昨年の11月場所途中で、再び、右ひざを中心に、両ひざのじん帯を損傷・断裂してしまい、休場をせざるを得なくなってしまった、宇良。
土俵際のねばりと、驚異的逆転劇に、大相撲ファンを、連日、沸かせ、「サーカス相撲」とまで、キャッチフレーズを付けられた、この力士「宇良」。
上がるのは、大変だが、降りてゆく、落ちるのは、またたく間の、大相撲界。
今年の3月場所、5月場所。そして、前場所の7月場所も、全休。
番付けを、まさに、転がり落ちて行った。
さあ、正念場の、9月場所に、進退を賭けることになりそうな、宇良。
序二段中位の、36枚目にまで転げ落ちた今、宇良の今を、伝えておきたい。
すでに、車イスを使わずとも、歩ける。四股(しこ)も充分に踏める。
テッポウも、じっくり、腰を落とし、膝を深く折っても、支障無く、出来る。
すり足も、出来る。ひざや、ふくらはぎ、腰、太ももに、痛みは、走らない。
土俵で、力士相手に、稽古は、出来ている。
ぶつかり稽古も、下位の力士相手ながら、出来ている。
ただ・・・・・
本格的にか? となると、微妙。
激しく、ぶつかり、押し込まれ、土俵際のねばりが、何の問題も無く、強じんな足腰が戻り、何番も、しのげているか?・・・・となると、う~ん・・・・・微妙。
開幕は、あと13日後の、9月8日(日)。
思い切って、出るか?
もう、ひと場所、安心感を得て、万全の体勢を造ってゆくために、見送るか・・・・・。
最終的には、9月の6日の、取り組み編成会議の始まる午前中までに、休場届に、診断書を添えて、日本相撲協会に提出すればいいのだが、
たいがいは、5日のうちに決めて、提出をするか、しないか、決めるのが、ふつう。
ダヴァジャルガルのように、初日の取り組みが決まったのに、平然と、休場届けを、パシリ同然の親方に出させたワルもいた。
宇良は、どうするのか?
仕上がりと、不安払しょくする、気持ち次第だが・・・・
もし、休場したら、11月場所は、本当に、とんでもない、窮状に追い込まれることになる。
おそらくだが・・・・見切り発車も含め、出場に踏み切るであろう。
序二段クラス相手なら、ワザと、智恵で、しのぎ切れるのではなかろうか。
推測では、あるが、
あとは、決めるのは、宇良、本人の気持ち次第だ