを告げ、そのまま、さっさとイタリアへと、帰国。
「くわっ、くわっ、くわっ!」と、カラス叫びのゴール・キーパーコーチ陣らも、何も語らず、帰国した。
それもまた、当然。大会前から、この惨敗、1次リーグ敗退は、透けて見えた。
そう言い切れるくらい、大会前までのザッケローニの指導力は低く、弱く、合わせて、本田を含む選手の能力に期待出来るものは、正直言って、カケラも無かった。
そのうえ、なにより、強化担当で、技術委員長の原博実が、グラウンドに姿を見せることは、少なかった。
いわば、雇った方の責任者にも関わらず、もう、万事おまかせスタイル。加えて、両者間の意思の疎通は、まるで無かった。
そんなことは、試合と、合宿の練習ぶりをつぶさに見ていれば、シロートでも分かる。
なぜ、そういう事実と、見通しが、一切報じられなかったのか?
何かというと、無節操に「わっしょい」「わっしょい」と神輿を担ぎたがるサッカー担当記者たち。
彼ら、彼女たちに漂う気質に加え、9割の記者が、終始キチンとメモを取りながら、選手と監督・コーチの動きを見ていない、チェックしていない背景があるからだ。
その間、では、ナニをしているのか?
練習会場には来ている。上司に言われて、来ている。お仕事、だから。
で、目はグラウンドの方をぼんやりと見てはいるのだが、親しい記者と、雑談に興じている。メモは、一切しない。
その状態で、どれほど練習ぶりがアタマに刻まれるか? これを読んだ方は、試しにやってみるといい。
まったく、アタマに入っていないことに、がく然とするはずだから。
携帯電話で、たわいもない会話している者。メールを、ひたすら打っている者。
グラウンドを離れ、タバコを吸いに外へ出続ける者。自販機で、飲み物を買い、外で休む者。
冷房・暖房が効いた記者控え室で、雑談したり、スマホの画面を見て、にやついている者。
控え室からは、グラウンドの一部しか見渡せない。
にしても、女性担当記者には、性格も含めたブスと、デブが多い。
記者がいっせいに群れる様にして動き出すのは、練習後。
選手と、監督の「コメント」を取る時だけ。決められた、そのスペース・通路に来てくれない選手が大半。
せっかく来てくださっても、シカトして、風のように通り過ぎるア・ホんだのような性格の男もいる。
へつらって、ういやつじゃ、と思われて、やっとコメントや、「独占」インタビューが取れた卑屈者が、評価される。
歪んだ、バカバカしい世界が、ハビエル・アギレ来日後の8月中旬から、また繰り広げられるはずだ。
惨敗した今だから、後出しジャンケンの如く、事実を書くのではない。
私の<リアル サッカー ルポ>を、さかのぼって読んで戴ければ、お分かりになるだろう。
いまさら言うまでもなく、スポーツは、何よりも第一に「結果」を問われる。
そこに至るまでの「ひたむきな努力」の形跡でもあれば、少しは違うが、その影すらも見えなければ、報じもしなければ、申し訳ないが、バッサリと斬って捨てるほかない。
だからこその、「スポーツ競技」なのだ。
アルベルト・ザッケローニを、大金を払ってまで招き入れ、「世界的に冷静に見るなら、弱く、非常に個々の能力も劣っていた」代表選手たち選出を容認しまくった、原博実(はら・ひろみ)専務理事 兼 技術委員長(強化担当)(写真左下)。
ブラジル大会の最終合宿地イトゥでの、最終記者会見で、ザッケローニは、こう言った。
「大会に向けての、戦略と、選手は、すべて私が選び、決めた」と。その、おまかせ「全権委譲システム」が、いかに結果ダメだったか?は、もはや、言うまでもない。
この原博実(写真下)。
頭髪も薄く、老けて見えるが、まだ55歳。
当然、その「結果無能」の責任を問われ、クビ、解任、すぐさま自ら辞任するべき。そう思っていた。
むろん、ホントに辞めるべきは、原だけでは無い。
大仁邦彌(だいに・くにや)会長も責任を取って辞めて、当然な人間だ。
川渕”首領”三郎に可愛がられたから、その地位に就けただけの人物。リーダーシップが無いのは、自らも暗に認めるヒトなのだから。
何も、一蓮托生論理で、クビ!と言っているのでは無い。
実は、どこも報じていないが、かねてから会長選出に関しては、不正と疑惑が、この6年、続いていた。
誰も求めてもいないのに、「キャプテン」と自分で勝手に呼称した、川淵”首領”三郎。2008年、6年もの長きにわたって君臨した会長職を退くにあたって、後任の新・会長選挙。
