あの、舌禍(ぜっか)を超えた、馬鹿と見下されても、何度も何度も、ミス発言を重ね、漢字が読めず、カタカナ読めず・・・・トンチンカンな、大臣答弁発言を繰り返した挙げ句、2020五輪担当大臣を、やっとクビになった桜田義孝、69歳。
まだ、建設会社の経営者としてでなく、政治屋として、生き残っていきたいようで、この5月29日。
千葉市のホテルの宴会場で開いた、「政治資金集めのパーティー」で、またも、やっちゃった!
「最近、結婚しないでいいという女の人が増えているようですが、コチラに来ていらっしゃる方々の、お子さんや、お孫さんに、最低3人くらいは産むように、言って欲しい」
ンな発言したもんで、再び、その、立場を考えない、お馬鹿ぶりが注目されちゃった。
今度は、落選必至かも?
で、ん?と、気になったのが、では、このおバカは、自身に、子ども何人いるんだろう?と。
過去の経歴、プロフィールや、発言を追っていくと!
なんと!
3人いました。
順を追っていくと、長男、次男、そして、長女の3人がいた。
でも、自身の言葉を借りるならば、「最低」「最低」ラインのクリアに過ぎない、最低男、
とはいえ、3人はいた。
で、ふっと、想い起こしたのが、大阪に存命していた、中学校の校長さん。
当時、取材して、書いたモノ、あったっけなあ・・・・・と、検索し、再び、掲載することにしました。
まあ、ご興味のある方、お読みくださいな
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
≪ 2016・3・30 掲載記事 ≫
なんだか、一挙に「問題」解決・・・・・みたいに解釈されて、報道されてますけど・・。
わたしが、ゆっくり,じっくり取材を積み上げている間に、あらら! 3月31日付けで、大阪市立茨田(まった)北中学校の校長をあらがいもせず、おとなしく退職なさるとは!
ちょいと、待った! 茨田!
いやはや・・・・・「死んでも言えない本当のこと」や、「クチが避けても告白したくない、隠された真実」は、辞めたことによって探られることもなく、そそくさと自ら、闇に葬ってしまうわけね!
そう、この御方。ある意味、良くも悪くも「信念」「信条」に凝り固まったおヒト、寺井壽男(としお)。おんとし、61歳。
校長という肩書きが備わっていなかったら、アッパレな悪人顔。この目つきと顔つきと性格で、ずいぶん長き人生、誤解されてきただろうなあ・・と、取材してきて痛感する。
スタートは苦しい日々だった教師生活、しめて35年。昨年3月で定年退職。
先の報道を受けての大量の感想コメントのなかで、したり顔で、調べもせず、「退職金もらって」などと、誤解している者がいたが、すでに昨年春で定年退職した時点で寺井は退職金はもらっている。むろん、結構な額。この先、喰うには困らない年金も支給され続ける。
定年退職時、本人の希望で、大阪市教育委員会で認められ、「再任用」されて、校長として赴任したのが、大阪市鶴見区茨田大宮1丁目に建つ上記ガッコ(写真下)だったというわけ。
再任期間は、1年間。また続けたければ、教育委員会に申請し、認められれば、また改めて1年間、勤務出来るシステム。
さらなる退職金や手当ては、出ない。校長としての、所定の月給のみ、毎月もらえる。
霞が関に巣食う悪徳官僚たちのように、早期退職したのち、独立行政法人を、ロクに働かない名誉職のまま、非常勤で高月給を手にして、また理事長として退職金をせしめては、別の独法へと渡り歩く悪癖”渡り鳥”制度は、無い。
毎日、学校に良くも悪くも、迷惑でも、新任校長は顔を出す。
もはや、この記事を読んで下さる方々は、すでに、この御方が、今年2月29日の「全校集会」で、1~3年の全生徒、641人の前で、熱く語ったことを御存じであろうと想うが、問題視されたくだりを端的に抜粋する。
「女性にとって最も大切なことは、仕事でキャリアを積むこと以上に、子供を二人以上産むことです」
「子育ては、価値のあることです」
「そのあとで、大学で学べばいい」
まだ年端もいかない13~15歳の、特に女の子に、この「信念」のヒト、少子化を憂うかのように、熱く力説しまくった。
その発言を我が子から聞いた母親が驚き、問題視。
時置かずして、北区中之島1丁目にある「大阪市教育委員会」に、この事実を訴えた。
大阪市役所の中にある、市の教育委員会。その一件が、庁舎のなかに詰めている記者クラブに伝わるのに、さほど時間がかからなかった。
寺井壽男の名前と共に、全国に大きく波紋を広げたこの発言。その発言内容の是や非を問うのが、この記事の真意ではない。思想・信条は、あくまで自由だから。
何かと他の都道府県に点在する他の教育委員会に比べ、腰が重く、立ち上がらないココの教委。
調べたわたしにとっては、「驚異」「脅威」に感じた。