なぜか、非公開投票に。むろん、投票数も非開示。
その結果、就任したのが、犬飼基昭。
ところが、この犬飼。調べて見たが、投票数、1位どころか、3位にも入っていなかった。下位に、わずかに、その名前が残っていただけのヒト。
問い合わせると、「選挙の結果は、あくまで”参考”にしただけです」と、協会。あとは、ナニを聞いても、クチを濁した。
川淵は、新たに名誉会長職に就き、会長室を引き続き使用。入り口の看板を掛け代えただけで、居座った。
新任会長の会見の開始前、記念撮影には首領さまも、満面の笑みで登壇。
彼の一声で、新会長が産まれたという声が、秘かに投票者たちから、聞こえてきた。
犬飼は、背を丸め、なぜか小さくなっていた。
その背景と、問題点を、川淵の前に共に4年勤めた、長沼健と、岡野俊一郎に聞いた。
岡野は、何度聞いても、的を得ないあやふやな答えに終始。片や、長沼は、偉そうな態度で、答えを拒否し、逃げまくった。
そんな経緯で新会長になった犬飼なのに、わずか2年で辞任。
その次に会長になったのは、小倉純二。
これには、誰も異論がなかった。なにしろ、小倉、協会と、日本サッカー界のために、粉骨砕身。身を粉にして、本当に良く働いていた人。
世界中を巡り、交渉、根回し、視察と、汗をかきかき、「ワールドカップ 日本開催」に向け、当時、本当に獅子奮迅の働きをしていた。
日本に帰って来たときには、多くの記者がいつも取り囲み、最新情報と、談話をとろうとした。小倉もまた、時間の許す限り、正直過ぎるほど正直に、あらゆる質問に、誠実に答えていた。
実は、1位ではなかったものの、上位投票数を得ていたのが、小倉だった。
そんな小倉が、何故か、これまた、たった2年で辞任・・・・させられた。
で、今の大仁邦彌。
今、丁度丸2年。
前任に習えば、辞任時期。ましてや、惨敗の責任をとって、原と共に辞任となれば、世の筋道も通る。
ともに、自ら、決断するであろう。
フツーの神経を持ち合わせている人間なら。
そう、思っていた。
ところが・・・・・辞めない。
しぶとく、辞めない。
辞める気さえ無い。
高給だからか、肩書きに溺れているのか。一度、手にした権力・権限は、しがみついてでも、手放したくないのか・・・・。
なにしろ、日本サッカー協会の、今年度の事業収益、154億2162万9000円。受け取り補助金、6億1921万2000円。
そして、経常収益たるや、なんと183億7256万9000円にもなる、我が国最大、ダントツ1位のスポーツ競技団体。
1年に、3億円づつ収益が増えていっている。
2位が、日本ラグビーフットボール協会だが、6年前の総予算25億6136万円。
伸びたとしても、7分の1でしかない。ザッケローニに、ポンと毎年2億5000万円もの年俸が、払えたわけだ。
それで、目も当てられぬ惨敗。にわかサッカーファンにさせた日本国民の期待を、裏切った代償、無し。
知らんぷり。素知らぬ振り。
アルベルト・ザッケローニという指揮官の能力を見誤った開きめくら、なのに。自らの識見の無さについては、一切言わない、クチにしない。
その地位に、しがみついている。
この原。
専務理事になる前。在野にいた時は、夕刊紙に、結構マトを得た、厳しい指摘を、担当記者にしゃべっていて、記事化されていた。
自分が在野にいたままなら、「協会の責任」を問う論調を述べたはず。
ところが、自分が逆の立場に立つと、コロッとコロモをかぶって、クチを閉じる。
人間として、見下げ果てたヒト。そう、断じてもいい。
それだけじゃない。
いつだって、神輿担ぎでしかない、サッカー・マスコミ。とはいえ、この烏合の衆らもまた、責任を問わなかった。
先の7月24日。アギレの次期日本代表監督、正式就任の話しを番記者にした際、なんと、原の責任と、辞任を問う質問は、番記者から、全く出ないまま。
出ないんだから、話し様が無いという、言い訳も成り立ちはする。
ぬるぬる、ぬるぬる。べたべた、べったり。あほらしい、サッカー・マスコミ。持ちつ持たれつ。なあなあ。
ザッケローニは、契約満了。就任して、しめて10億円近くを手にした。
負けた要因を問うホコ先は、選手にだけ向いた。
あおって、あおって、勝手にめくら記事書いて、垂れ流して、期待させて・・・そして負けたら、叩く。敗因、したり顔で書く。その時になってから。
危惧は、事前に感じてない。ちゃんと、見てないから。
片手落ちじゃん!
おかしいじゃん!
歪んでるじゃん!
選んだ目がよどんで、腐っていた。
ヒト、技術、戦力を見る目が、カケラもなかった。
なのに、平然と生きて居る。腹を斬り裂きもせず。
すこし、重なるが、改めて書く。
7月24日の午後。今年8回目の、日本サッカー協会の「理事会」が、開催された。
しかし、43もあった協議・報告事項のなかに、見るも無惨な惨敗の責任を審議する項目は、1つも見当たらなかった。
誰かが1人でも挙手して、口火を切れば、それはおのずと自分に返ってくる。自分の責任も、間接的にせよ、問われかねない。だから、誰も、こわくて言えない、聞けない。
ぶざまで、汚く、ずる賢い理事ら全員。
原博実が、専務理事という任に就きながら、何にもせん、む。強化担当でありながら。その強化を真剣に考えて、手を打ってこなかったから、こんな惨敗を生んだ。
むろん、最大の原因は、弱い選手と、無策のザッケローニだったが、原は、そのザッケローニに対して、どんな態度をとったか。
その事実の一端を、以下、示そう。
今年、4月7日。千葉県下のサッカー競技場。
その日、日本代表入り目指して、追加招集されたJリーガーを中心に、いわばセレクション合宿の練習が行なわれていた。
以降、3日間実施されたのだが、その緊張感の無さと、だらけっぷりは、目を覆うほどであった。
その模様は、同じ通しタイトル<リアル サッカー ルポ>と、検索して戴ければ、読むことが出来るはず。
その初日に、何にも専務、理事(写真下。右側)が現われた。
時折り、理事や委員が、視察に訪れることはある。
例えば、上田栄治。
アルガルべカップへと向かう、なでしこジャパンの合宿を、客席の最上段から、じっと見つめていた。
私は、そういう人間を、決して見逃さない。極力、言葉を掛け、聞きたいことを聞き、疑問をぶつける。
この原、何にも専務は、積極的に視察を繰り返し、努力しているかのような記述がネット上にあった。
それ、大うそ。
例えば、この合宿。原がグラウンドに姿を見せたのは、実はこの日だけ。
翌8日も、そして最終日の9日も、来なかった。
そのうえ、7日に来て、やったことと言えば、ケガでリタイアし、別メニューをちんたら、ちんちんたら、ヤル気なしに、こなしている選手の手と足を止めさせて、とりとめもない雑談を、しただけ(写真左上)。
練習が終わったら終わったで、一番緊張感の見られなかった選手相手に、これまた雑談しただけ(写真左)。
その姿勢に、注意すら与えていない。
ましてや、4年後を見据えての視点など、見えもしなかった。これが、腐っても技術委員長 兼 強化担当?????????
こちらの方が、緊張感を持って、原博実が、どういう動きをするのか?を、見つめていたのに。
かねてより、選手とは、しばしば雑談を、原はする。選手の多くは、内心勘違いしてしまう。
俺、目をかけてもらっているんだ、と。
しかし、なんの意味も無い。まさに「雑」談。
一方で、ザッケローニと、接する時間は、たっぷりと、あった。
練習後。この輪の中に加わって、日本代表に追加招集してもいい選手が、果たして、いたのかどうか!? いたのか? いないのか? いたとすれば、一体誰なのか?
論議に加わってもいいはずなのに、いない。
イタリア語、話せない? 心配ない。右端に立つ、饒舌な日本人通訳がいる。
しかし、加わらない。
どこが、強化担当? 強化するの、今日か? 明日回し??
イタリア人コーチたちと、日本人の補佐・補助に、おまかせかよ? 原(腹)、立つう!