文部科学省は、各教委それぞれに、教師の起こした犯罪、及び不祥事についての判断と処分はまかせている。
なもんで、処分には、すんごい落差がある。
そんななか、大阪市教育委員会は、今まで驚くほど大甘な処分しかしてこなかった。興味のある方、異を唱える方は、検索を薦める。
そんな大阪市教委も、連日、抗議、同意、共感、などなど、市民の声が相次ぎ、さすがに重い腰を上げざるを得なくなった。
寺井に呼び出しをかけ、3月9日に事情聴取。
寺井は、庁舎入り口に詰めかけた取材陣を見やり、目をぎょろつかせ、憮然とした表情を浮かべ、呼びかけにも一切応えず、無言で教委の待つ部屋へと入っていった。
再三の取材申し込み要請にこたえるカタチで、ようやく寺井校長は、3月15日、午前。なんと自身の勤める茨田北中学校の空き教室に全員を招き入れ、一方的な長弁舌。
茨田で待った記者団。
その時の写真が、上記掲載のもの。
質疑応答、一切無く、黒板に自らチョークで書いたように、収入申告漏れがばれて、マスコミ上からは姿を消した、脳内科学者の茂木健一郎のことやら、ハナシは,あっちへいったり、コッチへいったり・・・。
しまいには、呼び出しが掛かって、市教委に赴いた自らの姿を、あの「走れ、メロス」のメロスになぞらえて、ヒーローもどきに、口角泡を飛ばす始末・・・・・・。
ありゃりゃあ・・・・・大丈夫かなあ、アタマ。
実はわたし、全校集会での寺井の発言を知り、ある疑問が浮かんだ。
彼には妻がいるらしい。すでに老い始めた61歳。子供はいるのだろうか?それも、2人以上が! もしいなかったら?
ソレは、寄って立つ、溢れる「信念」「信条」の発言の基盤が、ガタガタと音をたてて崩れることに他ならない。妻は、夫・壽男の言う「女性」以下!いわば、女性のクズ。見下げ果てた、侮蔑の対象に該当する。
言うことと、実生活は別。口先三寸でも良いじゃないか!文句が、あるか! みたいな詭弁は許されない。大きな、矛盾。
いわば矛盾が、背広着て、ガッコや、大阪の街を平気で歩いているようなもん。
寺井、種無し、では無いかもしれないが・・・・・・。
その真偽、事実を丹念に、ひそかに・・・・取材を始めた。
自宅を調べ上げ、周辺取材。親しいと想われる人に当たった。且つ、寺井がこれまで勤めてきた学校の当時の同僚教師や、知人らに。
いやあ、難航した。というのも、あ~ゆ~特異な「信念」のオヒト。今回赴任したガッコでも、帝国海軍が掲げた「旭日旗」を校門(写真上)に掲げた思想のヒト。
なかなか、本当に親しい人が少なかった。家族のハナシなど、あまりクチにしていない。
「そうやろ? 話さへんねん。テレビ見てわかるやろ? 性格に難ありやからなあ。人当たりが良くないから、深くつきあってる人、おらへんねん」
「さあ・・・・・なあ・・・・・。ただなあ、1人はおるって聞いたで。人づてにな」
「初めて産まれたと、喜んでいた記憶はあるで。その後は、聞かへんなあ・・・」
世には、手足が無くても、乙武洋匡のような、異常なドスケベもいるし、不妊治療の甲斐あってとはいえ、62歳にもなっても2人目産ませて頑張る、石田純一のような「文化」的種馬も存在する。
「いや、2人目はおらんはずやで。出来んかった、おらん、とか言うてた記憶あるもん」
たった、1人!?
え~っ!
先の授業会見では、3月11日に施行された「卒業式」では、1人1人に卒業証書を自ら手渡しで授与。
「全員が、澄んだ目をしておりました」と、記者団に向けて、長時間、熱弁続けた。漢字の書き方まで、自慢げに披露。記者団、疲労・・・・・。
いささか呆れ果て、疲れ果てた記者団。
止まらない弁舌を断ち切って、女性記者が思い切って寺井に聞いた。
---先生に、お子さん、いらっしゃるんですか?
「いますよ」
--- 2人以上ですか?
「・・・・・それは、デリケートな問題なので・・・・」
そう言って、寺井はクチをつぐんでしまった。
で、デ、デリケート!?
じゃあさあ、言葉尻をとらえるわけじゃないけど、自身ですら想うデリケートな問題を、平気な顔して、年端もいかない女の子たちに、きつく踏み込んで、まるで宣告のように言い渡したわけ!?
そりゃあ・・・・無いでしょう!
この瞬間、確信に変わった。寺井の子供は、1人しかいないな!と。
いれば、「おりますよ」と、素直に答えれば良いわけなのだから。
質疑はこれだけ。まるで、講演会。まるで、独演会。
こののち、また、寺井は、クチをつぐむ。
3月24日には、在校生を招集して「修了式」が行われた。
数日し、これまでの寺井校長の言動からして、にわかに信じがたい報道がなされた。
なんと、自ら教委に3月18日、「進退伺い」を提出。教委の方も、懲戒処分するまでには至らない行為のため、それを受け取り、再任期限である3月末で退職させる意向だというのだ。
ええっ!? あの、「信念」のオヒトが??????