実は、ザッケローニと、ゆっくり話す機会はあった。
だが、互いに無言・・・・。視線も、交わさない。
コレ、だ・・・・・・。
意思の疎通すら、見えない。コンビネーションは、極めて悪い。この溝は、深い。
もう、すでにこの時期で、原の腹の中では、ザッケローニを見限っていたフシが、見られる。
ブラジル入りしたものの、「ワールド カップ」で2試合終えて、勝ち無し。
そうなって初めて! 原は、ザッケローニと、緊急話し合い。時すでに、遅し。遅過ぎる。
一度も二度も狂いを生じた歯車は、そうは簡単に噛みあわない。それどころか、もはや、この時点で、はずれて、カラカラ空回りしていた。
一体、原は、強化など考えていたのであろうか・・・・・・
理事会後に、原は、おかしな敗因を、クチにした。
「合宿では、もっと日本代表選手を、休ませた方が良かった」
鹿児島の指宿(いぶすき)で国内最終合宿が行われたのだが、期間中は、午前・午後と1日2回にわけて練習が行なわれた。それすら、バテさせた、疲れさせたと言うのだ。
そういえば、先のちんたらJリーガーたち。練習は午後の2時間から2時間半だけだった。
また、ブラジル国内に入ってからの最終直前練習地「イトゥ」の気候も、見誤ったという。
試合会場まで、移動に「5時間もかかってしまった」と、原。
トータル、「コンディション調整の不備があった」「選手たちを、疲れさせた」
馬鹿か!?と、想う。
どこまで、ちんたら、ちんちんたら、緊張感のカケラも無い、ラクな乳母日傘の、練習とはとても言えない練習もどきで、済ませようというのだろうか・・・
自らの責任は、一言もクチに出さず、こんなコトを、1次リーグ敗退の敗因に挙げる強化担当。
ところが、女子の「なでしこジャパン」
アルガルべカップに出発前。午前と午後。2回、練習していた。出発日だけ、午前。それも、明らかに男子よりも、御用達の男子大学生チーム相手に長く、厳しく、集中力を保って、やっていた。
1度、元来、同じフットボールと名の付く、ラグビー・フットボール日本代表の男女の各合宿を、サッカー男子日本代表選手たちに、体験させてみたらいかがだろうか?
練習開始は、午前5時半だ。ウエイトリフティングから、1日が始まる。起床では無い。開始時刻だ。言っておくが、女子もだ。
そのうえ、3部制。
午前・午後なんて、甘い考えは、そこには無い。
間に、ミーティングが挟まる。
入れ替え、交流を、してみて欲しい。ラグビー男子は、勝利だけでは無く、1・5軍のイタリアに押し勝つなど、日々確実に世界列強に、勝つチカラを身に付け始めた。
とりわけ、キッカーの要の五郎丸歩(あゆむ)の、「精度」。
中央、左、右、斜め、そして遠近の距離差をいとわず、パコーンと、ポールの枠内に蹴り込む。
「精度」抜群。
かたや、男子サッカーの、歴代日本代表。
枠内にでさえ、入らない。蹴り込めない。
「私が、ゴールキーパー代わりに、立っていてもいいくらいだ。飛んでこないのだから、怖さも無いし」と、書いたほど。
ドシロ~ト並みに、入らない。枠内、にだよ!
全体練習を終えたあと、選手間で談笑したり、コメントが欲しくて待ち構える番記者の前を無言で通り過ぎたりする選手はいても、宿泊ホテルまでの送迎バスの発車ギリギリまで、シュート練習を、もくもくと重ねる選手は、ただの1人もいない。
ちょいと10回足らず蹴って、失敗して笑い転げる選手は、いつもいたが・・・。
たま~に、成功すると、拍手が選手と観客席から、沸き起こる。殆んど、漫画。
原は、言う。
「キックの精度を、もっと上げるべきだ」
ならば、選手や監督に、シュート練習をしっかり時間を取ってするべきだ、と進言、提言、指示するべきなのに、一切していない。
口先、だけ。いい気なもん。
いまだに、全体練習のあと、送迎バスに乗りこむまでの、ついでにシュート練習やっているだけ。
「ボールを送った後の、攻め方が出来ていない」
その通り! なのに、見てるだけ。ザッケローニに伝言すらしてない。
スピード、速攻が売りのザッケローニだったが、目を見張る素早い攻めは、ついに見ることなく終わった。
攻めのパスではなく、パス回しのための、パス。逡巡しまくるパスばかり。
釜本邦茂に取材した際、彼もまた、その点を気にしていた。
女子、17歳以下の日本代表のパスを、見習うといい。アレで、世界と伍して戦える。
原は、個人能力の足りなさも、嘆く。
ならば、雑談ではなく、鍛えろよ、何にも、専務!
なのに、平気で、こう言ってのける。
「強化担当も、技術委員長の兼務も、きつくなってきたよ。出来れば、権限委譲したいね」
いえいえ、すべて、辞めて去って戴きたい。
敗因を、こと、ここに至っても、見極めて、整理出来ていない。
「イトゥで、少し負荷がかかり過ぎたかもしれない」
「もしかしたら、(チームと、戦略が)崩れていたのかもしれない」
かもしれない、というあいまいな分析。
「今回の戦績に関しては、申し訳なかったと言う気持ちで、一杯です」
本当にそういう気持ちなら、辞任し、去るべきだ。
だが、意地汚く、しがみつく・・・・
次期監督の、ハビエル・アギレ。アギーレという標記も目に付くが、この記事では、アギレでいく。
アギレは、原と同じ、55歳。ブラジル生まれだが、彼なりのスペインサッカーで、ここまでの評価を得てきた。
イタリア・サッカーから、スペイン・サッカーへ。どう変わりゆくか? 注目はしたい。
アギレは、グラウンドに入ると、見かけ温和から、一転、時には怒号混じりの厳しい指導・指揮ぶりを、かつて日本の北陸の地で見せた。
元・日本代表監督、イビチャ・オシムを、想い起こさせる。だが、力量は未知数といっておこう。
ザッケローニのように、力量とは無縁の、仲の良い一族郎党を引き連れ、潤沢に見えたジャパン・マネーを、しっかり食い荒らして行ったことを避けようと、コーチは、幾人か1本釣り。
ゴール・キーパー コーチは、元スペイン代表の、リカルド・ロペス・フェリベ(41歳)。日本人コーチも、参入させた。
にしても、原の無能・無策ぶりは、アギレとの契約&年俸交渉でも、露呈した。
交渉「技術」もまた、皆無。
スタートは、2億円から。そして、ザッケローニと同じ2億5000万円で落ち着くと思っていた。
ところが、したたかなアギレ。
原の足元を、見た。それほど、この俺を欲しがっているのか・・・・だったら、こう言って、吊り上げられるだけ、吊り上げてみよう。
「実は、他国の有力チームからも、監督に誘われていてねえ。そこがねえ、好条件でね。3億5000万円もの提示があったんですよ。どうしましょうねえ・・・・・」
この手法。殆んどの監督経験者が、やる手口。
とても、呑めない条件であった・・・・はずが、結局、他の人物には声掛けておらず、舐め切られた末に、3億8000万円で手を打った。
しかし、実際には、その他に、勝利給や、細かな手当てが付き、すべて成功、勝利に結びついたら、5億円近くに達する。
妻と、息子も東京に付いてくる。その住居は、都心の高層高級マンションが用意される。むろん、賃貸料金は、サッカー協会持ちだ。
「契約年数や、年俸は、明らかにすることは出来ない」
そう原は行ったが、事実経過は、上記の通り。契約は、更新含みの当初2年だ。
アギレにとって指揮をとる初戦の、9月5日、ウルグアイ戦は、文字通り「親善」試合。相手は勝つ気無いまま、前半くるはず。
そこをどうやれるか?まずは、お手並み拝見だ。
いやはや、交渉能力さえ無い、何にもせん務理事。
その専務。足元を見られた後は、足元をすくわれる事件が待ち構えているかもしれない。
この原博実。宴会で酒が入ると、酔った勢いで、スポーツ用品メーカーからもらった多くの商品を、「欲しい」とも言われないのに、どんどん、あげちゃう振る舞いを、しばしばしてしまう。
地位利用で、もらうことに慣れきってしまっている人間は、贈収賄の感覚も歪みがちになる。
まだまだ、一時の視聴率は取れてないとはいえ、番組ソフトとしては、捨て去りにくい「サッカー中継」。
その絡みで、テレビ局の営業や、さまざまなスポンサーが、こんな何にもせん務にも、ヨイショする。
おのれの実力と、勘違いし、接待、物もらいの乞食根性の深い穴に、止めども無く、堕ちてゆく。
かさばる物から、もらって困らない、かさばらない紙を、暗に、さりげなく・・・・・・
その紙一重のところに、立っている原。
不適切な行為を、してやしないか!? この先、してしまうんじゃないか!?
気になるところだ。
また、自他ともに認める、バカ息子の、原大悟。
明日、8月3日で26歳の誕生日を迎える。また、父・博実の不適切な行為が行われる可能性もある。
この大悟。かつての、まったく売れないお笑いコンビを組んでいた頃の芸名は、ザッケローニをもじって、「ザッケルゥ~ニィ」とまで名乗っていた。
2年前、親父から聞かされた吉田麻也の移籍話を、ツィッターで事前にばらして、親父をあわてさせ、今は、親の威光を借りて、サッカーコメンテーターの類いの仕事を、もらえている。
親父が辞めたら、息子も、たちまち無職に成り果てるであろう。
ましてや、スキャンダルでも起こしたら、致命傷だ。
ゆるゆるの、原博実のアタマのたがを、どなたかギリギリッと締め上げて「強化」して欲しいと、願うのみだ。