本当かよ!?
だって、生徒は聞いていないというのに、ご本人は「6回に分けて、シリーズで話してきた」と力説する、オヒト。
教委に届いた問題視した電話についても、
「(直接、自分のハナシを聞いた)子供以外から出てきたもの。何か、別の意向でしょうね」と、自分をはめる謀略まで匂わせたオヒト。
それが、自分から辞める????
本人に、ガッチリ問い質さなければ。そう、想った。
学校に、電話を入れた。名前、職業を名乗り、聞いた。
---寺井校長センセいらっしゃいますか?
「ちょっと、お待ちください」
しばらく、待たされた。
「はい」
あれっ? 寺井の声と違う。
「ああ、わたくしは教頭の〇〇と申します。校長が自分は出たくない。教頭のお前が、代わりに出ろ!と言うもんですから・・・・」
厳命!か。寺井の性格らしいなあ・・・と痛感。苦慮してそうな、教頭の声。なもんで、ココで実名は出しません。
---では、仕方ないですね。聞く前に、ひとつ。教頭先生は、いつ茨田北中学校に赴任してきてらしたんですか?
「わたしですか? 昨年の4月からです」
---ということは、校長と同じ時期に?
「そういうことです」
---では、校長と教頭の業務連絡も含め、少しはプライベートなことも話しているかとも思いますので、お伺いします。調べた結果なんですが、確認します。寺井校長には、子供さん、お1人しかいないですよね
「お答え出来ません。お答えするな、と校長から言われております」
---・・・・では、報道でご存じかと想いますが、校長が進退伺を自分で出していると。本当なんでしょうか?
「それも、お答えできません」
---はあ? イエスか、ノーの問題ですよ。出していなければ、誤報となりますし
「それも含めて、一切、お答えしかねます。何も話すな、と校長からも言われておりますし」
---では、最後に。24日の修了式では、校長は生徒に向かって、どんなことを話されたんでしょうか? 公けに出来ることのはずですが
「それも、お答え出来ません」
自分は言いたい放題しておいて、ことココに至っては、教頭をタテにする人物。タテ突くわけではないが、これで、教職員33人を束ねてきた。深いため息が出る。
仕方ない。電話を切る。
では、と。教育委員会に電話を入れてみる。部署は、事務局の中の、教職員人事担当。つまり、教職員が起こしたことについて、教育委員たちに処分を審議してもらうための、検討材料を集め、提出するところと言えばいいか。
出たのは、若い女性職員。名前はいまんところ、出さないでおく。
---「進退伺い」を出しているとか、報道された、3月末で退任・退職するというのは、本当なんですか?
「わたしも、報道で知りました。しかし、こちらとしては把握しておりません」
---ということは、誰かがリークした? もしくは、想像で書いた、いわゆる飛ばし記事ですか?
「飛ばしという意味が、わたしにはわかりませんが、少なくとも、この部署では把握しておりません」
---では、現時点で、寺井校長の一件はどんな段階になっているのですか?
「処分内容も含め、審議に提出するかどうかについて、検討中という段階です」
先走った誤報か?とも思ったが、すぐさま書くのは止めた。
そして、先日。市教委は記者会見。
寺井壽男校長は、このたびの発言について、学校や市教委に多大なる迷惑をかけた。その責任をとって、再任延長届けを出さず、3月18日付けで「進退伺い」をこちらへ提出。よって受理し、責任を問うことなく、3月31日付けで退職します・・・という報告。
えっ!? 誤報でなかったら、わずか数日前の担当部署の係り員の答えは、何だったんだ?
会見でも、迷惑はかけたが、言ったことは今でも間違っていない。なので、謝罪するつもりも無い、と寺井校長は言っていたとのこと。
早速、同じ女性に電話を入れて、再度問い質した。
「今、やっとこちらもその会見内容の情報を共有出来たというところです」
なんじゃ、ソレ?
「会見に出たのは、ええと・・・・ちょっとお待ちください。・・・・・ええと、人事課長ら2名です」
---情報共有ってさあ・・・・・。そんな、1000人とかいる職場じゃないでしょう? 同じ階の隣の係りなはずでしょう? 縦割り行政の弊害が叫ばれて久しいけれど、一体、ナニやってるんですか?
「・・・・・・・・・」
ココでも、謝罪の言葉は聞かれず。最期まで認めず、抵抗。担当職員としては、無能か。子供は、まだ産んでいないような若さ。
なにやら、病巣が浮かび上がってきたカンジ。どっちもどっちの、縦割り、事なかれ主義。
教職員人事担当ではあるが、家族構成までは、知らぬ存ぜぬ。知らないそうな。いやいや、いやいや・・・・・嫌になってきた。